「爆豪くんやっぱり外に出たら「だめだ」少しだけ「だめだ」……」










朝食を食べ終えて爆豪くんが仕事に行く準備をしている最中 外の様子を見たいとと提案をするが念を押され行くなとの司令が。







「状況が違ェんだ。大人しくしてろ」
「……」
「…またあのクソ敵が出てきたらどうすんだ」
「う、はい」








ぐうの音も出なくなる。泣く泣く爆豪くんを見送るところまで来てしまいそれに従うざるを得なくなった。









「……おい」










下を俯いていると頬にひんやりとした感触がある。びっくりしてその先を見ようとすると。







「……携帯?」

「俺の番号はもう入ってる」
「え」
「設定も済ませてる」
「そ、そうじゃなくて!どうしたのこれ、貰えないよ」
「ッチ!!いいから黙って受け取れ!!連絡手段ねェ方が困ンだよ!!」
「ちょ、押し付けないで…!!」
「今更機種が気に入らねえとか言われても知らねーぞ」
「そうじゃなくて」







突然のサプライズにびっくりしてお互いにいるいらないを繰り返してしまう。
結局私は連絡手段にとのことで爆豪くんから携帯を貰うことになった。








「…ありがとうございます」
「……おー」
「私も働きたい」
「あ?いいじゃねーか。休暇取ってるもんだと思って休んでろ」
「お世話になりっぱなしが心苦しい…」
「ンなもん、クソ世話してやるよ」
「い、いやだー!!」








…今度緑谷さんに相談してみよう。
今日はひとまず爆豪くんを見送ることにする。







「んじゃ、そろそろ行くわ」
「あ、うん」
「……暇だったらテレビとか適当につけてろ」
「はーい」
「適当に雑誌とか買っといてやった」
「えっ、爆豪くんが!?」
「…相当怒られてぇみたいだな」
「なんでもないです!!」







玄関に向かうと靴を履き始める爆豪くん。







「いってらっしゃい爆豪くん」
「……おー。遅くならないように帰るわ」
「ふふ、うん。待ってるね」
「じゃあな、いい子にしてろよ」






そう言うと私の髪をぐしゃぐしゃに撫でる爆豪くん。子供じゃないけど家に1人になることが少し寂しく感じてしまう。








「ッチ、終わったら電話してやる」
「え、そんな」
「だったらその顔やめて笑え」
「ふふ、なにそれ」






笑った私を見て今度は私の頭をぽんぽんと撫でて「行ってくる」と爆豪くんは玄関から出てゆく。音がなくなった部屋により寂しさが増す。







「……家の事やろう」







今日はひとまず掃除をしよう。それから爆豪くんが私にしてくれたようにご飯を作って待っていよう。
すぐに切り替えると掃除をするべく行動に移した。











《いってらっしゃい》

「本当にシンプルすぎて逆に掃除しやすい……」