行方知れず(m)
ひふみさん、今回は私のお願いを聞いて下さり、ありがとうございます。
まず先に伝えたいことは、今回のお話もひふみさんの魅力溢れるお話になっていると言うことです。
以前から、こういったお話の仄暗さ、報われないものに対する文章表現など、惹かれる所がたくさんあるお話を書かれる方だと存じていたので、勝手ながら人妻と言う偏ったリクエストをさせていただきました。
1から10に分けて書かれていて、出会いから二人の関係に至るまで、そして別れまでとてもテンポよく読むことが出来ました。
二人が出会い、真島さんの抱えていた嫌悪感が次第に、ゆっくりと溶けてドロドロに愛着(執着)に変わっていくのが、とても堪らなかったです。
越えてはいけない一線の手前にいた真島さんがそれを越え、欲望のままにおちていく展開、違う男の姓であると言うことを再認識した時の苦悩、割れてしまったグラスの破片を握り締める表現。
話の節々に散りばめられた切なさ、苦しさ、どこにも行き場のない感情が読み取れ、性癖にぐさぐさと刺さっていくのがとても嬉しかったです。
そして、まさかの佐川さん以外に龍司も出てきてくれるとは…!
予想外の嬉しさもあります!
やっぱり、ひふみさんにこのリクエストをして良かったんだと、ボロボロになっていく二人の話を読みながら、そう思いました。
どうして、ひふみさんの書かれる暗い話に夢中になってしまうのでしょうか?
どうして、そこまで暗いものを表現出来る文章力をお持ちなのでしょうか?
胸に深い爪痕を残されたように、ひふみさんのお話は一度読むと忘れられないくらいに残り続けます。
今回のこのお話も、こんな二人がいた話があるのだと、胸の引き出しにしまい込んでは、度々取り出すことでしょう。
薄暗い余韻でさえも気分のいいものになっています。
ひふみさん、本当に今回はありがとうございました。
私はひふみさんの書かれる暗いお話が大好きな読者なのです。
なので、少しだけでもいいので、是非自信をお持ちになって下さい。
そして、これからも素敵な作品を書き上げて下さいね。
(次回も、楽しみにしています…!)
20181113. m
category:ひふみさん
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