崩壊または死 1
○火を吹き消すとき
○ぼくら死して出会わぬように
○戦場では花を踏む
○生きて会えたとしてもそれでは意味が無い
○先に逝く貴方の目を掠める卑しい蠎蛇
○その名を見て笑えなくなったこと
○夢と同じ行動をしたら、会える気がした
○なんであんなに楽しそうに生きるんだろう。生が当然で、諦めないなんて……
○生まれ変わることじゃなくて、生き続けることを望んでいた
○「残されたほうも、残したほうも、お互いを思っていると浸りたいって?」

○許されるということだけが結末ではなかった。
○死んでも生き返られる世界は素晴らしい。きっと命が破格だろうよ。
○腹に溜まった黒い靄が、臍のあたりから這い出て足元へ蓄積されていく。
○逆さの顔の牛が地を駆ける。鼠が足を失くし空を飛ぶ。文字は最早かたちを崩して、歌も歌えない。
○永遠に安息が約束された場所へ
○自ら復讐の沼に足を突っ込んで、いつかその沼が底なしと気付き、もがきながら沈むのかと期待した。
○どうか両者の死が結び付きませんように
○もし私を育てたのが両親ではなく「孤独」であるのなら、それは私への最大の慰めになる。
○銃弾を飲み込んだ
○優しい時限爆弾

○絡んだ糸を引き合って 無様に結わせた
○「私は、あなたのようになりたい」サンタは笑みを崩した。
○前の人生を忘れながら生きていく
○優しい気持ちが全部タオルケットになればいいのに、とんがって、するどくて、正確なんだ。
○麻酔が全身を蝕んでいくように、少しずつ、体の端から食われていった
○首に手をかけたらすることは一つでしょう?
○病は誰が裁くのか
○夢を持てと言った人が、今日、まだ夢を見ているのかと笑った
○指先からさらさらと砂になってカタチが崩れ、砂の山となるのです
○一人が堕ちて一人は逃げた

○軒下の風鈴に手が届いたとき、ぼくは夏の終わりを悟った。
○編んだ世界を踏み躙った
○噛みついて温かい血を飲み干して、白くなった首をそっと撫でた
○貴方が感想を言うためだけに、あの記憶を掘り起こさせるのはやめて
○私は逃げなくちゃいけなかったし、逃げるための努力は惜しまなかった。
○死に続けてやるから何度でも、思いっきりやってよ
○優しい毒に子守唄を頼んで
○「この家に残っているのは、世に捨てられたか捨てられることを望んだ者だけです」
○明日からいない人
○その形骸さえ愛しく、されどこれは別れであり

○永久の手
○思い出は、永遠の悲しみとともに
○大切なごみ箱。幼いころの思い出と希望をしまい込んだ小さな箱。
○だけど紺色の空に上がった魂はまるで星のようだった。
○男はひどく疲れた、言い訳をしなれた瞳をしていた。保身に満ち満ちた、年老いた瞳をしていた。
○残念ながらこれは毒が満ちた杯でしかない
○怒りは攻撃性を伴う爆発的な執着である
○君のいない太陽と彼らが沈む街
○意味ある死を遂げた人を蘇らせるのは、悪魔が人生を弄ぶ様子に似ている。
○ひとつ風船膨らんで、日付を跨がずしぼんでいった
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