蓼喰ふ虫‐BuG‐ (下書き)
めそめそ、泣く。
ほろほろ、落涙。
ふわふわ迷い込んだ、心魂(ココロダマ)。
掴まえたのは、魔女の第一人者(クイーン)。
魔女は問う。
(魔女)「無限の城とは何か。」
心魂は答える。
「夢幻のお城?」
「何かの御伽噺?」
再度、魔女は問う。
(魔女)「バビロンシティとは何か。」
心魂は答える。
「ジャマイカのパトワ語に、英語の組み合わせ。」
「ラク中部にあったメソポタミアの古代都市名?」
魔女は答えた。
(魔女)「“異世界からの迷子”か。」
無限の世界の外側。
バビロンシティの世界の外側。
其の双方どちらでも無い、外側にある世界。
心魂は、其処に所属して居た。
何らかのアクシデントが起きたのだろう。
本来の世界の“輪”から外れてしまった。
そして、零れ落ちたのは、境界の隙間。
隙間の其の先は、偶然にも、魔女の居る無限の世界に繋がった。
(魔女)「要は、世界単位での、大規模な迷子だ。」
And that's all…?
(それでおしまい…?)
「帰り道を教えて下さい。」
迷子と聞いて、心魂は、即座に聞いた。
しかし、直ぐには無理だと、魔女は言った。
迷い込んだ異端の心魂を、今は消滅させない様にするだけが手一杯だと…。
「どうする?」
魔女が、問う。
「此の侭、此処を彷徨い、世界から消去されるのを、只、待つか?」
「其れとも、生まれ堕ち、消去される事柄から、逃亡し続けるか?」
前者を選べば、色々な意味合いで、直ぐに楽になる。
後者を選べば、逃亡者の様な、艱難辛苦に晒される。
前者にしろ、後者にしろ、世界は別世界からの異物混入を好まないし、許容等はしない。
しかし、世界の許しも事情も、艱難辛苦も安楽死(?)も、心魂にとっては、どうでもいい。
「後者で。」
得たい物は、唯1つ。
―― 元の世界に帰る事。――
ならば、消えずに、足掻いて居る方が、其の可能性は高い。
(魔女)「此れを食せ。」
差し出されたのは、1枚の蓼の葉。
味は、少し辛くて、途轍もなく苦い。
And that's all…?
(それでおしまい…?)
貴重な体験をしました。
異世界に転生トリップ。
其れでも、あたしは凡人です。
前世の記憶は、最早、霞の如し。
名前、人相、人生行路、生死、不明。
しかし、今と変わらず、凡人だったのでしょう。
大変、特殊な家系に転生しました。
魔女の一族。でも、魔術も何も使えません。
当たり前です。此方(現世)の世界は所謂、仮。
あくまで私は、向こう(前世)の世界の凡人です。
重要な事に、気が付きました。
前世で、一通り読んだ事のある漫画の世界です。
しかも、主人公格の片割れとも言えるキャラが弟です。
残念ながら、原作知識の有無は無に等しいです。やはり凡人です。
困った体質になってしまいました。
あらゆる災厄を引き寄せてしまうトラブル吸引体質。
魔女さん曰く、『“デバッグ”に因る現象』だそうです。
デバッグ(debug)とは…?
バグ(欠陥や誤り)を発見及び修正し、動作を仕様通りの物とする為の作業である。
世界が異物のあたしを排除しようとしてるらしいです。
勘弁して下さい。異世界人でも、あたしは凡人ですよ。
異世界
トリップ
転生
バグ扱い
トラブル吸引体質
………
其れでも
………
基本スペックは、
平凡
And that's all…?
(それでおしまい…?)
仲睦まじい両親と可愛い弟と日本で普通に暮らしてた。
しかし、≪悪魔の子事件≫が起き、蛮と一緒に祖母となった魔女さんに引き取られる形になった。
御蔭で、ヨーロッパで≪魔女狩り≫の様な目に遭い続ける逃亡生活を送った。(まさか自分が魔女狩りに遭う破目になるなんて、夢にも思いもしなかったよ!(((lll´Д`)))ガクガクブル)
マリーア小母さんに連れられて、日本に戻って来て、此れでまた平穏無事に暮らせると思ったら、蛮が家出した。(良い子の我慢が爆発して、突然、不良になるって、こう言う事なのね!)
慌てて連れ戻そうと、マリーア小母さんの家を飛び出し、探し回って居る内に、迷子になっってしまった。逃亡生活で身に付けた持久力と脚力が、此の時ばかりは、仇になってしまった…。orz
帰る事が出来無くなって途方に暮れて居る間に、次々とデバッグ現象が起こり、命辛辛(イノチカラガラ)逃げて居る所を、偶々、通りがかった強者に助けられた。
私の周りで次々に起こる奇怪現象に興味を示した其の強者と、つい、勢いで、契約と云うか長期依頼と云うか、何と云うか、兎に角、奇縁を結んで、無事に生存出来てる人生。
喜び
。(
安心
)。
魔女はフィクションです。
そう言っても過言ではない位、平凡でした。
仲睦まじい両親と可愛い弟と一緒に送る、平穏な日々。
凡人のあたしにはぴったりの、普通で、慣れ親しんだ暮らし。
怒り
。(
理不尽
)。
逸れた母親(ムッター)と弟。
駆け付けた父親(ファーター)とあたし。
≪悪魔の子事件≫が、起きました。
悪魔じゃない。ヒーローだよ。主人公だよ。
平穏と普通に別れを…告げる事になりました。
恐怖
。(
辛い
)。
訂正します。魔女は、ノンフィクションです。
日本を離れ、魔女さん(祖母)と弟とドイツ暮らしです。
魔女狩り、逃亡生活、スパルタ勉強三昧の過酷な日々。
心が磨り減って、磨り減って…もう擦り切れそうです。
楽しみ
。(
安らぎ
)。
デッド・オア・アライブ。
そんなハードな日常に耐える為の、心の支え。
可愛い弟と、可憐な従姉(シュヴェスター)と、賑やかな弥勒兄弟(ゲシュヴィスター)。
哀しみ
。(
悲しい
)。
衝撃の再来。2度目の悲劇。
家庭の崩壊の次は、友情の崩壊と来ました。
泣き崩れ、泣き腫らした後、酷く、心配になりました。
誤解をされ易く、吐露を苦手とし、再度、心を閉ざそうとする弟を。
驚く
。(
ショック
)。
再び、日本の土を踏む事が出来ました。
其の喜びも束(ツカ)の間、弟が、家出をしました。
マリーア小母さんにも、あたしにも何も言わずに。
弟は、正統な血統者で、あらゆる才能に恵まれて居て、所謂、天才。
比べて、あたしは、不当な存在で、何の才能も取り得も無い、只の凡人。
弟から見たら、頼りない駄目な姉でしか、なかったのだろうけど、やっぱりショックでした...(泣)
嫌い
。(
悔しい
)。
平凡が、大好きです。普通が1番、無難だし。
特別は奇異の注目の的。異様は差別や偏見の対象。
そんな他人との違いは、距離と成り、障壁となる。
でも今は、平々凡々である事が歯痒い。腹立たしい。
家族の力に、友達の力に成れない、此の無力さを嫌悪します。
喜
び
怒
り
哀
しみ
楽
しさ
+
驚
き
恐
れ
厭
う
||
此の世界で培(ツチカ)った
感情
の
イロハ
And that's all…?
(それでおしまい…?)
外に出ると、碌な事が無い。
黒猫が横切る。
鴉に襲われる。
靴紐が切れる。
歩行中に建物の上から落ちて来る植木鉢。
傘置きに入れた傘は必ず借りパクされる。
バナナの皮や小石に引っ掛かって、転ぶ。
鴉を筆頭に、犬や猫の動物に追い回される。
擦れ違ったホームレスが奇声を上げて、ゴミを投げつけて来る。
不良の恐喝やスリ、強盗事件に通り魔事件等の無差別殺傷事件への遭遇。
上記に記載したのは、“デバッグ現象”に因る、ほんの一例。
(魔女)『死にたくなければ、1人で行動せん事だな。』
魔女さんの言葉が蘇る。
しかし、何の此れしき!
可愛い弟の為ならば、御姉ちゃんはヘコタレません!!(。+・`ω・´)キリッ+
マリーア小母さんの御世話になりながら、弟を探し続ける日々を送って居る。
今日も今日とて、##NAME1##は、何故か家から10km離れた店へと、徒歩で向かって居る。
理由は簡単。マリーア小母さんに、そう命令さr…頼まれたからだ。御使いを。
まぁ、幸い、逃亡生活で身に付いた、持久力と脚力は、マラソン選手並みだ。(※決して人間離れはして居ない。)
(?)「ねぇ、ちょっと」
「はい?」
(?)「君だよね?此の写真に写ってる子は。」
「え?」
(蛮)『姉ちゃんは警戒心が無い上、咄嗟の回避率と防御力も零だな。』
愛しい弟からの、ダメ出しの台詞が蘇る。
(蛮)『トラブル吸引体質から、自分の身を守れない。だから、1人になるなよ?死ぬぞ。』
其の言葉が、魔女さんの言葉と被る。
あぁ、そうだね、其の通りだよ。
其れに加え、慢心してたよ;姉ちゃんは。
此れじゃぁ、救う余地が無い所か、価値も無いね。
殴られた腹に鈍痛が響く。
男のニヤけた笑みを最後に、視界は暗転した。
And that's all…?
(それでおしまい…?)
家に居ても、碌な事が無い。
――――…其れは、数ヶ月前のデバッグ現象に因る厄災の出来事…――――
(マリーア)「##NAME1##、ちょっと此の2種類の薬草を、隣の部屋の箪笥から出して来てくれる?」
「うぃ〜〜」
沸々と沸く大釜、ユラユラと立ち上る紫色の湯気から目を離さずに、マリーアは言う。
普通の家庭で例えるなら、料理中の母親が娘に対して、『ちょっと冷蔵庫から卵や調味料出して。』等と言う様な調子だ。
其れに対して、気怠さを感じる返事をしながら、素直に行動に移る。
ガチャリ、と、ドアのノブを回し、部屋に入る。
辺りを見回すとホルマリン漬けや、よく分からない物や棚に薬草などが置いてある。
「え〜と、3つ目の薬箪笥の49番目の引き出しの薬草と、5つ目の棚の…――、」
ゴゴゴ…
地鳴りが聞こえて来たかと思うと、家がグラグラと揺れ始めた。
「ぅェ?……地震?」
ドン!!
そう呟くと同時に、突き上げる様な大きな“縦揺れ”。
ガタン!ガシャンッ、
タンスの上に置いてあった物が落ち始め、其の内の1つが、##NAME1##真横スレスレで落下した。
ガタガタ、グラグラ
部屋にある物が振動を始め、照明器具の電球が不規則に暴れ始めた。
「わっ、わっ、わわっ!;」
逃げようとしたが、よろめきながら立っているのが、やっとの状態。
尻餅をついた所に箪笥が倒れてきたので、間一髪、横に転がって其れを避けた。
しかし、此処の箪笥は1つだけでは無い。
「(ヤ・バ・イ・!!)」
案の定、箪笥は続けて倒れて来た。
箪笥と共に床に倒れ、頭を思いっ切り打ち付けて、気絶。
再び意識を取り戻した時には、吊るされた片足に太く巻かれた包帯が目に入った。
足の骨折の他にも、腕や頭と、彼方此方(アチコチ)に巻かれた包帯や貼られた絆創膏。
「大丈夫?##NAME1##」
声のする方へ視線を向ければ、ベッドの脇の椅子に座り、苦笑する小母が居た。
そうして、小母の隣にあるベッドサイドテーブルに不自然に置かれて居るキラキラと光る赤い宝石達があった。
今、私が、受けて居る
様々なハンディキャップは、
イエス様の所に迎えられた時、
私に下さる冠に飾る、宝石になるの。
血友病は、
赤いルビー
エリテマトーデスは、
緑のエメラルド
エイズは、
青いトルコ石
関節の痛みは、
散りばめられた
ダイヤモンド
上記の言葉を、御存知の方は、居るだろうか?
ステファニーと言う、エイズと共に生きた、日系アメリカ人少女の物語の本より抜粋した言葉だ。
此れを読んだ時、あたしは感動した。
「(もし、本当にそうなのだとしたら…死ぬの、怖くないな。)」
なんて本気で思った程に。
結局、運良く(なのか?)死にはしなかったものの、箪笥に押し潰されて大怪我をした際に、
部屋にあった棚や箪笥やショーケースに入って居た様々な薬品やら法術の代物やら何やらを、諸(モロ)に被ったりしてしまった。
其の結果、“体外に排出された老廃物が様々な宝石に変わる”と言う第2の特異…いや、災難体質になってしまった。
『其れってアレでしょ?幽●白書の漫画に出て来る≪流した涙が氷●石って言う宝石に変わる!≫みたいなっ♪』
なんて綺麗な設定を思い浮かべた方、甘い、甘いですぞ!
良いですか?涙じゃなくて、老廃物です。(←此処、重要!!)
老廃物とは、身体にとって不要な物質の事。
つまり、尿や便は勿論の事、涙や汗、呼気や鼻水、垢や髪の毛…etc.
此処で少し、老廃物の1日の平均的な量を例に挙げて見る。
此れを御覧になれば、其の悲惨さに気付いて頂けるだろう。
1日に掻く汗の量は、凡(オヨ)そ1L。
1日に出す垢の量は、成人で約5〜15g。
1日に抜ける髪の毛の本数は平均で50〜100本。
1日のトイレ利用回数は4回〜8回程度が正常な回数。
此れが全て、宝石に化ける。
汗は、水晶やフェナカイト等が1L分。
垢は、真珠やミルキークォーツ等が5〜15g分。
抜け毛で、黒曜石等の黒系の宝石が1日に50〜100個。
排泄物は、トパーズやスモーキークォーツ等が、ペットボトル2L分。
つまり………、、、
朝起きたら、ベットには、大小様々な大きさの水晶(元は寝汗。一晩に約コップ1杯分)や黒曜石(元は抜け毛。10〜20本)等がゴロゴロリン。
トイレ利用時には、水洗式便器に宝石は流せないから、ボットン便所の様な汲み取り式便所、若(モ)しくは携帯・簡易トイレしか使用出来ない。
1日が終わる頃には家の中は…特に自室には、宝石がキラキラ所かギラギラと、目に痛い程の輝きを発しながら、大量に発生し散乱してる状態。
御分かり頂けただろうか?
そして、何より困ったのは此の宝石達の処理だ。
コレ、何て苛め? カハッ( ´゚Д゚)
・;'.、
精神攻撃半端無い._:(´ж`」∠):_;
(自称)平凡系主人公
もう…平凡じゃなく特殊夢主の域。
Truth
カードの御蔭で、転生出来たと言っても、代償は其れだけでは無かった。
前世の記憶が無いのは、此処に起因して居る。
抵抗無く、円滑に転生を行う為に、記憶が失われた訳じゃない。
カードだけでは補えない代償としての意味も兼ねて、記憶は、“奪われた”、又は“支払われた”のだ。
もし、帰るとしたら、今度は、更なる代償を求められるだろう。
此の世界での肉体からの剥離、世界観の移動、元の世界への自分への回帰。
カードの力や、転生後の此方で培った記憶は勿論の事、求められる代償は未知数だ。
原作の方だって、数人の登場人物や、印象に残ってる場面(シーン)の2、3ページ位は、思い出せる
唯一、記憶に残って居る、あの切なくも悲しい1つのバットエンドの顛末を帰る為に使おうと決めた。
蛮の父親だけならカードだけで済んだ物を
接触した魔女関係の甦りに使ったから
体温や時の加算(成長、老い)を奪われた。
しかし、どうせもう一枚のカードが見つかって帰るまでの間なのだから、この肉体の命の付き合いは。
と、思い、欲張って願って使用した。
墓穴掘った。
まさか、既にカードは消滅してたとは…orz
血の気の失せた土色の顔。
死体の如き冷たい身体。
消えかかって居る指先。
其れが、
支払った代償の結果。
「此の世界とって、異端であっても、…其れでも、お前は間違い無く、私の子だ。」
「………有難う、パパ」
ファーターでは無く、パパと、抵抗無く、本当の父親だと呼べた。
凄く嬉しそうに、パパは笑った。
「無理だよバネさん。私、消えちゃう」
でもね、後悔してないんだよ。
結局、向こうに帰れなかったけど、少し、残念ではあるけれどね。
こっちでの生活は基本的、楽しかったし、皆に出会えた事も嬉しかったしね。
「消えませんよ。…私が、させません」
死体までとは言わないが、冷たい身体に、老いない身体
辛うじての死に体だ。
超越者じゃなくて停止者だ。
しかし、赤屍が死神のカードを取り出し、葉に転じさせる。
赤屍がベースとなった死神のカードが触媒となり、再び、##NAME1##は存在出来た。
バグの暴走。
赤屍が消えてタガが外れた##NAME1##は次々にバグを起こし、結果、原作沿いで死んだ父や三騎士、統合した筈の弥勒兄弟、エリス…
挙句の果てに、会った事の無い、知識としても記憶に無い、ルシファー親子や、蝉丸の息子や赤羽が大事に想って居た少年まで蘇らせた。
其の時の彼女は、マクベスや銀次が無限城やアーカイバとリンクして居る時の様な一種のトランス状態だった。
本人に、死者を全員蘇らせようと言う意思も願望も、無かっただろう。
(蛮)「物ッ凄ぇ、癪だがよぉ…あいつのタガが外れたのは、テメェが原因だ。」
本人が亡霊の様に彷徨い、求めて居たのは、蘇らせた人々の中には居ない。
彼女が求めたのは、赤屍だ。
(赤屍)「………」
其れが、赤屍にも、分かって居るから、彼は蛮の言葉を無言で肯定した。
そして、言葉を紡ぐ。
(赤屍)「御安心下さい。もう、あんなふざけた現象は起こさせません。…二度とね。」
憎悪と嫌悪を含んだ、剣呑な声音。
帽子の縁に隠れて、其の瞳も、表情も読み取れないが、其の声を聞いただけで、充分だ。
赤屍は、酷く厭んで居る。
蘇生という死者の甦りを。
しかし、蛮は其れを赤屍の数少ないマトモな所と評価して居た。
其れで良い。死者が生き返るなんて事は、あってはならない。
何故なら、其れは自然の摂理に反するからだ。限りある寿命、一度切りの命、其れが≪生≫を受けた者の定め。
(蛮)「まっ、其の点では、テメェは適任だ。」
此の男の消滅や死亡を易々と起こす出来事など、早々滅多に無い。つーか、限り無く零に近い。
加えて、此の男は超越者であり、強者だ。
其の男の支配下に置かれた##NAME1##は、恐らく、自身をバグとして暴走される事は、此の先、一生無いだろう。
其れは、バグの現象を理解して居た、もう1人の人物、マクベスも示唆して居た。
(赤屍)「おや、貴方に信用されて居るとは、光栄ですね♪」
(蛮)「其の点以外は、アウトだがな。」
(赤屍)「しかし、私達の事ばかり構けてて、御自分達の事を疎(オロソ)かにしてはいけませんよ、美堂君」
(蛮)「あ?」
「死者蘇生等とふざけた行為を易々と犯してしまうのは、何もバグだけとは限りません。此のセカイの創造主も、又、然りです。」
「………」
「其方のリードを握って居るのは、他でも無い貴方だ。」
「ヘッ!銀次は…」
「“本当の強さ”を手に入れたから大丈夫…ですか?」
「………」
「しかし、貴方を失ったとしたら、今の彼と言えど、どうでしょうねぇ?」
「ハッ!其れこそ問題ねぇ。此の俺様を誰だと思ってやがる?最強無敗を誇る美堂蛮様だぜ?テメーすら負かしたな!」
「おや、オウガバトルでは銀次君が勝利したと私は記憶して居りますが?」
「ぅ、うっるせー!其れと此れとは、別モンだ!!;;」
「クスッ…其れでも、夢々、お忘れなき様に…して下さいね?」
バグの##NAME1##と、創造主の銀次。
赤屍と蛮のパートナーは、奇しくも死者蘇生が出来る人物。
蛮にもリードを手放さない様に促す赤屍。
##NAME1##にとって赤屍がトリガーである様に、銀次にとっても蛮がトリガーなのだ。
其の事は、双方共に、十二分に承知して居る。
「バネさーーん!」
(銀次)「蛮ちゃーーん!」
2人の真面目な会話等、露程も知らず、陽気に手を振りながら駆けて来る##NAME1##と銀次。
(銀次)「何々?何の話?」
銀次がタレながら蛮の頭に飛び付く。
(蛮)「オメェ等にゃぁ、理解出来ねぇ話。頭に乗んな。」
「お?内緒話ですか?」
(赤屍)「えぇ、内緒話です。」
「2人っきりのシークレットですね!」
(赤屍)「そうですねぇ。私と美堂君、2人だけの秘め事です。」
(銀次)「え゙ぇ゙え!!?嘘だよね?蛮ちゃん。パートナーである俺を退け者にするなんて、2人だけじゃなくて男同士のマル秘なんだよね!?俺にはちゃんと教えてくれるよね!??」
(蛮)「だぁああああー!うっせーんだよテメェは!後、鬱陶しい!何時まで人の頭に乗ってるつもりだ!雛鳥か!?俺の頭は巣じゃねーぞ!!」
(銀次)「ん゙ぁあ゙あ゙ッ;;」
(蛮)「##NAME1##!赤屍!テメー等も気色悪ィ事言ってんじゃねーよ!!」
(赤屍)「クスクスクスッ…」
「ニヒヒヒヒヒッ…」
蛮に契約破棄しろと言われ
でも断り、
怒られた嫌われたと思い
「うええええん」
「わたしもう此の侭、キノコ湿地帯と化します」
赤屍と初対面
背高ノッポさん
ガチョウと黄金の卵
少し、自惚れ過ぎてた…のかも、しれない。
地味な不運から、危機一髪までの出来事を引き起こすデバッグ現象。
しかし、大事に至った事は、あまり無い。
魔女さんや父親(ファーター)やマリーア小母さん、弟の蛮や弥勒兄弟等、色々な人に助けられて来たから。
だから、今日まで生きて来れたのも、そう言う救いの手があったからこそだった。
決して、あたし1人の実力では、無い。
「≪不幸を呼ぶ人のメカニズムの解明≫の研究の為らしいですよ。」
其の研究材料の為に、自分達は攫われて、其の研究施設に運ばれてる最中の様だ。
気が付くと、其処其処に暗い、護送車っぽい荷台中だった。
前後部座席を仕切る格子越しに
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Mix:針滴×鋼錬夢
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僕のヒーローアカデミア(番)
Mix:鋼錬×Dグレ
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