蓼喰ふ虫‐BuG‐ 01
波児の相棒である彼は、今日、父親になった。
彼は、其の証となる、生まれたばかりの双子を連れて来た。
右の片手に、顰めっ面の男の子。
左の片方に、泣きっ面の女の子。
(カイザー)「色々考えたんだが…やっぱり波児に名づけ親になって貰おうと思ってな。」
(波児)「んじゃ、男の方は、与作!日本の心の歌だ。」
透かさず、男の子のキックが飛ぶ。
ドカッ!と凄まじい蹴り音がした。
とても赤ん坊がやったとは思えない、激しくも見事な足技だ。
父親である相棒の彼も、『散々、蹴られたよ;』と、苦笑していた。(だから名付け役を回して来たのか…;)
(波児)「こんな奴、野蛮の“蛮”で十分だ!!」
生来からの、≪口より先に、足や手が出るタイプ≫だ。此の赤ん坊は。
半端無い痛みを訴える顔を押さえながら、其の赤ん坊のあまりの凶暴さに、其れに因(チナ)んだ安直な発想の名付け方をした。
(カイザー)「うわー;お前、本当にネーミングセンス無いな…」
(男児)「あ〜!」
(波児)「うるせーっ!」
父親である相棒の意見に同意する様に、男の子が声を上げた。
(カイザー)「うん、まぁ、良いな。此の子の名前は蛮にしよう。」
(波児)「んなに文句言うんだったら、お前が…って、、、………えっ?」
“与作”じゃなくて“蛮”
And that's all…?
(それでおしまい…?)
××ATOGAKI××
(懺悔と言う名の白状場)
ネタ帳から、ちょこっとデビュー☆
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解せぬ花