彼女の手の感触が未だに僕の右手に残っていて、くすぐったいです。
あのとき触れた左手を思いきって握り、一緒に駅まで歩けたら良かったのに。
また触れたい。もっと触りたい。
そう思うのは、惚れている男の悲しい性ですかね。
今更そんなことを考えても、仕方がありません。
もう、彼女は行ってしまいました。
まあ今の僕にはそんな勇気も技量も無いのですが。
さっきのビルの隙間を見上げると、さっきの虹がうっすらと残っていました。
まったく、しぶとい虹です。
まあ、彼女のあんな楽しそうな姿を見せてくれたのだから、感謝しなければいけませんね。
……非常に不服ですが。
さあ、僕も早く家に帰って休みましょう。
現在、午後1時45分。
ポッポ達が元気に飛び回る真夏の昼下がりです。
明日も早起きしなければいけません。
明日は、どんな日になるのでしょうね?
それでは皆さん、僕はこの辺で失礼します。
お疲れ様でした。
いかがでしたか? 僕の仕事、僕の日常。
……え?変態?
いいじゃないですか、僕だって健全なオスですからね。
ではまた、どこかの天気予報でお会いしましょう。
ありがとうございました。
おやすみなさい。
prev / next
[ back ]