【02.変な女〜MG〜】

MG「疲れた!って寒っ!」
WZ「うっせー。」

練習を終え、ジフニヒョンと一緒にバス停まで向かう。

あー腹減った…。

MG「あー、もう少しで冬休み終わっちゃうよヒョン!」
WZ「そうだな、っていちいち騒ぐなうるさい!」

そんなに怒らんでも…。
あー、また学校と練習の生活が始まるのか…。

「TOKIOじゃねー!」

は?
俺たちの少し前を歩く女が突然だけど叫び出した。

なんだあの女。頭大丈夫か?

MG「俺よりヤバいのいた。」
WZ「本当だな。」



クスッと笑うと、信号が赤に変わった。
それなのに、前を歩くと女は俯いたまま、歩いてて信号が変わったのに気付いてない。

いや、このままじゃ轢かれるだろ!

MG「ヒョン!待ってて!」
WZ「は?うぐっ!おい!」

ジフニヒョンに自分のカバンを預けて、前を歩いてる女のフードを引っ張った。

「…危なっ!」
「…ぐぇっ!うわっ、痛っ……くない?」

うわ…、勢い良く引っ張りすぎて、俺と女の体が後ろに倒れる。

俺の体は地面に倒れ、俺が助けた女は、俺の腹の上に座ってる。
何で俺が痛い思いすんだよ!

「…くっ、痛ってー!早く退け!」

ゆっくりと振り向く女。
すっげーアホづら。
でも、可愛いな。

「…いつまで俺に乗ってるつもり?退けって。」

そう言うと、みるみる顔が真っ赤になる女。
そこまで真っ赤になるか?ってくらい真っ赤になったかと思ったらほぼ俺から飛び降りるように退いた。

「わわわ!!!す、すみません!!!え、え、でも何で?何でイケメンオンザミーしてたの!?え!?」

え、土下座までしなくても…。
てか、日本語かな?

俺日本語分かんねぇ。

「あの!怪我とかしてないですか!?」

突然拙い韓国語が聞こえて顔を上げると、泣きそうな顔で俺の胸ぐらを掴む女。

うん、いや、この人色々おかしいよね。

WZ「おい、大丈夫かよ!って何してんの?」

女の人に胸ぐらを掴まれてる俺を見て驚くヒョン。

「うわわ!イケメンの次は天使ちゃん!」
MG「…ヒョン、何か凄い人を助けてしまったかもしれない。」
WZ「見たら分かる。」

いや、ヒョン笑ってるじゃん!

「あぁー!!!血、血が!?イケメンの手から血が!!!」

俺よりうるさい、この人。

MG「いや、大丈夫です。」
「いやいや、大丈夫じゃないです!5,000ウォンあるので消毒液とかもろもろ買ってくるので待っててください!」
MG「え、」

いや、そんな勢い良く立ったらパンツ見えるぞ。
凄い勢いで立ち上がり、信号の先にあるコンビニに走ってく。てか…

MG「あの子、5,000ウォンしか待ってないって言ってたよね?」
WZ「うん、遠足かよ。」

本当だよ。

WZ「で、大丈夫か?まじで血出てんじゃん。」

女と自分の体を支えようとして右の手のひらから血が出てる。
まあ、騒ぐほどの怪我ではないけど。

WZ「あ、出てきた。」

コンビニの袋を持って俺達に向かってめっちゃ手振ってる。
変な女…。

「お、おまっとさんでし…」
MG「お、おい!しゃがむなバカ!」

凄い勢いで走って戻ってきたと思ったら、これまた勢いよく俺の前にしゃがむからパンツが見えそうで慌てて顔をジフニヒョンに向ける。

ジフニヒョンも慌てて違う方向を見てる。

「どうかしましたか?」

いや、どうかしましたじゃなくてさ…。

MG「パンツ見えそーなんだよ!」
「あー!これ見せパンなんで大丈夫です!」

いや、大丈夫じゃねー!

「ちょっと滲みますよ。」
MG「え?はっ!痛っ!」
「ふはははは!」

いや、めっちゃ喜んでる…。
なんだよこの人…。

「はい!完成です!」
MG「ありがとって、何だよこれ…。」
「絆創膏ですけど?」

俺の手に貼られてたのは、子供用の絆創膏でキャラクターが付いてる。

MG「普通のはなかったのか?」
「ありましたけど?」

あ、やべ、こいつ…殴っていいかな?

WZ「つか、お前なんでボーっと歩いてたんだよ。」

呆れたように、ため息混じりに女に聞くジフニヒョン。

「そうだ!どうやって家に帰ろうか迷ってたんです!」

…は?

MG「何お前、迷子なの?」
「そのようです!」

本当にやべーやつを助けてしまった…。




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