「兄ちゃんは、なまけものだッ!一晩中、昼寝をしてたし!」
「それは昼寝じゃなくて…フツーに寝てただけ。」
「またそうやって言い訳ばっかり!
ウヒョウ!ニンゲンがやってきたぞ!ここは通さん…わが兄と共に、パズルをしかけてやったッ!このパズルはなかなか…ショッキングだ!
何しろその名も…えええええぇ…?これはショック…あまりにショッキングすぎる…オレさまが生まれ育った国では…パズルにはとりあえず引っかかってあげるのが、昔からの、習わしで…
えっと…と…とりあえず一回戻ってもらって……ハァ…どうせなら、パズルが好きなニンゲンがよかったな…」

「騙されたフリしてくれたらパピルスは喜ぶのに。」


サンズのパズル
「おいニンゲン!覚悟はできて?だろうな…
兄ちゃん!パズルはどこッ?」
「そこにあるだろ?地面に。大丈夫。こいつムシできるヤツは絶対にいないぜ。」

*読む場合
「なにィッ!あいつ、ムシせずちゃんと読んだぞ!」
「ほらな?「もじさがし」はみんな大好きなんだ。」
「ウソッ!信じらんないッ!もう、やってらんないッ!」

「なんだかんだ言ってやっぱり「もじさがし」好きなんだな。てことは、アンタは完全に悪いヤツってわけじゃないな。

*読まない場合
「兄ちゃん!素通りされちゃったよッ!」
「あれ?やっぱり今月号の「おこさまチャレンジ」の方が良かったかな。」
「なにッ?おこさまチャレンジィッ?兄ちゃんと意見が合うなんて、珍しいな!」

「そっか。アンタ「もじさがし」は好きじゃないんだな。実を言うとオイラもさ。4コマ漫画のほうがおもしろい。……」


カラーパズル
「きた!さっきのニンゲンだッ!貴様は絶対にこのパズルを気にいるはずだ!何しろ、かの有名な…
…え?兄ちゃん!なんとかして!ニンゲンがパズルをムシして、こっちへくるよ!オレが、ルールを説明するまで、待っててくれるはずだったのに!スリル満点のドッキリで、ニンゲンを震え上がらせるはずだったのに!」
「あいつドッキリが好きじゃないのかもな。」
「ドッキリが好きじゃないヤツなんて、いるわけないッ!」
「アンダインは?あいつはパズルがキライだ。」
「アンダインは、パズルはキライだけど、ドッキリはスキだもん」
「ああ…そっか。」
「おい!ニンゲン!貴様はどう思う?パズルとドッキリどっちがいい?
……あのさー、こういう風に聞かれた時は…普通、なんか答えるもんだよ?そんで、貴様の答えに合わせて…オレさま達も、なんか気の利いた返しをするわけ
…もういいよ
パズルは、貴様が一人で、勝手にやって」

「パズルもさ…やってみたら案外楽しいかもだぜ?」


桟橋
「いいか、ニンゲン!最後のゲームだ!こいつは、これまでで一番キケンだぞ!みろ!「恐怖の死刑執行マシーーーン」!」
「オレが「やれ!」と、一言合図をすれば、たちまち動き出すのだ!大砲が発射され!ヤリがつきさし!ナイフが切り刻む!全ての凶器が、容赦なく、攻撃を始めるぞッ!
この仕掛けを、生きて突破することは!まず不可能!覚悟はいいか!いいなら…いくぞ!よいな!いっ…せーの…!…ホントにやっちゃうからな!」
「…動かないぜ?故障かな?」
「失敬な!今…合図するところだ!」
「…まだ?全然動いてるようには見えないぜ?」
「だって!…どーせまた、スルーされるに決まってるもん
全然楽しくないもん」
「うーん…じゃあもうニンゲン捕まえなくていいってことか?」
「そうは言ってないよ…捕まえたいよ
捕まえて、有名なロイヤル・ガードになりたいよ!だけどさ、せっかく頑張ってパズルを作ったのに…これじゃまるで、お誕生日のパーティを…」
「ワナもバクハツもなしで祝うのと一緒?」
「そう!こんなの、全然意味ないよッ!オレさまも兄ちゃんみたいに怠けて、パズルなんか作らなきゃ良かった…」
「つまりオイラの方が正しかったってこと?ホントに?」
「…
いや!そんなはずがない!兄ちゃんは、コンポンテキに、間違ってるぞ!今回は相手が悪かったんだ! アンダインなら、間違いなく、大喜びだぞッ!バクハツ!チシブキ!全部アンダインの大好物!だからこのパズルは、貴様なんぞにはやらせん!だって、ウワキはよくないもん…
もっと大事にしなくちゃ…今、自分の側にいてくれる友達を!
ふぅ!
大切なことに、気づいてよかった!ニャハハハハ!」

「結局…楽しく遊ぶのにアンタの協力なんていらなかったな。…
なあ…アンタもうすぐパピルスと戦うつもりだろ?オイラから1つ忠告だ。このまま今のやり方を続けてたら…

おまえはそのうちサイアクなめにあわされるぞ。」


戦闘
「動くな!ニンゲン!」
「ちょっと!ひとが喋ってる時は、じっとして聞かなきゃダメなんだぞ!偉大なるパピルスさまは、貴様に言いたいことがあるのだ。まず、貴様、ちょっとヘンだよ!だって、パズルが好きじゃないし…歩き方も、なんか、ブキミだし…両手には、いつもヘンな…ちり?みたいなのがついてるし…
このままだと…貴様はもう…後戻りできなくなると思う…でも!パピルスさまは、貴様に大きな可能性を見出したのだ!誰だって努力すれば、立派なひとになれるんだ!ま、オレさまの場合は、努力なんて、必要ないけどね!ニャハハハハハ!」
「ちょっと!動いたらダメだってば!さっき注意したばっかでしょ!よくきけ、ニンゲン!貴様は、道を踏み外している!誰かが正しい方向へ導いてやらないとダメだ!
だが、案ずるな!この、偉大なるパピルスさまが…貴様の友達になって、お手本を示してやるぞ!オレさまが貴様を救ってやる!」
「ああ…歩み寄ってくれてるね…ってことは抱き合って友情を確かめたいってことだね?やった!オレさまの教えが、早速役に立ったぞ!
さあ!偉大なるパピルスさまの腕に飛び込んでこいッ!」

パピルスは逃してくれるようだ。
*たたかう
「これは…ちょっと予想外だった…」
「で…でも…貴様のことは信じてるよッ!貴様はもっと立派なひとになれる!自分ではそう思ってなくても!
オレさまが…保証するよ…」
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