「いや〜はっは。なんとなくこうなるんちゃうかなーとは思っててんで?でも完璧すぎてもはや突っ込みようがないというかさ……」
物件の前に立ち尽くす私達。
何故ってこんな夜中やもん、オーナーにピンポンするのも気が引けるし、好奇心から入ろうとした部屋はバッチリ施錠してあって開かない。
「出直すしかないっすね」
「今からホテルとれるんかなー」
「じゃ、今日は俺ん家来るか?弟いるからうるさいけど」
「ええのん?!行くー!」
「…なまえが一番うるさそうやの」
「「たしかに」」
ちょ、私だって大人しくできるし!!!
なんていわなけりゃ良かったよ。
だって。いま。弟たちと共に両親から絶賛説教中。
はじめましての女の子にも容赦なく説教。
ついでに丸井まで説教。
すっごい目で見られてる呪い殺されそうだ。
ごめんなさい。
いきなり来てはしゃぎまわってお皿割って床に物散らばしてお風呂びしゃびしゃにしてごめんなさい。
兄弟いないから楽しかったの。
楽しかったやんね、とこそり弟たちに声をかけると「大人にはわからないこともあるんだよ」と悟った顔をしていた。
わかってしまう私は大人ではないのか!?
大人になってしまったからこそわかることもあるんだぞ!
ほんまの年齢は言うまいと決めたのだった。
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