※爆豪目線
「ば、くごーくん…」
もう二度と会えないのかもしれないと諦めていた姿がそこに居た。
髪も伸びて前会った時とは大人びたかもしれねぇがはるだ。どうしようもない感情が出る。
すぐにでもあいつの傍に行ってやりたいと駆け出そうとするが俺の顔を見て笑ったはるは前へと倒れる。倒れるはるを見て俺のイラつきがどんどん募ってゆく。誰だ、さっきの奴にやられたのか、それともまだ誰かがいるのか。
土埃が落ち着きはるの隣にもう1人居るのがわかり近づく足が止まる。
「…なんでてめぇがここに居やがる」
雄英から敵とまとわりつく忌々しいアイツだ。
なんでそんなやつとはるが居やがる。
「へぇ。そんなに怒んなよ」
「あ?なんでその女とてめェが居んだよ」
「…お前ら知り合いなんだ?」
「……そいつに何かしたのか?ぶっ殺す」
抑えきれない苛立ちと早くはるの容態をと駆けつけたい気持ちが前にでる。すぐに体勢を整えるが俺の横を勢いよく通り過ぎいつの間にかはるを抱えたデクがいる。
「死柄木……!!」
「あー、こんなに囲まれたら勝ち目ないだろ。黒霧行くぞ。使えるか」
「はい。今なら使えます」
いつもみたいに黒いワープ野郎がクソ敵を包み逃走しようとする。
逃がすか……!!
「っ、あっぶねぇなァ」
個性を使って死柄木に1発ぶち込もうとするがアイツの手が飛んでくる。
この5本指に掴まれたら最後だ。咄嗟に避けて距離をとる。
「じゃーな」
「待て!!死柄木!!」
追おうとするとさっきの街をぶっ壊してた敵が横から現れる。距離をとりクソ敵を追おうとすると笑って消える姿が見える。
「っクッソがァ!!!」
苛立ちをぶつけるように敵に爆破を喰らわす。1箇所だけ甲殻が剥がれた部分を狙う。恐らく切島が削ったんだろ。急所に当たったのかすぐにその場に倒れる。ざまぁねェな。
「お!爆豪やったか!!」
「早ェ〜」
「…かっちゃんこの子」
「あ?いつまでそいつ抱いてんだ?寄越せ」
「えっ、ま、待ってかっちゃん!!だめだよ!その子怪我して…」
「あ?!」
デクに言われてはるを見る。ボロボロになって気を失っている。
「ッチ。俺が連れてく」
「えっ」
「は?!爆豪どうしたんだよ!らしくねぇ!!」
デクからはるを受け取り横抱きにする。
……ここから近い病院はあっちか。ここからそんなに距離はねぇ。
余裕がないのも自分でもわかる。ようやく会えたってンのにここで死ぬんじゃねェぞクソ女…!!
《まだ》
ーー
彼は走る。
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