万華鏡で覗く世界は醜くて 02






【人外体質】



(ゲン)「あれ?##NAME1##ちゃんは?」



(千空)「あ゙?そういや見ねぇな。サボりか?」



(スイカ)「クロムが硫酸がそろそろ足りないって言ったから、取りに行ってくれてるんだよ!」



(千空)「あ゙?ガスマスク取りに来てねぇぞ。現に此処に……」





作ったガスマスクは、計3つ。

今、残って居るガスマスクも、計3つ。





(千空・ゲン)「「…………。。。」」





2人は、素早くガスマスクを装着して、残りの1つを持って、硫酸のある温泉地帯の向こう側へとダッシュする。





(千空)「ったく、フツー、硫酸の毒ガス事件とか知らねぇのかよ!」



(ゲン)「や、硫酸はバイヤーって事は知ってても、普通は毒ガスの事、知らないんじゃないかな!?特に##NAME1##ちゃんは大樹ちゃんと同じ知能レベルだから(汗)」



(千空)「クククッ、空気中で1番多い気体の正解すら導き出せない雑アタマか?」



(ゲン)「あー、そーそー。酸素とか真面目な顔して言っちゃうのよ。##NAME1##ちゃんは!」





『正解は窒素なのにね!』そう言葉をゲンが紡いだ所で、大きな1瓶に入ったエメラルドの液体を、頼りなさげに持ちながら、こっちに向かって来る人影が小さく見え始めた。





(ゲン)「##NAME1##ちゃん!」



(##NAME1##)「あ、ちょうど良かったぞよゲン様ちゃん。コレ重いから、半分持ってくれぞよ。もう腕が限界でぞよなー。」



(ゲン)「うんうん、そうだよね。こんなに大量に入った大きい瓶、普通の非力な女の子じゃ、ちょっとキツイよね〜。オーケー任せて☆……じゃなくて!!」



(##NAME1##)「?」



(ゲン)「どこか、具合悪くない?てゆーか、なんでガスマスク付けてないのに、取って来れちゃったの!?」





もしかして、幽霊だったり?なんて、半分冗談交じりで聞くゲンに、##NAME1##はサッパリ訳が分からないと言った風に、きょとんと首を傾げて居る。





(千空)「クックック、##NAME1##、テメーどんな手を使って硫酸の毒ガスから難を逃れやがった?」



(##NAME1##)「毒ガス??」



(ゲン)「えーとっね、硫酸の湖には……――――、」





ゲンが丁寧に、##NAME1##に分かりやすく硫酸の毒ガスの説明をする。





(##NAME1##)「つまり、マジシャンのゲンでも無理ゲーぞよか。」



(ゲン)「うん、だから俺じゃなくてもね、誰でもリーム―なの(汗)」



(千空)「ったりめーだろ。自然様ナメんじゃねー。だが、##NAME1##、テメーは毒ガスに勝った。100億%有り得ねー事だ。何をした?」





其の問いに、##NAME1##は、にっこりと満面の笑みを浮かべた。





(##NAME1##)「種も仕掛けも、御座居ませんぞよ。」





其の言葉に、黙る千空とゲン。

其の2人を見て、再び、##NAME1##が口を開く。





(##NAME1##)「ま、強(シ)いて言うなら、我様ちゃんが、人外体質なだけ、とだけ言っておこうぞよ。」










And that's all
(それでおしまい…?)

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解せぬ花