『…おいしい!』
知り合いがやっている焼肉屋に彼女を連れて行き食事を始めると、どうやら味には満足してもらえたようで。
小さな口いっぱいに頬張る姿はなんとも愛しい。
『どれも全部おいしいです!めちゃくちゃ幸せです』
ジェ「そんなに喜んでくれて俺も嬉しいよ。もう今日は好きなだけ食べて飲んじゃって!」
『いやー、これは食べすぎちゃう。』
そう笑いながら、お箸をトングに持ち替えて今度はお肉を焼いてくれる。
そういう気遣いができるところもポイント高いんだよね。
前回会った仕事モードのなまえちゃんはキリッとしていて格好良かったけれど、お酒も入りご機嫌ななまえちゃんはむしろ俺よりも年下なんじゃないのかと思うぐらい柔らかい印象で可愛らしい。
まだメンバーの誰も知らないであろう彼女の一面を、今独り占めできていることにとんでもない優越感を感じる。
ジェ「ねぇ、なまえちゃんはさ、SixTONESと会ってどう思った?」
『どうって…キラキラしてて、格好いいなぁって思いましたよ。あと、男性ばっかりの現場は初めてですごい緊張しちゃいました。』
ジェ「そっか。今まで女性モデルとかの担当してたんだもんね?そりゃこんな大男ばっかの中に入れられたらビビっちゃうよね!」
そうなんですよー、と眉を下げて困った顔を浮かべる彼女にまたキュンとしちゃう俺。
『でも、今日ジェシーさんとお話できたから、たぶん次の撮影では前よりちょっと緊張せずにいけそうな気がします。今日ごはん行けてよかったです。』
ジェ「ねぇ、ほんと可愛い事ばっかり言うのやめてよ。好きになっちゃうじゃん。」
そう言えばきょとんとした顔で俺を見た彼女に、余計なこと言っちゃったかと思ったら向こうが先に大笑いし出しちゃって。
『そっちこそ漫画みたいなこと言って笑かせるのやめてくださいー!私が本気にしたらどうするんですか。』
けたけた笑いながら話す辺り、今のはギャグだと思われていそうだけど、今日はそういうことにしておこう。
友だちとして距離を詰めて、そこから好きにさせればいいか。
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