【07.完全に団子派です〜なまえ〜】

あの後結局ご飯をまともに食べられないまま、お昼休みが終わってしまった。

ミンジとユナにF4についてと、練習生とは何かについてみっちり説明され、なぜか説教された。

まあ、ざっくり言うとイケメンは凄いお方らしい。

出会った経緯とか、説明して何とか2人を落ち着かせた。
疲れたし、お腹空いたよ…。

ぐーぐーお腹を鳴らしながらなんとか5時間目を終える。
ユリは午後から病院があるからと早退。

だめだ、お腹空いた、お菓子買いに行こ。

MJ『オンニどこ行くの?』
「お菓子買ってくるー!お腹空き過ぎてお腹と背中くっついちゃう。」
YN『はは!迷子にならないでね!』
「おっけーい!」

2人に手を振り売店に向かう。
おーかーしー、あ、ポッキーにしよ。
こっちではペペロって言うのね〜。

ポッキーを売店のおばちゃんに渡す。

『1,500ウォンね。』
「はーい。…ん?」
『ありがと、ちょうどね。』

頭上から腕が伸びてきて、1,500ウォン払ったと思ったら私のポッキーを掴む。

振り向くと八重歯を出して悪戯に笑ってるイケメン。

「それ、私のポッキー!」
MG「飯食えてなかったから奢ってやる。」
「え!?いいの!?ありが…ぐおっ!熱っ!」
MG「それもやる。」

グイッと顔に缶を押し付ける。

「ココア?」
MG「そ。」
「太らせる気ですね。」
MG「要らないなら俺が飲む。」
「いや、飲む!あ、待てこら!」

中庭に歩いていくイケメンを追いかけ、ベンチに座ったイケメンの隣に座る。

プシュと缶を開けてココアを飲む。
あったけ〜沁み渡る〜。

「寒い日のココアは最高ですね!」
MG「おー、それは良かった。」

次は、ポッキー!

「ポッキーも食べよー!食べる?」
MG「ん、もらう。」

袋からポッキーを持っていくイケメン。
ポッキーを食べるイケメン。

んー、イケメンがアイドルの卵かー。

いや、確かにイケメンだよ。うん。くそイケメンだと思う。バイオレンスだけど。
背もバカ高いし、バイオレンスだけど。

食堂で見たF4もみんなイケメンでしたよ。

そんな人と庶民の私がこんなとこで一緒に居たらダメなのでは?
それにこんなところ誰かに見られたら、私が刺されるのでは!?

MG「…何してんの?」
「狙われてないか確認してんの!」

立ち上がって辺りを見渡す。

MG「はいはい、いいから座りなさい。ポッキー全部食うよ。」
「それはだめ!」

急いでイケメンの隣に座り、ポッキーを頬張る。

MG「お前さ、何でオンニって呼ばれてんの?」
「ん?だってオンニだもん。」

意味わかんねぇって顔で私をガン見するイケメン。
あ、そっか、もしかして私、何歳か話してなかったっけ?

「私95年生まれよ。」
MG「ふーん…は?嘘でしょ?」
「まじです。おおマジです。」
MG「ヌナかよ!」
「ヌナだよ!」

どうだ参ったかー!
はっはっはー!

MG「じゃあ何で一年にいんの?」
「あー、それはですね…」

それから、イケメンに私の韓国語問題を話した。

MG「なるほどね。まあ、学年一緒にだからなまえでいいよな。ヌナって感じ0だし。今更お前がヌナって言われてもギャグとしか思えないし。」
「いやいや、あるでしょ!ヌナ感!ほら、見なさい!この大人の女性ってかん…んぐっ!ごめんなさい。」

もう、このイケメンはすぐ人の頬っぺた潰しにかかるんだから!
やっぱりバイオレンスだ!

「でもイケメンがまさかF4だとは思わんかったよ。あの後わしは説教されたよ…。」

お腹空き過ぎて半分くらい意識飛んでたけど。

MG「F4って何だよ。てか、お前さ、俺イケメンって名前じゃないからな。ミンギュ、キムミンギュ。」
「キムミね。」
MG「ミンギュって言え!」

キムミンギュかー、そのうちこのイケメンはアイドルとしてデビューすんのかねぇ。
なんか、変な感じ。

MG「そうだ、お前何で学食で無視したの?」
「ん?何を?」
MG「俺の事。目ガッツリ合ったのに無視したじゃん。」
「え、いやしてないけど…。あ、ごめん、今日寝坊してコンタクトしてないんだよね!」

だからいつもより視界不良です〜。

MG「寝坊すんなバカ。」
「ヌナに向かって酷いわ!可愛くないわ!」
MG「うるせー!」

何だろうな、この雰囲気。
初めて会った時から、なんかしっくり来たんだよね。

ミンギュとも、天使ちゃんとも。
私変わってるけど、そういうのにはちょっと敏感だぜ?

「いくら外じゃないとはいえ、寒いなー!」
MG「あーもう!足!」

ユリとおんなじ事言うなこいつ。

「自動ドアなんだよ、この足!勝手に開くの!」
MG「やっぱお前スカート禁止!」
「制服どうすんだよ!」
MG「ズボン履け!」

キーンコーンカーンコーン…

…え?チャイム鳴っとりますやん。
戻らんと。

「よし、キムミ、もど…」
MG「お前次授業なに?」

次の授業?何だっけ?
ユリ居ないから忘れちゃった。

「……知らん。」
MG「バカだなやっぱり。サボるか。俺自習だし。寝るわ。」

そう言って人の膝の上に頭を乗せてくるイケメン改めてキムミ。
これは俗に言う膝枕ってやつですよね?

「……おい、そこで寝るな。凍死するぞ。」
MG「しないよ。ちょっと静かにして。」
「はい、すみません。」

……っていやいや!この状況どうにかしてよ!!!
こんなん誰かに見られたら…私の命が!!!

楽しいスクールライフが!
あ、ポッキー潰さないで。

「うわっ!急に起きんなよ!びびったよ!」
MG「寒いわ。」
「だろうな!」
MG「いどー」

今度は私の手を引いて校内に戻るキムミ。
ねぇねぇ、私まだ授業中だぜ?

入学早々サボりなんて、ヤンキーだぜ!

「ふふっ。」
MG「キモい、何笑ってんの。」
「ヤンキーだぜ。」
MG「はいはい。」

キムミが来たのは図書室。
でけー図書室。

「でっけ!」
MG「本当声でかいよ!」
「すみません…。」

図書室の奥の方にあるソファーにどすっと横になるキムミ。

「じゃあヌナは戻るよ。」
MG「自分でヌナって言うなよ。」
「キムミが言ってくれないからだぞ!」
MG「はいはい、ヌナ、お座り。」

体を起こし、自分の隣をポンポンと叩くキムミ。
なんだね、そこに座れと。

ココアとポッキーを持って仕方なくソファーに座ると、またキムミの頭が太ももに乗ってくる。

「そうか、ヌナに甘えたいのか。よしよーし。」
MG「ちげーよバカ!こうしてたら足開かないでしょ!じゃあ寝るから静かにしててね。」

………え、寝るの早くね?
すぐに寝息を立てるキムミ氏。

これ、そっと立ったらバレるかな?
いや、バレるよな。
くっそー!ヤンキーになっちまったじゃないか!

まあ、いいや、ポッキーたーべよ。






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