メジロライダー

https://alicex.jp/mejiro/

top/tov(outsider編/....)

「へぇ、坊主があのギルドのボスなのか」

こいつはたまげたもんだ!こんなにちっこいのにしっかりしてるな!等と四方八方からかけられる声に、少年はたじろぎながらも頬を染める。
そんな彼らの足元は不規則に揺れ、小石を踏めばガタリを左右に揺れを繰り返す。
なんだって彼らが乗るその馬車は貴族達のように振動を和らげる仕組みのない普通の馬車だ。寧ろ彼らにとって揺れない馬車なんて違和感の塊でしかないのだから喜んで乗ろうとするものは居ない。
馬車が引く荷台の中ギルド凛々の明星のボス、カロルと名乗る少年が体つきのよい男性陣に囲まれていた。
場の空気は悪くなく、寧ろ良好とも言えよう。
なにせ今知名度があがりつつある「あの」ギルドのボスが目の前に居り、それが自身達よりも何十下の少年だと知ると感心して言葉もでないくらいだ。


- 6 -

*前次#


メジロ