酒を飲む話


※本編よりも前の話。ただの飲み友だち2人がただ呑んでるだけの小ネタ。


「斉藤おそーーい!」
「お待たせしてすみません〜けど僕レポートで遅れるって名前さんにLINEしましたよね!」
「来てない」
「送った」
「見てないから来てないと同じ」
「見ろ!!」
「大体ねー。こんな大衆居酒屋に若い女一人で入らせて待たせるとか信じらんない。周りに男の人ばっかで怖い思いしたんだからっ」
「いやアンタそんなの今までで一回も気にしたことないでしょ。しっかり焼き鳥食いやがって」
「ハツの塩めっちゃうまかった」
「それは追加して」
「ちなみに斉藤がもうちょっと早く来るかと思って勝手に先にドデカジョッキのビール頼んどいてあげたんだけど泡全部消えたゴメン」
「あっこれ僕のなんですね!?マジで泡ゼロじゃねぇか」
「遅れた謝罪としてまずはそれイッキしてねハイ乾杯〜!!」
「わーい問答無用〜!ヤケクソだー!乾杯ー!!!」

「……ド、ドデカサイズをイッキさせるの、僕以外にやったらたぶん一生恨まれるんでやらん方がいいですよ……」
「え……めっちゃごめん。本当にイッキするとは思わなかった……途中でやめても良かったのに」
「あ、俺も恨みま〜す!」
「ごめんて〜」
「つまみ、何か食べたいのあります?」
「この切り替えの早さよ」
「ハツ塩、砂肝塩、やげん軟骨〜」
「やげん軟骨、2」
「はいはい。あとせせりわさび」
「それ好きだよねー」
「あとちょっとボリューム有りそうなの足していいですか?」
「じゃチキン南蛮」
「えー僕この棒餃子が食べたいんですけど」
「どっちも頼もうよ」
「たしかに」
「ずっとつまんでられるやつも欲しい」
「ほっけ?」
「ほっけ!」
「あれ、これ頼みすぎてます?」
「わかんない。あとラスト一品くらいじゃない?」
「んー。あとはー、なんでしょ」
「クリームチーズ味噌漬け」
「乗った」
「「すみませーーーん!!!」」

(2024/10/16)
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