【04.もはや女ではないのでは〜MG〜】
なまえと同じマンションだと発覚して、仕方なく一緒に帰る。
MG「おい。」
「ん?」
MG「寝るなよ。」
「無理、安心したら眠くなった。」
は?
いや、窓に頭ガンガンぶつかってるから。
「…痛い。」
MG「だろうな、こっちで寝ろ。」
「イケメン、ありがと…。」
まだイケメンかよ。てか絶対俺の名前覚えてないだろコイツ。
俺の腕に寄り掛かってスヤスヤ眠るなまえ。
こいつ喋らなかったら可愛いのに。
台無し過ぎるだろ。
…最悪だ。
MG「おい、起きろ!」
何で起きねーんだよ!
降りなきゃいけないのに起きないから、急いでおぶってバスを降りた。
までは良かったけど、コイツの部屋どこだよ!
俺もう腹減ったんだけど…。
日本人ぽい名字探すか…。
……これか?いや、でも違ったらな…。
もうここに置いてくか?誰か拾うだろ。
………はぁ…。
ポストの前でウロウロしてると、オートロックの自動ドアが開いて、小柄だけどイケメンなおじさんが出てきた。
なんかこの人見たことある気がするな…。
でもどこで?いや同じマンションだから会ったことあるのか…
『お!イケメンくーんってなまえ!?』
たぶん今のは日本語。なまえと同じイケメンって俺を呼ぶんだけどそもそもイケメンってなに?
てか…
MG「お父さんですか?」
『そうだよ!いやー!なまえに1日でこんなバチくそイケメンな彼氏が出来るとは!罪な女だな!このこのー!』
薄々勘付いてたけど、なまえの性格は完全に親父似だな…。
MG「いや、彼氏じゃないです。たまたま見つけて…」
『なまえが電話で長身イケメンと天使様に助けてもらったって言ってたんだよ!君だよね!?』
人の話聞いてねぇ…。
「…ん?あ、」
MG「お、起きたか?下ろすぞ。」
「ん。ってえ!?私イケメンの背中で爆睡してたの!?」
MG「はい。」
「あー!すみません!本当にもう死んでお詫びします。」
MG「いや、死ぬなよ。てか親父さんいるから放せ。」
俺の胸ぐらを掴んで謝るなまえは、ギロっとお父さんの方を見ると、何やら大声で叫んでる。
怒ってんだろうな。
それにしてもにぎやかな女だ…。
『ごめんよ〜!でもパパのお陰でこんなイケメンに出会えたんだからいいじゃないか!』
「でもバイオレンスだよ。」
MG「…今悪口言ったか?」
「言ってませんぬ。」
はぁ…。なんかどっと疲れたわ。
せっかく練習早く終わったのに、もうこんな時間だし…。
MG「じゃあな。」
「あ、帰るの?」
MG「腹減ったしな。じゃあな。」
親父さんに軽く頭を下げ、今度飯でも奢らせてくだせーって叫んでるなまえにはいはいと告げ、エレベーターに乗った。
いや、まじ今日は死ぬほど疲れた…。
WZ「どうなった?」
MG「なにが?」
WZ「なまえ。」
あー、あいつか…。
あの衝撃な出会いから1週間が経ったけど、あれからあいつとは会ってない。
MG「全然会ってない。」
WZ「そう。」
少し残念そうに俯くジフニヒョン。
え、なに、もしかしてジフニヒョン、あいつのこと気になってる系?
MG「気になってる系?」
WZ「なってない系。」
嘘つき!
まあでも、実際あいつとは会ってないし、まあ会ったところでただ挨拶するだけだろうからな。
WZ「でもさ、あいつめっちゃ歌上手くなかった?」
MG「あー、確かに。あいつ歌ってる時と黙ってる時は可愛い。喋ると…」
WZ「うざい。」
MG「それ。」
2人で笑い合ってると、が何の話〜とスンチョリヒョンとスニョンヒョンとウォヌも合流する。
その後ろから、ハンソラもやってきた。
MG「この前出会ったぶっ飛び女の話です。」
SC「何だそれ、彼女か?」
MG「いや、違います。イカれ女です。ね、ジフナヒョン。」
WZ「だな。」
俺とジフニヒョンの話に頭にハテナを浮かべてる皆んなに、あの日の出来事を鮮明に説明した。
HS「すごいぶっ飛んでる子だね!」
MG「まじすごいっす。」
WZ「ミンギュがお前!とか言っちゃうからね。」
SC「それはヤバいな。」
いや、ヤバいよまじで。
WN「その子何歳なの?」
ウォヌヒョンの問いかけにジフニヒョンが俺を見る。
俺はジフニヒョンを見る。
…え、知らねえ。
MG「知らない。」
WZ「俺も。まあ年下じゃない?ハンソラと同じかもっと下か。」
MG「ヌナだったらどうしよう。」
WZ「それは無いだろ。」
まあ、もう会う機会がないかもしれないけど、今度もし会ったら聞いてみるか…。
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