ブランドの展示会帰り、久しぶりに自分の買い物でもしようかと表参道から渋谷方面に向かってゆっくり歩いていた時だった。


ジェ「なまえちゃんじゃーん!」


手を振りながら駆け寄ってきたのは、つい最近初めましての挨拶をしたばかりのジェシーさん。


『ジェシーさん、お疲れ様です。今日はOFFですか?』
「ジェシーさんなんて辞めてよ、ジェシーでいいよ。なまえちゃんの方が年上でしょ?って俺、敬語使うの忘れてたことに今気づいた!AHAHA」


私の質問はどこへ行ったのかわからないけれど、大きな笑い声につられて思わず私も笑ってしまう。

そういや私は彼よりも2つ年上で、メンバーで言うと京本さんが同い年とのこと。
ただ、ジェシーさんには初対面から8割ぐらいはタメ口で話されていたので、特に何も気にしていなかった。


ジェ「ねぇ、何してんの?今日OFF?」
『その質問私がさっきしたんですけど、私は一応仕事終わりです。』
ジェ「AHA!ごめんごめん。俺はOFFだから髪切りに来たんだよね。」


キャップを取ってセットしていない乱れた髪を手櫛で整えながら、美容室までの道を何故だか説明される。
この人は本当自由な人だな。


ジェ「ねぇねぇ、この後空いてる?」
『え?特に予定はないですが、』
ジェ「じゃあ、俺急いでもらってすぐ髪切ってくるからさ、メシでも行こうよ!うまいところ知ってんだよね!」
『そんな、いいんですか?私、一応女なので、ジャニーズの方がその、』
ジェ「一応じゃなくて、なまえちゃんは女の子でしょ?ジャニーズだって男なんだから誘いたい子にはごはんだって、デートだって誘っちゃうよ?」


ニヤリと笑った顔に不覚にもドキッとしてしまった。

じゃあ1時間後に!と、ひとまず連絡先だけを交換してお互い別方向に離れた。
勢いでOKしてしまったけれど、本当にいいのだろうか。