「僕の方がずっと先にみっちゃんと友だちになったんだよ。だから僕の方がみっちゃんのことよく知ってるし、みっちゃんが側にいないと変な感じするし、えっとあの、だから、お前がみっちゃんと友だちだといやなんだよ」
彼はつまり“大好きなみっちゃんを自分に縛り付けておきたいです”と宣言しているわけだ。
この純朴なようでいて陰鬱とした11才は、ずいぶんと残酷なことを言ってくれる。
俺の事はただの敵としか見ていないらしい。ああ俺の恋心が泣いておるぞ。