タネも仕掛けもございません 魔法使いが起きたら3700年後の世界でした
夢小説、名前固定。
色々適当設定。原作と矛盾あったらごめんなさい。
魔法の世界(ハリポタ)と微妙にクロスオーバー。(設定借りているだけで、ハリポタキャラは出ないです)
ハリポタ読んだこと無い人には分かりづらい不親切
ゲン落ち予定(なのに1話でゲンがでてこない…)
以上大丈夫な方のみお進みください
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ハロー、こんにちは。おはよう世界、グッモーニンワールド。
突然ですが、目が覚めたら世界が滅んでいました。嘘やん。覚えているのは、緑の光が人々を覆っていったこと。正直緑の光が見えた時は死を覚悟したけど、その後光に飲まれた人たちが石化していった時は驚いた。ペトリフィカス トタルスの方かーい!と心の中で突っ込んだところで、私も石化した。
恐ろしい事に、石化直後も意識はあった。最初は石化した原因とか、色々考えていたけれど、だんだん意識が遠のいていき、その後の事は覚えていない。そして今、なんと突然目覚めることができた。
目覚めた瞬間、自分が裸なことに気づいて滅茶苦茶焦った。咄嗟に周りを見渡したら、夏休みを利用して母の祖国である日本の、東京にいたはずなのに、ジャングルのど真ん中にいて更に混乱した。私と同じように石化した人間が、あちこち無数に転がっているのが不気味だ。
恐らく石化の原因はあの緑の光。でも、ジャングルの中でいくつかの動物をみかけた。鳥も飛んでいる。石化したのは人類だけ?でも、なんで私の石化は解けたんだ?この動物たちも、たまたま石化が解けただけ?ここは本当に東京?東京だけがこうなったのか、もしかしてイギリスまで光の被害に及んでる?この荒れ果て具合、相当な時間が経っている?と疑問が次々湧いてくるのに、答えてくれる人は誰もいない。
そこら辺の葉っぱを使って急ごしらえの服を作り、少し辺りを散策してみたけれど、延々とジャングルが続くだけで、何もわからなかった。
もし、全人類が石化していて、私一人だけが復活したのだとしたら、と考えてぞっとした。
私ひとりで何ができるというのだ。野垂れ死ぬ未来しか見えない。野生の動物に襲われれて死ぬ、食料が無くて死ぬ、正気を保てなくなって壊れる、そんな嫌な想像しかできない。
もっと自分はお気楽キャラだったと思うけれど、こんなにネガティブなのは、石化より何より、アレがない事が理由だ。
そう、一番の問題、それは、起きたら杖がなかった。詰んだ。完全に詰んだ。
幸いなことに私は普通の人じゃない、魔法使いだった。石化なんてファンタジーだけであれば、魔法使いのテリトリー。魔法があれば石化した人間を元に戻すなんてちょろいぜ☆、なんて言いたいところだけど、そんな悠長に構えていられなかった。建物や道も消えてしまっているんだ、杖なんてほとんど木なんだから、いくら魔法のアイテムとはいえ風化して土に返っていても何も不思議じゃない。
実を言えば、石化した直後も脳内で色々呪文を唱えてみたのだが、効果はなかった。
優秀な魔法使いだったら、杖が無くてもある程度魔法は使えるのかもしれないけれど、こちとらまだOWL、ふくろう試験を受けたばかりの6年生。無言呪文だって心もとないのに!
必死で呪文を唱えてみても、浮遊呪文とか呼び寄せ呪文とか、簡単な呪文だけ、かろうじて使えるか使えないか…といったところだった。本当に集中している時にしかできないし、成功率も低い。ちなみに、呪文解除の呪文をもってしても、石化した人間は戻らなかった。
魔法が使えない魔法使いの存在価値とは。
事態の深刻さに呆然としていたら、いつの間にか日が暮れかけていて、慌てて火をおこした。そこで、もっと切実な問題に気づいた。お腹が空いた。
アクシオ食べ物!と叫んでも何も起こらない。ホグワーツではご飯はしもべ妖精が用意してくれたし、家で魔法は使えないから、料理の魔法は習ったことなかった。ていうかそもそも食料がない。
死んじゃう…。幸いアグアメンティで水は出せた。これで3日ぐらいは生きられる、はず。
次の日の朝、食料を求めてもっと遠くまで歩いてみたけれど、道はないし、靴も急ごしらえのものですぐ壊れるし、正直しんどい。
歩いている途中でウサギを見つけたので、焼いて食べてみた。味付けが何もないけど、ないよりましだ。海まで行けば魚と塩が手に入るのでは?と思いつき、方角を確認しつつ進んでいったところで煙があがっているのを見つけた。
人がいる!
近づいてみると、海に面した小島?岬?に集落の様なものがあった。集落へ渡るための橋の前には槍を持った二人の門番。
うーん、どうしたものか。
門番の人、片方の見た目が日本人ぽくなかった。日英どっちでも喋れるから大丈夫、と思ったけど、もし何年も経っていて言葉が変わっていたらどうしよう。いざとなったらハートで勝負するしかない、とお腹が空いて限界だったので、覚悟を決めて勢いで話しかけてみた。
「はじめまして、私レイラ。突然ですが、お腹が空いて餓死しそうなので食べ物を分けてください」
「よそ者を通すわけにはいかない。ルールはルールだ」
言葉は通じたけど、話は通じなかった。辛い。
ちなみに、もう一人の日本人に見えない人は「ははははじめまして。僕は銀狼、よろしくねレイラちゃん!」と話しかけてくれた。こっちはちょろそう…。
話が通じなそうと思った人―後で聞いたところ金狼というらしい―も、私が本当に困っていることを伝えれば「村へ入れるわけにはいかないが、食料を与えることは禁止されていない」と言ってご飯を分けてくれた。ツンデレか。
ご飯を食べながら、色々話を聞いてみたところ、この村の人達は文明というものを知らないらしい。うーん、もしかして私、異世界に来ちゃった?いや、緑の光の記憶と、石化した人達の存在があるから、同じ世界なのは間違いないか。
日本語が通じること、この村が何百年かの歴史があることを見ると、やっぱりここは日本で、遠い未来だということだろうか。
一縷の望みをかけて魔法の存在についても聞いてみた。
「この村に魔法使いはいない?」
「魔法?」
「なんていえばいいのかな…。説明がつかない不思議なことができる人?」
「妖術のことか?」
「そうそう!そんな感じ」
「妖術使いを名乗っているやつはいる」
俺は妖術なんて信じないがな、と返されてしまったが、私はそれどころじゃない。
良かった!魔法使いがいれば杖があるかもしれない!と期待に胸を膨らませたけれど、銀狼が連れてきてくれたクロムという男の子が得意げに見せてくれたそれは、残念ながら私の知る魔法とは違った。
次々と炎の色が変わるそれは、私も詳しくはないけれど、小さいころテレビで見た覚えがある。多分、科学実験とかそんな感じのマグルの科学という技だ。
意気消沈した私に、クロムはショックを受けたようだ。自分の妖術に驚かないなんて何者だ!?と言われ、返答に困る。とはいえ、誤魔化す必要も特にないので、魔法のことは隠して正直に話した。
石化から解けたこと。恐らく何年も前の人間であること。食料とか服とか、一人じゃ何もできないので村の一員に入れてほしい事。もちろんその分ちゃんと働くつもりだという事。
銀狼とクロムは同情してくれたけれど、残念ながら金狼だけは「ルールはルールだ」と言って譲らなかった。くそう、真面目か。
一向に譲らない金狼にクロムが怒ってくれたけれど、一触即発な雰囲気になってきたので慌てて止めた。仲間割れをしてほしくないし、何より、門番の金狼の方がクロムより強そう…。
クロムは申し訳なさそうに、村の外にあるクロムの秘密の倉庫で寝泊まりすればいいと提案してくれた。それでもまだ食料問題が残る。それも俺が分けてやるよ!って言ってくれたけど、流石にそこまで一方的にお世話になるのもどうかと思う。というかそれ、クロムが怒られるのでは?うーん、どうしたものか。と悩んでいるところで、悪知恵が働いた。こんな時こそ、魔法の出番では?
「オブリビエイト」
成功した。魔法ってすごい。わたし、魔法使いでよかった…!と思わず感動した。門番の二人だけでなく、村の人たちも、あたかも私が昔からの顔なじみであるように錯覚してくれている。
取り敢えず当面の生活問題は解決!と思ったのに、まさかのオブリビエイトが効かない人がいた。コハク、というその女の子には、何度唱えても1ミリも聞いている気配がない。
「ハ!何をしているのかわからないが、妖術の類は私には効かんぞ!」
いや、効かんぞって何。杖がないから私の魔法が弱いのか、この子が強いのか…。
仕方ないので、コハクには正直に話をしたところ、普通に受け入れてくれた。「ちゃんと働くというのであれば問題なかろう。よそ者は入れてはいけないというのも、昔追放した罪人によるものだ。皆頭が固いのだ。レイラは悪い奴には見えないし、困っているのならば助け合うべきだ。石神村は人手不足なのだ、人が増えるのは歓迎だぞ」
天使が多いぞ、この村。
杖なしのオブリビエイトは完全じゃないし、そもそも記憶の一部が混乱しているだけなのであまり大っぴらに動くのはまずいと思い、お言葉に甘えてクロムの倉庫で寝泊まりさせてもらう事になった。村人が私のことで違和感を覚えたら、コハクとクロムが誤魔化すのを手伝ってくれた。
無事村での仕事も見つけて、日中は村で過ごし、夜は外れの倉庫で寝る生活が始まった。
コハクのお姉さんが病気と聞いて、回復系魔法も色々試してみた。根本解決には至らないけど、魔法を使った後は少し呼吸が楽になるようでコハクに感謝された。共犯者の様な、持ちつ持たれつの様なコハクとは、年が近いこともあってすぐに仲良くなれた。この村、かわいい子が多いけど、中でもコハクとルリは本当にかわいくって、大好き。
かわいいと言えば、村の人とも偽りの記憶の上とはいえ、少しは仲良くなってきて、中でもスイカとはよく一緒に遊んだ。村で浮いている私に親近感を覚えたのか、最初遠巻きに眺められていたところ、こっちから話しかけたらとても喜んでくれて、そこからよく話すようになったのだ。私も懐いてもらえるのが嬉しくって、お花が好きなスイカに魔法で珍しい花を出してあげたりした。「妖術ってすごいんだよー!」と興奮した様子で見上げられると、つい調子に乗って「皆には内緒だよ」とスイカにはいくつか魔法をみせてしまった。
そもそもこの村の人は魔法も科学も見分けつかないみたいだし、人が見ていないところではよく魔法を使った。火を起こすのや、クロムに付き合って鉱石採取するときにアクシオは便利だった。レイラがやると仕事が早いと感心されることもあったけど、魔法でチートしているので若干心苦しかったが、村の役に立てているのは素直に嬉しかった。
村(の外れ)での生活にもすっかり馴染んで、半年ぐらい経ったころ。コハクやクロムの協力もあって、村の人とも大きなトラブルにならずに済んでいる。生活は安定はしているけど、石化やこの世界の問題は一向に解決していない。その日暮らしの生活も悪くは無かったけれど、私、このままこの村で一生を過ごすのだろうか、とふと考えては眠れない夜を過ごすこともあった。
そんなある日、事態が動いた。
その日、前日からコハクが行方不明だった。村の外へ遠出する事は良くあることだけど、日をまたぐのは初めてだった。大丈夫かな。なかなか人類を超えた力がある子だけど心配だ。と探しに行くための準備をしていたら、急にクロムに捕まった。
「おい!レイラ!妖術使いだ!!加勢しろ」
「へ?」
詳しい説明もなく、腕を引っ張られて村の外れまで連れていかれる。
そこには今まさに探しに行こうと思っていたコハクと、その隣には村で見たことが無い白菜みたいな頭の男の子が立っていた。
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夢主設定
名前:レイラ
日英クォーター。ホグワーツ入学まで日本育ち。なので小学校程度の科学知識やマグル&日本常識はあるけど結構忘れている。魔法は上の下ぐらい。ハッフルパフ。身体動かすのは苦手。クィディッチは野蛮なスポーツだと思ってる。
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解せぬ花