梔子と名探偵(金田一)
(ハジメ)「うわぁぁぁああぁアァアアアアアアア!!!」
ある深夜、一は悪夢を見て、叫びながら飛び起きた。
悪夢としか言いようがない。あれは、まさに悪夢だ。
正真正銘、真の悪夢だ。超ーーー→絶ッツ!のナイトメアだ。
(ハジメ)「…夢??だよな、やっぱ。ハハ、ハハハハハ、そーだよ現実な訳ねーよ。あって堪るかっそんな事が。」
見た悪夢を笑い飛ばそうと呟いてみる。
…が、呟き終わった後に自分を包む、夢と現実の境を分からなくさせる部屋の静寂。
(ハジメ)「……(i´∀`)タラァァ〜ン」
其れを強める様に、バクバクバクバクッ!と乱暴に打ち鳴り続ける胸の動悸。
(ハジメ)「……ダラダラ━(il`・ω・´;)━ダラダラ」
冷や汗が止まらない。
(ハジメ)「……ε=ε=ε=ε=ε=┏(|||@盆@)┛ダッシュ!!!」
不安に負けて、部屋を飛び出した。
向かう先は、悪夢に出て来た登場人物の1人の部屋。
「ムニャムニャ(*~¬~*)…スピョーー( *´д`*)Zzz・*。*゜。 」
急いで、しかし、起こさない様に、音を立てずにドアを開け、部屋に入れば、やっぱり先程のは悪夢だったのだと証明する様に、彼女は寝て居た。
病院で処方された【居眠り病】用の睡眠薬が効いてるのか、自分に良く似た容姿を、呑気に、幸せそうに緩ませ、健やかに寝て居た。
その様子を見て、一先(ヒトマ)ず安堵した一は、彼女の机の椅子をベットの脇に移動させ、其処に座った。
そうして、彼女の寝顔を眺めながら、改めて、本当に夢で良かったと、心で呟き、確信と確認を持って、今度こそ心底安堵した。
(ハジメ)「(アレが夢で無く、現実だったと言うのなら、俺はマジで発狂するぞ!!)」
一は悪夢の内容を思い出して、顔を顰める。
(ハジメ)「(##NAME1##が高遠と、けけけけけけ結婚なんてッッ!!!!!)」
思い出しただけでも悍(オゾ)ましい。
白いウエディングドレスに身を包んだ妹の##NAME1##を、お姫様抱っこして、高笑いしながら優雅に攫って行く高遠の夢など…(しかも赤い薔薇が大量に舞い散って居る背景付き)。
(ハジメ)「(あんなキザったらしくて、凶悪な犯罪者で、最悪な位に根性が捩じれ曲がってる奴なんか、にーちゃんは認めませんんんンンンンンンッ!!!!)」
##NAME1##に訴える様な視線を送りながら、心で叫ぶ。
「(*-ω-)o.。o○グー…」
しかし、眠って居る##NAME1##には、勿論、そんな訴えは届かない。
そうして、ふと、一は思った。
(ハジメ)「(##NAME1##も、何時かは嫁に行くんだよなー…いや、まだ全然、当分先の話なだけどさっ!!;;)」
一が此の家を継がなきゃならない様に(ローンや親の為にも)、##NAME1##だって……。
双子だと言っても、何時までも一緒に居られる訳では無い。一には一の、##NAME1##には##NAME1##の人生が有る。
(ハジメ)「(ん?嫁になるイコール、婿が居る…婿は誰だ??)」
将来の相手なんて、幾ら名探偵と言えど、分かる訳が無い。
しかし、考えだせば、止まらない。無意味と分かって居ても、脳内での想像は幕を開けて行く。
まず、頭に浮かんだのは明智警視。
(ハジメ)「(駄目だ駄目だ駄目!高遠と同じくれー絶対駄目。同じ位キザったらしくて、あんなキラッキラ背負ったギャクキャラに任せられるか!!)」
あんな嫌味警視に自分の後任である##NAME1##の人生のパートナー役を任せられる訳が無い。
況してや、妹の婿っつー事は、自分の【義弟】になると云う事。あんな弟は絶対に御免だ。あんなのが身内になるなんて、それこそ悪夢の第二弾だ。
(アケチ)「私だって君の弟なんか真っ平御免です!」
そして次に浮かんだのは、草太。
(ハジメ)「(…優柔不断で、奥手な草食系男子で頼りないから、不合格!)」
(ソウタ)「お前にだけは言われたくねーよ!」
その次に浮かんだのは、樹さん。
(ハジメ)「(…手が早くて女ったらしで、しかもロリコンだから、即失格!!)」
(イツキ)「ロリコンじゃねーよ!つーかオメェの場合、誰にも##NAME1##ちゃんを渡したくねーから、いちゃもん付けて却下してるだけだろーが!このシスコン!!」
そしてその次に浮かんだのが、スキー部の白峰。
(ハジメ)「(珍しく##NAME1##が懐いてんだよなー。確かに悪い奴じゃぁねーけど…だぁあああッ!駄目だ駄目!やっぱ駄目ェエエ!!取っ付き難いし、怒鳴り声がデケーから、却下ーーーッ!!!)」
(シラミネ)「重度のシスコンだな;;(完璧に、全部いちゃもんだ。)」
頭を抱え込み、うんうんと唸りだす。
(ハジメ)「(剣持のおっさんは家庭持ちだし、佐木2号は神津さやかちゃんに夢中だし…や、例えフリーでも、どっちも駄目だけど!)」
記憶に有る限りの男共を一通り思い浮かべて行ったが、一の御目に適う、フリーのマシな男は居ない。(シスコンに掛かれば大体こんなもんさっ)
(ハジメ)「お〜い、##NAME1##」
有力な候補が居ない事に、シスコンとして安堵しながらも、一生独身ってーのも困りもんだよな〜と、兄貴ながら心配をする。
(ハジメ)「頼むから、にーちゃんが安心して、後を任せられる男を選んでくれよー」
小声で、眠りに落ちて居る##NAME1##に頼む。
##NAME1##を幸せに出来て、自分の代わりにしっかりと守ってくれる、そんな存在の相手を見つけて欲しいと思う。(尚且つ、自分の御目に適う(認められる相手)なら、文句無しだ。)
「…は、ちゃ…ん。゚.o。(●´Д`●)。o.゚。ムニャムニャ」
(ハジメ)「フッ…それまでは、にーちゃんがしっかり守ってやるからな」
寝言でまで、自分の名を呟いた可愛い妹の頭を撫でながら、穏やかに微笑んで、優しい声で誓う。
大切な妹が、巣立つ、其の日まで…――――。
「そ、れ…ゎた…しの…ぉや、っ〜…(;´Д`)うぅ〜ん」
(ハジメ)「(〃>з<)ブプッ`;:゙;`;:、…クックックック。。。」
しかし、どうやら暫くは巣立つ予定は無さそうだ。少なくとも、花より団子の内は…(笑)
##NAME1##の寝言を聞いたら、こう悶々と悩んで居た自分が馬鹿の様に思えた。
そうして、そう思った途端、急に眠気が押し寄せて来た。
しかし、自室に戻るのが面倒臭く思えた一は、其の侭、##NAME1##を見ながら瞼を降ろして、瞳を閉じた。
まだ、朝は遠い。
「\(>O・)/ファァァ…あれ?何で、はーちゃん此処に居るの??。.:*・゜(n‘Д‘)η゚・*:.。why?」
(ハジメ)「\(~O~)/ファアアア…そりゃ、お前…アデ、アデデデデッ!肩や首がイッテーーッ!;;」
「そりゃぁ、椅子に座ったまま寝てれば、当然そーなるよ〜」
(ハジメ)「は、は、ハクショィ!!(@ゝз)o.:∵;´、寒ッ!!」
「布団も掛けず寝てるからだよ〜…へ、へう、(*>д<)、;'.・ィクシッ!あっ、はーちゃんのくしゃみが移ったーぁ」
(ハジメ)「あっ!俺に風邪うつすなよ〜」
「や、それ私の台詞なんだけど…。フフッ、変なはーちゃん(*´∀`*)」
(ハジメ)「…へへっ、可笑しなのは##NAME1##の方だろー(*^ヮ^*)」
レディーはいずれ嫁に行く。
(だから、その日までは、俺が、こいつの隣!)
This is the end.
(これでおしまい)
××ATOGAKI××
(懺悔と言う名の白状場)
うわぁ。.:*・゜(n‘Д‘)η゚・*:.。1日で1話出来たのって…何年振りだろう?…||i|i orz |i|i|ズゥーン↓↓
そして小ネタとして書いて居た筈が長編1話分の長さになると云う、相変わらずの愚駄愚駄マジックww
そして実は更に2つ分の小ネタを考えて居たのだが、コレに力を費やしてしまって消化出来なかった…二度目のorz
- 20 -
*前次#
ページ:
解せぬ花