ルドルフとイッパイアッテナ 03
登場人物
・夢主(通称:飯炊き女)
世界線すら飛び越えていることを本人は知らない。山から降りて最寄り駅まで行けばまだ帰れると思っている。
今年で2◯歳。四捨五入したら三十路。最近周りの人が結婚ラッシュでだいぶ焦っている。ここの世界線にいる間はそんなこと考える暇もないから大丈夫だよ。
ご飯は作るのも食べるのも好きだが、食べさせるのはもっと好きだと今回のことで判明した。
個性やヒーローなんて存在は知らない。個性を彼女の目の前で使ったとしても、すごく上手な手品だとしか思っていない。
本当は荼毘くんに引きずってもらって、アジトまで連れられて命と引き換えにご飯作るって話にする予定だったはずなのに、なぜか突っ走って自分でご飯作るアプローチしまくる話になってしまっいて作者困惑。
・荼毘くん
仲間集め(薪になれ)を終えてアジトに帰還中、夢主に出会う。
彼曰く頭のおかしい夢主の相手をするのが面倒くさくてアジトへ連れて行った。
嫌いな物はあるが特に伝えていない。伝える気もない。
肉じゃがを食べたらなぜかお母さんを思い出した。
・弔くん
アジトでゆったりしてたら頭のおかしいやつが来た。
ご飯食べ終えたら殺す気満々だったが、思いの外味付けが気に入り、殺さず活かそうとシフトチェンジ。本人は味が気に入ったんじゃなくてひさびさに温かいご飯が食べられたからだと思ってる。他の奴が作れるようになったら殺す気満々。
肉じゃがを食べたらなぜか優しく自分を抱きしめる誰かの腕を思い出した。
・トガちゃん
自分以外の女の人がアジトに来て興味津々。
温かいご飯が食べられるとなって、この機会を逃してはいけないと弔くんを説得。
お出汁の味に震えた。トガちゃん、それ主婦の味方お手軽ほんだ〇で作ったお出汁だよ…。今度ちゃんとお出汁とって作るからね…。
美味しい物をくれる夢主(通称:お姉さん)に少し気を許してくれている。
肉じゃがを食べても美味しいなァとしか感じなかった。
・トゥワイス、Mr、スピナー
特に夢主に興味がない。アジトに知らない奴来た、やばいな殺すか?みたいな認識。
しかし久々の米以外の食べ物が並ぶ食卓に気分が踊り、流れるまま口に運んだ。気づいたら土鍋の中のご飯は空だった。
なんだかんだ紳士的な行動もできるので、今後は夢主が困っていたらもしかしたら助け船を出してくれるかも。あくまで仲間ではないので、彼らの気分次第ではあるが。
肉じゃがを食べたらいつかの優しい記憶が蘇った。
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解せぬ花