夢の前で
Q.「貴女は、ポケモンの……特に、夢に関する研究の第一人者であると聞いております。そんな貴女と、貴女の研究の成果が、今の私達には必要なのです。……どうか、お願いします」
「もっ、もちろんですよ! カルネさんのお願いなんですから、喜んでご協力します!」
「まあ……、ありがとうございます。ただ……」
「……?」
「ただ、これはカロスリーグからの正式な依頼ではないのです。私と、そしてカロス地方、クノエシティジムリーダーであるマーシュからの、個人的なお願いなのです。それでも、引き受けて下さるのですか……?」
「えっ! まあ、そんなこと……!」
「そんなこと、ではありませんよ……。貴女が私達へ協力したとして、それにより大きな功績が生まれようとも、それが公になることはないでしょう。それに、リーグから出る程のお礼をさしあげることが出来るとは、思えませんし……」
「え、ああ。……ふふ、カルネさん、大丈夫ですよ」
「……え?」
「研究の成果を世間の方から認めてもらうのは嬉しいですし、お礼……そうですね、リーグからとなると、研究資金を頂けたりするんでしょうか……。そうなれば確かに、私達は嬉しいです。研究に、もっと打ち込むことができますから」
「……ええ、そうでしょうね」
「でも、大丈夫です! 私の喜びは、更なる知識欲を手に入れることと、それが他人様のお役に立っているという事実なんです! 研究者って大体、こんなもんですよ」
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