幸せだって?
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タケミっちは12年後の未来へ戻った。
その未来ではちょうどパーちんが幼馴染と結婚式を挙げ
披露宴真っ只中で自分の隣にはエマがいた。
同じ席に千冬とドラケンもいた。
皆んなそれぞれの未来に進んでいた。
パーちんはペーやんと家業の不動産経営をし、
三ツ谷は駆け出しのデザイナーとして奮闘中。
八戒は海外で活躍するモデルで柚葉がマネージャー。
河田兄弟は2人でラーメン屋を出して、
千冬はペットショップの経営者で、
一虎はそれを手伝っているそうだ。
そしてドラケンはイヌピーとバイク屋を経営しているが、
その場にマイキーも瀬里奈も姿はなかった。
「あのさ……マイキーくんはどこいるの?」
タケミっちは素朴な疑問を投げかけた。
「マイキーは今海外で飲食店の経営してるんだ」
「大成功してんだぜ!今日もほんとは来る予定だったんだけど、
急に仕事が入ったってよ!」
「へー!そうなんだ!!」
「アイツもお前に会いたがってたぜ!」
ドラケンと千冬はお互い相槌を打っていたが、
タケミっちには気付けなかった。
そしてタケミっちはヒナと帰路を歩く
「なんだよ マイキー君
何かあったのかと思っちゃったよー
今日会えなかったのは寂しいけど、
まあ 忙しくて来れないなんて順調な証拠だし(笑)」
「うん…私たちも忙しいし、
時間できたらゆっくり会えるよ」
「………ん?私たちも?」
「そ!今タケミチくんもヒナも一番忙しい時期
私たち6月…3ヶ月後に結婚式控えてるから」
「え!!?」
「待ってたんだ 12年」
「……ヒナ…」
「君はたくさんの人の人生を背負って
ずっと頑張ってきたんだもん その分いっぱい
2人で幸せになろうね」
タケミっちは幸せで胸がいっぱいで涙が溢れた。
その後、三ツ谷のアトリエに行き
自分のタキシードを仕立ててもらった。
まるで団服を仕立ててもらった時のようで
懐かしさも感じて今が幸せだと感じた。
ただひとりに会えないまま、時は過ぎていく。
《都内での"梵天"の抗争は激化する一方、
ついに一般人まで被害が…》
「東卍みてぇなのが今でもいるんだなー」
《番組が独占入手した梵天メンバーの映像です》
映ったのは白髪の刈り上げショートボブヘアに
首筋には見覚えのある日の出の刺青
「この白髪の男……」
ーーーーーーー…*°
「(あの刺青の模様…
どっかで見たことあんだよなぁ…)」
「ねえ!ヒナの話聞いてる!?」
「うん 聞いてる!聞いてる!
ドレスでしょ?スゲー綺麗だった!」
「違うよ!式のリハの話!(怒)」
「ヘイ おまち〜!」
「わー!うまそー!!どっちが俺の!?」
「白トンコツがスマイリーで
黒トンコツがアングリーだよ」
「ヒナはいつもアングリー!
見た目に反して優しい味なの」
「辛!スマイリー白いのにスパイシー!!」
ラーメンを食べていると、
飾られている写真に目がついた。
それは東卍解散の日最後に写真を撮ったものだ。
「今回会えなかったなあ マイキーくん
………元気してんすか?」
「…ん?知らない」
「……え?知らない…って…
日本帰って来た時会ったりしないんスか?
海外で仕事してんスよね?」
「うん ドラケンからはそう聞くけど
たぶんドラケンとしか会ってないんじゃないかな?」
「……?(汗)」
「もう10年以上会ってねえ」
Σ「え!?10年以上!!?(汗)」
タケミチはヒナの方を見ると
シャラリと揺れるピアスで思い出した。
あのテレビに映った梵天の一人
首筋にあった刺青は、黒川イザナのピアス模様だ。
タケミチは店から飛び出すように
ドラケンの元に走って向かった。
「ドラケンくん!!」
「タケミっち…どうした?
そんな怖え顔して」
「なんで嘘ついたんスか!!?」
「あ?」
「マイキーくんが海外なんて嘘ですよね?」
「!」
「みんなは10年以上会ってないって言ってました
あとそれと……ニュース映像に黒川イザナみたいな
奴が映ってました。ひょっとして……
イザナは生きていて、マイキー君を……
マイキー君はっ……マイキー君は生きてるんすか!!?」
「………マイキーとは、12年前に決別したんだ。」
「! (俺が現代に戻ってすぐ…!?(汗))」
「生死は知らねえ。嘘をついたのは
オマエにはもう真っ当に生きて欲しかったからだ。
千冬を責めんなよ?俺が頼み込んで口裏合わせてもらった。
マイキーの事を調べんのはもうやめろタケミっち。
12年前…最後にあったマイキーは……
もう 俺の知ってるマイキーじゃなかった。」
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