20



※微エロあり




なまえとの初めてをした後、俺らはまた勉強をした。ある程度出来たところでなまえのお母さんがケーキがあるよと声を掛けてくれた。リビングへ行くと美味しそうなケーキが3つあった。

「倫太郎くん食べれるのある?系統バラバラで選んだんやけど」
「食べれそうなんある?」
「どれも好きなのでどれでも大丈夫です」
「お客さんなんやから倫太郎くん最初に選びや」

お母さんからそう言われて、きっと俺が選ぶまで2人とも選ばなさそうだと思ったから遠慮なく選ばせてもらった。

ケーキを食べながら学校や部活のことを聞かれて、それに答えるように話すと、なまえのお母さんは楽しそうに頷いてくれたり嬉しそうに反応してくれた。

「倫太郎くんはええ子やね。お母さん安心したわ」
「やろ?お母さん絶対気に入ると思った」
「そ、うですかね。俺なんかより全然なまえの方が出来た人だと思います」
「ふふふ。ほんまええ子や。お父さんも倫太郎くんみたいな子がなまえの彼氏やったら喜ぶわ」
「お兄ちゃんも絶対倫太郎くんみたいな年下好きやんな」
「そうやね」
「倫太郎くん、うちの家族に大人気やな」

何となく雰囲気が似ているなまえとお母さん。2人とも愛嬌のある笑みを浮かべて美味しそうにケーキを食べている。愛情に溢れ温かい家庭で育ったなまえはやっぱり人柄の良さが滲み出てる。なまえ達は俺が良い人と言うけど、よっぽどなまえの方が素敵な人だと俺は思う。

「なまえの事、よろしくね」
「もちろんです。こちらこそよろしくお願いします」

なんだか結婚の挨拶のような雰囲気になってしまった。

そして、その後お母さんがご飯を作るからと部屋でのんびりしてて〜と言ってくれたため、お言葉に甘えて部屋でくつろぐ事にした。

お互いスマホを見たり、たまにイチャついたりしていた。

「そういえば倫太郎くんって体育祭何に出るん?」
「えっと、クラス選抜リレーと綱取りと、あとー、借り物競争だったかな。なまえは?」
「私もクラス選抜リレーと障害物リレーと大縄跳びやったかな。障害物リレーは絵麻とデカパンやるんよ」

体育祭はその他に部活対抗リレーやクラス対抗リレーもあって、大盛り上がりになるらしい。

「倫太郎くんと同じクラスやったら良かったな」
「来年は同じクラスになりたいね」
「ね、席替えで他の女の子が隣になったら妬いちゃいそうやけど」
「妬く確率の方が高いじゃん」

なまえが可愛いことを言うもんだから、無性になまえに触りたくなった。なまえの髪を耳に掛けて耳たぶを軽く噛む。思ったよりも良い声で反応してくれて、俺のS心が疼いた気がする。その勢いで耳の舐めると、なまえの吐息が色っぽくなる。やばい、俺から仕掛けた癖におっ始めそうになってしまった。

髪を耳に掛けたためなまえの白くて細い首が露わになる。ここに俺の印付けたいという欲望に襲われた。今からお母さんとご飯を食べる手前、さすがに我慢した。最近、なまえを俺で染めたいという重たい感情が露呈してる実感がある。

「俺、本当なまえが好きすぎて怖えって思う」
「…そんなん私も思ってるよ。嫌われたらどうしよとか、他の子に言い寄られてその子が好きになっちゃったらとか、何も無いのに勝手に不安になる時があって嫌になんねん」

こんなに激重な俺の気持ちもなかなか伝わってないのがもどかしい。俺そもそも女の子と話したりしないし、興味ない人に優しくもしない。こんなに時間も感情も割いてるのはなまえ以外にいないのに。

「俺がキスもセックスも、触られたり触ったりしたいって思うのは今までになまえしか感じてないよ」

なまえに少しでも安心して欲しくて、甘く濃厚な口付けを交わす。お互いの唾液が糸を引くほど舌を淫らに絡ませ、次第になまえの呼吸が艶やかになってくる。可愛い彼女からエロい彼女に変わっていくこの瞬間が最高に好きで、俺しか知らないなまえと思うとやっぱり興奮してしまう。なまえの事を可愛いという同級生も、なまえのこんなエロい顔を見れるのは俺だけだと優越感を抱く。

「また今度エッチしようね」
「…倫太郎くんとのエッチ、むっちゃ幸せで気持ち良くて思い出すと落ち着かんくなる」
「…なまえってほんと煽るの上手いよね」

なまえを後ろから抱きしめて肩に顎を置き顔を密着させ、なまえの耳元で話す。

「今度はいろんな体位でやろうよ。なまえの気持ち良い事も知りたいからさ」

そう言うと小さく頷いて至近距離で俺を見つめ、なまえからキスをしてきた。そのタイミングでお母さんが部屋の外からご飯の声がかかった。

今日の夜ご飯はビーフシチューとチキンライス、生ハムサラダだった。なまえが言うにはいつもよりかなり気合が入ってるらしい。そしてどれも美味しくてチキンライスもビーフシチューもおかわりしてしまった。おかわり下さいと言うと、なまえのお母さんはすごく喜んでくれた。

ご飯を食べ終わり、せめて片付けを手伝わせて欲しいと言うと、なまえとお皿一緒に片して欲しいとの事だった。なまえが洗った食器を俺が拭く。キッチンでなまえと横並びで立つと、何だか同棲をしてる感覚になって嬉しくなる。お母さんも微笑ましいような視線でこちらを見ている。

「今日は突然お邪魔しました。ご飯も美味しかったです。ありがとうございました」
「よかったらまた来てや!倫太郎くんなら大歓迎やから」
「はい、また遊びにきます」
「ちょっと送ってくる」
「はーい」

そう言ってなまえと玄関の外へ出て行く。

「門まででいいから」
「駅まですぐそこやし送るよ」
「帰り1人になるでしょ。危ないからダメ」

こうなった俺は頑固で意見を頑なに変えないのを分かってるからだろう、なまえは素直に従ってくれた。

「それじゃあ、また明日ね」
「気を付けて帰ってね。また明日」

なまえに触れるだけの口付けをして手を振り駅へと足を動かした。帰り道に思い出すのはもちろんなまえの最高に可愛い姿。今も鮮明に思い出せる。今日という日は一生忘れられない特別な日になった。








BACK
TOP