ソロモン・グランディの花嫁 04
ソロモン・グランディ。
Solomon Grundy,
等価交換。
其の対価なら、しょうがない。
火曜日に 洗礼。
Christened on Tuesday,
檻の待ち時間、最初に訪れたのは2人
調査兵団 団長 エルヴィン・スミス
憲兵団 師団長 ナイル・ドーク
此の2人とは主に情報交換。
案の定、話が噛み合わず仕舞いの失笑モノ。
2回目に訪れたのも、2人。
調査兵団 団長 エルヴィン・スミス
調査兵団 兵士長 リヴァイ
主に此の世界について、スミスさんから教えて貰った。
スミスさんは親切!
3回目に訪れたのは、1人。
調査兵団 兵士長 リヴァイ
2回目の時、始終沈黙で終わったリヴァイが、記憶喪失だと判明した。
多分、此方に帰って来る時の対価が、エド達の世界で過ごした記憶だったのだろう。
其れでも、此の状況かで、何の救いの手だろうか?
あたしとの接触で、ほんの少しだけ、思い出したらしい。
そうして、あたしは今から裁かれる。
さて、唐突だが、“あたしの世界”で、あたしの職業は所謂、≪語り部≫だった。
雄弁は銀、沈黙は金と、沈黙のが高価だが、今回は雄弁が金となりそうだ。
相手に好印象を与えるテクニックは其れなりに分かって居る。
人間、好印象が何よりも有利。
恐怖や痛みや支配は、相手に対して敵と言う認識と反感を与えてしまう。
逆に利益や信頼や絆は、相手に対して味方と言う認識と共感を与えてくれる。
其れが、そもそもとして動物に備わったメカニズムだ。
此れを理解して居れば、何のその、あたしが殺される理由は無い!(あたしったら、世渡り上手v(笑))
(ザックレー)「決定権は全て私に委ねられる事になるが、異論はあるかね?」
「≪世渡りの殺生は釈迦も許す≫と言いますしね、どうぞご自由に(^^)」
かくして、戦いのゴングは鳴り響いた。
そしてあたしは、案の定、質疑応答し、語りに語る。
ジャックと豆の木の御伽噺から、青い宝石の地球の話、最後に錬金術の実践で果実の錬成。
疑心暗鬼、戦々恐々と言った雰囲気が、瞬く間に喜色満面へと変化して行く。
(?)『毎度毎度、遣り過ぎだ馬鹿』
“あたしの世界”での同業者の言葉が蘇る。
はたと我に返れば…あたしを生死を決める裁判は、あたしを取り合う裁判へと変わって居た。
どうしようとリヴァイを見やれば、目が合う。
リヴァイは、あたしの心情を察してくれた様だが、深く眉間に皺を寄せ、『知るか馬鹿』とでも言う様に、あたしが先程、錬金術の実戦で室内中に錬成したツル科の果実にかぶり付いた。
モテモテ過ぎて僕、困っちゃうv
…なんて、洒落にならないなっ!!(ΘェΘ;;ゞ−☆ベシッ!!
And that's all…?
(それでおしまい…?)
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解せぬ花