覚悟

「―そういや、今日、スカーレットキスがサイバディの復元するんだろ?」


「あぁ、そういえばそんな事言ってましたね」

ソードスターが興味なさげに言う。

「へぇ。1番手を買って出るなんて、そーとう焦ってんだ」

キャメルスターはにやりと口端をあげる。

「そりゃあ、マンティコールに散々必要ないって言われてたからなぁ」

そう言うとスティックスターはダーツを投げる。

「貴女は見に行かないんですか?グラウクローネ。てっきり興味あるのかと思っていたのに―」

ソードスターが尋ねる。

「くす…興味はあるわ。これは私達にとっても大事な事」

グラウクローネはグラスを置くと、ダーツを投げる。
ダーツはボードの中央に突き刺さった。

「やるー」

「流石ですね」

「―この復元が成功すれば、次はアインゴットだ」

「アインゴットが直れば、日死の巫女も見つかる」

スティックスターも口許に笑みを浮かべる。

「それに、わざわざ見に行かずとも、復元できれば自然とわかる事よ」


「成功した様ね」

零時間に召喚されたグラウクローネは口端をあげる。
タクトは現れたと同時にアプリボワゼし、タウバーンが姿を現す。

「出て来い、綺羅星のサイバディ!」

タウバーンの背後に降り立ったのはスカーレットキスのページェントだった。

「―見せてみろ、スカーレットキス」
―貴女の覚悟を。

ページェントの手に赤いスターソード・リュビが現れる。
ページェントは素早い動きで攻めつつ、タウバーンの攻撃をかわす。

「あーら。意外にやるわねぇ」

マンティコールが言う。
動きを読んだのか、タウバーンは背後に現れたページェントの頭部を破壊する。

「見切った…?」
―!そうか…この前、彼と手合わせしたのは、スガタじゃなく、彼…。

グラウクローネははっとしたように零す。

「…なるほど…銀河美少年に2度目は無かったという事か」

―次の対戦が更に楽しみになってきたよ…タクト君。

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