課せられた役目

「―君の欲しかった答えは出たかい?」


ベンチに座り、背を向けたままヘッドはなまえに問う。

「…うん。出たよ。やっと」

なまえは静かに答える。

「そうか…なら、俺もそろそろ戻ろうかな」

ヘッドはベンチから立ち上がると、んーっと身体を伸ばす。

「…けど君は、それを口にするつもりはないんだろうね」

ヘッドはちらっとなまえの方を見る。
その顔には微笑が浮かんでいる。

「…マンティコールを立ててあげたのよ。手柄を横取りしちゃ悪いでしょ…?それに―」

「彼女は“その為”に頑張ってるんだから…」

なまえは僅かに微笑む。

「そうだね…彼女には頑張って貰わないと。これから大切な役目が待っている」

ヘッドは少し目を細める。


「やっと、お預けになっていた次の祭りが始められそうだ」

「―きっと前以上に楽しい祭りになる」

ヘッドはそう呟くと、口端を吊り上げる。

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