*


師匠の家の縁側で昼寝をするような心地良さだった。


「おい」
何か聞こえた気がするけれどまだ寝足りないんだ...。

「おいっ!!」
もぅ、五月蝿いなあ。

「起きろみゆ!!」
「ひぃっ!はいっ!」
師匠から拳骨がとんでくると思い無理やり目を開いた。

すると師匠と似てるけど似ていない玄弥の顔があった。

あれ、何があったんだっけと思いふけていると玄弥が説明してくれた。

「お前がいきなり寝だしたから抱えてたんだよ」
呆れたように彼は言った。


「...ありがとう」
たぶん休めなかったら生き残れないから感謝した。こんな場所で死ぬわけにはいかないのだ。

「また夜が来る、鬼がくるとおもうから気をつけろよ。一緒にいくか?」
玄弥は心配そうに手を差し伸べてくれる。


甘い優しさにすがろうかと考えたが、師匠と約束したから1人で頑張るよとつげて別れて歩き出した。