夢の前で

 P.

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「では改めましてマコモさん、私はカロス地方リーグチャンピオンの、カルネと申します。どうぞ、よろしくお願いします」

「よ、よろしくお願いします、カルネさん……! あわわ、こんな汚い所で……すみません」

「いいえそんな、どうぞお構いなく。お忙しい中、急に押しかけてしまったのは私の方です。申し訳ありません」

「そんな、遠く離れたカロスから、遥々といらっしゃったんです……! 出来る限りのおもてなしは、させて下さい……」

「まあ、素敵な香りのお茶ですね。ありがとうございます」

「ええ、私のお気に入りなんです。以前、研究所があった街に、とても素敵なハーブティーを淹れてくれるお店がありまして……」

「まあ、そうだったんですか。それは是非、教えて頂きたいです」

「もちろん! よろしいですよ。ふふ、なんだか嬉しいです」

「私も、嬉しいですよ。イッシュへ来ること自体、あまり無いものですから……」

「そうなんですね。では、今回はわざわざ私達の研究をお目当てに、わざわざこちらへいらっしゃったのですか?」

「ええ、そうなんです、マコモさん。貴女へ是非、お頼みしたい事があるのです。……お願いします。私達に、力を貸して頂けないでしょうか」


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