一桃腐りて百桃損ず 02
第2話
仙人世界
で御世話になってマス☆
そんな訳で、罰当りな3人は、全く知らない異世界の仙人界へと追放された。
さてさて、3人が吹っ飛ばされて数日後の仙人界…崑崙山の様子を見て見ましょうか…。
(元始)「イタタタタタタ……」
(白鶴)「だ、大丈夫ですか?元始天尊様;;」
白鶴童子は元始天尊が腹を押さえて居るのを見て、急いで水の入ったコップと胃薬を渡す。
此処最近、此の光景は日常の一環へと成りつつあった。何故かと云うと、数日前から元始天尊が頭痛と腹痛を1日に何回も訴える様になったからである。
(元始)「全く。あの疫病神の化身の様なアヤツ等め…今迄に散々な厄を運んで来おったが、今回はなんちゅー大厄を…( ノД`)トホホ」
(白鶴)「任されたあの娘達の更生も悉(コトゴト)く失敗しましたしね;悲惨な目にも遭いましたし…」
金銭ドロボーの更生に、クドクドと諄(クド)ったらしく説教すれば、柄の悪い不良の様に眼(ガン)を飛ばされ、反抗された上に、気付けば元始天尊のヘソクリがなくなって居た。
(元始)「(まさか、あの隠し場所がバレるとは…;;)」
仏像クラッシャーの更生に、クドクドと諄ったらしく仏像の有り難(ガタ)さを説く様に説教すれば、反論され、此方が口負けしてしまった。
仕方無しに、勢い余ってウッカリ仏像を倒したり壊したりしない様に、ある程度の重さの金具を足首に付ければ、次に会った時はその金具が無くなって居る。
(元始)「(毎回どーやって、あの金具の錠を外しておるのかのう?鍵はわしの手元にあると言うのに…)」
甘味盗人の更生にクドクドと諄ったらしく説教しても会話が噛み合わず説教が進まなく、罰として甘味禁止令を出せば、糖分が切れたせいで人格崩壊を起こし、元始天尊の部屋を半壊させた。
(元始)「(何語なら通じるんじゃ?)」
(白鶴)「ふぅ……どーすれば良いんでしょうかねー?」
やれやれ、と首を横に振る白鶴童子。
(元始)「あの娘達はもぅ手遅れじゃ。なんせ、あの疫病神の様なアヤツ等にソックリじゃからのぅ;;」
あの3人の妹か、娘か、はたまたクローンか…と思う程、あの問題児の娘達は、あの疫病神3人衆にソックリだ。
(白鶴)「じゃぁ、どうするのですか元始天尊様?いつまでも、あの者達をココには置いて置けませんよ?」
(元始)「う〜む;;;」
(白鶴)「崑崙山内でも、もぅ噂になって来てますし、其れに不満を抱く仙人や道士も出て来ています」
それはそうだろう。此処に住む者達は、仙人や道士になれる素質が有り、人としての生活を捨て、この崑崙山に身を置いた者達の集まりだ。
地上での色々なモノを我慢して此処に居ると言うのに、そんな自分達が捨てた未練等を無視して、唯の人間が3人も此処で、のうのうと過ごして居ると云うのだ。
其れを不満に思う輩(ヤカラ)が出ても仕方が無いだろう。
それに、此処に居るのは唯の人より『力』を持って居て、其れを使いこなす為の…そして、ゲームの言葉で言うならレベルアップを目的とした修行もして居る。
そんな修行をして居る最中は、何のアクシデントが起こるかも分からない。それにもしも巻き込む様なの事が有ったら…。
現代で云うなら、車と人の事故に関する様な関係と言えば分かりやすいだろうか?
例え一般人に非が有ろうと、道士や仙人が、一般人を巻き込み、怪我を負わせるなんて事は許される事ではない。
仙人や道士は本来、人を導く・助けると云った存在なのだから…。唯の人が此処に居る事が、どんだけ危険か…普通の人間より選ばれた立場に居る分、背負った責任も違う。
だからその責任感故に良く思わない者達も居る。どちらにしても、此処の規律上、あの3人を何時までも此処に居させる事は出来ない。
(元始)「うーむ;;元の世界に返そうにも、あの疫病神3神が受け入れまいし、逆に阻止して来そうじゃしのぅ;」
(白鶴)「此方の世界でも住める場所、引き取ってくれる人を探すのは困難ですからねー;」
(元始)「此処は孤児院じゃないっつーのにのぅ;…仕方がないのぉ、あの計画と共に、あやつに任せるとしようぞ。ズル賢いあやつなら何とかしてくれるじゃろ」
(白鶴)「あ、今、面倒事を自分で為さるのが嫌だから、師叔に押し付けましたね?」
(元始)「(ギクゥッ!)…………。。。」
図星を指された様に一瞬、ギクシャクとした動きをした元始は、汗を掻きながら肯定の様な沈黙を示した。(白鶴に隠し事は出来んのぉ;;(苦笑) by元始天尊)
(##NAME3##)「――♪――♪――♪」
元始天尊と白鶴が苦悩して居る元凶の内の1人はそんな事など露知らず、鼻歌を歌いながら、タッタッタっと少し足早に廊下を駆けて行く。
其れと同時に衵(アコメ)…和服の一種で女児が上着として着用した袿(ウチキ)より裾を短く仕立てた衣服の裾を優雅に(?)スルスルと引き摺りながら…。
此方に来てからと云うもの、数ある書庫の内の一室へと足を運び、本を読んだり借りたりするのが##NAME3##の日課となって居た。
今日も今日とて、昨日借りた数冊の本を腕に抱えて一番古い書庫へと向かう。
ガタガタッ、キィイイイーーっと古く傷(イタ)んで軋むドアを引いて、誰も居ない、かなり埃っぽい書庫の中へと足を進める。
其処に有る本は全て崑崙の中でも最も古い書物達で、書いてある文字等も現代人には解読出来なく理解に到らない物ばかりだが、##NAME3##にとっては其の点は問題ない。
持ち前の不思議な能力、アンサー・トーカー…##NAME3##が知りたいと思った疑問や謎に対してだけ、瞬時に『答え』を出せる能力の御蔭で難無く本の内容を理解し、読む事が出来る。
まぁ、能力と云っても、そんな大した物ではない。例えば、脳が耐えられない内容の答えは出なかったり、(例:世界はどう出来たか、等の途方も無い無茶苦茶な問い)
答えが出たからと言っても、その答えが理解出来なかったりする場合、またはパニックを起こして居たりして問う暇や答えを出す暇がなかった場合等々、不便な面が多い。
御覧に様に、上記に記載した通り、全ての答えが分かる訳ではないし、其れプラス、本人の意思や気分も関係してくる。
##NAME3##の知りたいと思った事しか出て来ない訳だから、乗り気じゃない事や嫌いな事に関しては全く脳内に答えが浮かび出て来ない。
よって、このアンサー・トーカーは日常で役に立つ事と言えば、今の様に日本語で記載されて居ない本を読む為に使う時くらいだ。
少なくとも、##NAME3##にとって、此の力を使って役に立った経歴は其れぐらいだ。
(?)「あれ?僕以外に此処を使ってる子が居るなんて珍しいな。」
(##NAME3##)「Σ( Д ;)」
今迄…と言っても##NAME3##が通い始めてからの数日間、誰1人として此処に人が居なかった事から安心して今日も入室した##NAME3##。
新しい書庫になって行く度に人が居る。その逆で、最も古く使われる頻度が滅多に無い…その事実も加えて安心し切って居たのだ。
だが、今日は滅多に無い事が有ってしまった。先客が居た。優しそうな雰囲気、人柄の良さそうな微笑…如何(イカ)にも好青年そうな男子だ。
だが、##NAME3##にとって、そんな事はどうでもいい。いや、其れ所じゃない。知らない人に遭遇し、自分の方を見て言葉を発せられた…会話をしそうな展開と言うのが問題なのだ。
人付き合いをあまり好まない##NAME3##は、そんな望ましくない要因に慌てて引き返そうと、この場から逃げようとし、クルリと身を翻(ヒルガエ)し、小走で去ろうするが…
――するする…こってん☆
(##NAME3##)「―ッ、ぶぐっ!!」
こっちの世界に来てから昔の中国の秦と知り、和服を日常で着ても不審に思われない、変に思われないと分かり、和服大好きな##NAME3##は張り切って着物を着込んで居のだが…
今、其れが徒(アダ)となってしまった。全く慣れても居ない装束を纏って居た事と、慌てて身を翻した事に因り、衵の裾を踏ん付けて転んでしまった。
因みに効果音こそ、可愛くしましたが、実際には思いっきりド派手に無様に転びました(笑)
(?)「あ、大丈夫?」
(##NAME3##)「んぐぐぐぅ…―――ッ!―――ッ!」
手に抱えてた本のせいで、顔面もぶつけてしまった為、鼻と口を押さえながら、痛さに耐えながら起き上る。(鼻血は幸い出ていない。)椅子に座って居た好青年が駆け寄って来る。
(?)「僕がいきなり声掛けたから、驚いちゃった?御免ね。」
…―――好青年との会話は避けられそうも無い様だ。
(##NAME2##)「うぉ〜ん…迷った(´Å`)」
##NAME3##が盛大にコケた頃、##NAME2##は、どの辺だかは不明だが、だだっ広い廊下で迷子になって居た。
(##NAME2##)「##NAME3##たんも##NAME1##たんも居ないし、暇潰し用の携帯とかもないし…暇じゃん!!」
『暇〜暇だよ〜誰か構(カマ)ってよ〜暇なんだよ〜うぉーん、此処は何処じゃぁーーーー』等々、暇を1番連呼しながら、のたのたと歩いて行く##NAME2##。
(##NAME2##)「ぬぅおぉおおぅっ迷子ったぁあああーーー。・゚・(*ノД`*)・゚・。 シクシク」
(?)「ん?…おめぇ、迷子さ?」
(##NAME2##)「ふぉ?」
不自然と言える程に自分以外居なかった廊下で自分以外の声がした事に驚いて横を見ると、何時の間にか隣には元気で明るくて気前の良い兄(アン)ちゃんキャラっぽそうな青年が居た。
ズキューーーーン+
ズキューーーーン+
ズキューーーーン+
その青年を見た時、##NAME2##のハートがストライク☆の銃声音で盛大に射抜かれる音が廊下に反響しながら響いた。
(?)「え?今の、何の音さ??」
(##NAME2##)「キャーーーーーーッほーーーーーーーぅ!!可ぁ愛ぃいぃいいいい!!!ヾ(*>∀<)ノ゙」
(?)「えぇ!?何なんさっ!?あーた!;;」
εεεε(っ*´Д`)っΣ(゚Д゚ノ)ノ
いきなり抱き付いて来た##NAME2##にビックリして、引き剥がそうとする兄ちゃんキャラ。
そして引き剥がされまいと更に強くしがみ付く##NAME2##。其れに更に慌てて引き剥がそうとする兄ちゃんキャラ。
其れ以降は正(マサ)しくエンドレス。抱き付いては剥がすの繰り返し。音楽の演奏記号で例えるならD.C.(ダ・カーポ)最初に戻って繰り返す、だ。
…―――暫くは、ちょっとした奮闘が続きそうだ。
(##NAME1##)「あーー暇、マジ暇過ぎだろコレ」
何て、先程の##NAME2##と同じ状況で、似た様な台詞を吐きながら無駄に広い廊下を歩いて行く。流石は従姉妹同士だ。(言い忘れてましたが、##NAME1##と##NAME2##は従姉妹です)
(##NAME1##)「携帯やゲーセンもねーし、やる事も全くねーし、何より…口説く女の子が居ねーって事が有り得ねーんだけど!!(怒)」
女の子と関わるの大好きvの##NAME1##にとって、其れは1番の不満事であり、1番のストレスの原因だ。この数日間、関わった女の子は友である##NAME2##と##NAME3##のみ。
(##NAME1##)「だぁあアアーーッ…ムシャクシャする!誰かをボコ殴りにしてストレス発散させてぇーーっ」
だが、今、殴る事が可能な人物と言えば、##NAME2##に##NAME3##に元始天尊に白鶴。
##NAME2##は逃げるのが大の得意だから、きっとヒョイヒョイと攻撃を避けられ、更に苛々(ストレス)が増す事は確実だから、止(ヤ)めて置く。
##NAME3##は論外。(気に入ってる女を殴る訳にゃぁ、行かねーだろ)
元始天尊(ジジイ)は殴っても、そんなに手応(ゴタ)えが無さそう…(ヨボヨボの皺々(シワシワ)だしな。)
白鶴は元始天尊同様、殴っても手応えなさそう。(鳥だしな!)それに、動物虐待の趣味は無い。
因(ヨ)って、殴れる人物は居ない。ゼロ人だ。
(##NAME1##)「だぁあアアアーーッ!チックチョーーーーッ!!!」
ストレスを解消させられそうもない結論に、更に苛立って頭をガシガシとグルグルと滅茶苦茶に掻き回す##NAME1##。御蔭でヘアースタイルがグチャグチャだ。
(##NAME1##)「…はぁーーーーー…クスン(ノω-、)」
溜息を付き、涙ぐみながら先程グチャグチャにした髪を手で引っ張る様に乱暴に梳かして行く。
(##NAME1##)「…ん?」
ふと横の壁を見ると、誰かが忘れたのか、巨大とも云える刀剣(トウケン)が壁に立て掛ける様に置かれて居た。
こんなデカイ得物(エモノ)を置き忘れるなんて、そーとー抜けてるバカな奴なんだな…何てボンヤリと思いながら其の刀剣を手に取り、持ち上げる。
(##NAME1##)「…これで手当たり次第、八つ当たりすりゃぁ少しは気が晴れるかな?」
ジーーーっと刀剣を眺めながら、八つ当たり相手が居ない為、その代わりに、今自分が居るこの廊下をボロボロのギッタンギッタンにしようかと考える##NAME1##。しかし、それを考えた時…
(?)「あーーー!!!それ俺の剣ーーーっ!!」
(##NAME1##)「あ゙ァ?」
叫び声の方を振り向けば、上半身露出狂の長髪のチビに、線目の気弱そうなヤローが居た。
(##NAME1##)「チッ!…また男かよ。(おっし、決めた。コイツ等でストレス発散だ。ターゲット・ロックオンだ。)」
漸く4人以外の人に会えたと思ったら、両方とも女ではなく、男。其れに落胆した事もプラスされて、##NAME1##の機嫌は更に降下した。
これより、不機嫌が増し、態度が喧嘩を売る様な##NAME1##に対して、相手の男達と一悶着を起こしそうな予感が漂う。
…―――そんな訳で、一騒動が≪確実≫に、有りそうだ。
And that's all・・・?
(それでおしまい・・・?)
××ATOGAKI××
(懺悔と言う名の白状場)
さてはて、夢主達がどのキャラと絡んでたか分かりましたか?(^w^)ニヨニヨ
まぁ、分かるも何も、伏線とかじゃないし、口調や外見を明記したので聞くまでも無いと思いますが(苦笑)
私的に元始天尊のと、(1番短かったけれど)主2の場面の執筆が1番楽しかったッス♪主2書いてると元気出て来るん来るんヾ(*>∀<)ノ゙♪
次からは漸く原作沿いに入れそうな、予感…。そして次回からは太公望を出せたら良いなぁ…(←双方不確定)
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解せぬ花