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○もう指先は痛まない
○誰かの地平線が足元に
○果たして天以外に月があっただろうか
○あの美しさが虚飾によるものなら騙されたままでいい、美しいまま眠っておくれ
○「飛行機雲に虹ができてるよ」と笑ったきみを懐かしく思った
○小さいころはそう望んでいたけど、平和な世界なんてないのかも
○きれいだと言うなら尚更汚して。居場所を探さなくてよくなるのよ
○誰かを痛め付けるなんて簡単だ、きみは痛みを少しも感じずそれができる
○ぼくはきみを救うのに忙しい
○「罪悪感とは不思議なものだねえ。自分を責めるには違いないがどれだけ痛みを与えるかは人それぞれだ」

○過保護な保護者にベッドへ連れられて彼女はもう眠ってしまっているだろうけど。
○いつか復活することより、いつか死ぬことのほうが重要だ
○彼らが愛し合うのはそれからずっとあとのこと……
○「嘘だよ、信じるな」「嘘かよ、信じさせてくれ」
○頭に棲み着いた悪魔を追い出す術が最早ないにしても、彼の言葉を聞き流すくらいはしないとな。
○強い気持ちがあっても、それを表現するのは難しいようです。
○あなたの涙なんて信じない。それは必要な歪みなんでしょう。
○一日一回、お風呂のときしか泣くチャンスがない
○あなたは一度いなくなっただけで人を何度も傷つける
○月が掴めると思うのは遠くにあるからさ

○「彼は意外と臆病ね」と笑った私は、自分を取り囲む壁に寄りかかった
○あなたが「5月は春だ」と言ったことで、もう私にとって5月の空は春の空なんです。どういうことか分かりますか。
○死を恐れよ。それは私の前からあなたを消してしまう。
○現在はまだそんな未来じゃない
○「期待しないこと」はあなたのおかげで得意になったの
○本能が理に適っているときだけ賢いと褒めることにしよう
○それが一番だとあなた自身が言うのならそうするけど、あなたに一番いい行動とは思えないよ
○きみの心がぼくの中で死んだ理由
○水も食料も、そして勇気すら分け与えるのは可能だ。一時しのぎにしかならなくとも。
○「きみのことは忘れた」なんて言わせないでくれ

○夕立のあとに黄昏と勘違いしたヒグラシが鳴いていた――あの、きらきらした夏の日。
○ひとりであっても孤独ではない。それが私をこの世に引き留める唯一のものになった。
○生憎、あなたの心だけが読めない
○いつも優しいあの人たちが鈍くて助かった、なんて。傷ついた気分を楽しみたいだけ。
○見知らぬ誰かに話す気楽さよりも見知ったものへの信頼が勝った、ただそれだけである。
○くれないならいらない。私を愛してくれないなら、あなたの愛はいらない。
○ぼくがもう与えられないもの。きみが望まぬまま受け取っていたもの。
○ひとがひととして存在する場所に天国など作り出されはしない。
○あなたは流れるままに私を連れ立つ。
○賛同を期待するのは性だろうか、そうして安心してきたのだろうか。

○孤独を持ち合えば、素直に足し算になるのだろうか
○なんの産声も聞こえぬ水底
○途方に暮れた恋の終わりに
○現状、悲劇の中でそれは起こり得る
○あの空を見ても、きみは後悔しないだろうか
○とある諸悪の偶像
○死者は生を置き去り、生者を忘れる
○彼に言うことはないけれど、私にとって“ほんとうの意味での人間”は彼だけなのだ。
○机上の電灯から目を逸らした先に、後にぼくを苦しめる存在がいた。
○許すことで寛大な心を保てるのかもしれない。けど、ここで許してしまったら、苦しんでいた自分に申し訳が立たない。
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