幼稚園児同士
「紫原、と氷室久し振り」

「あぁストバス以来だね」

「次だな」

「負けねぇよ私達」

「暑苦しいなぁ」

「敦」

「即座に出てくるうまい棒、氷室貴様紫原の扱いに長けてるな」

「そりゃ一緒にのことが多いからね」

「うちの子がすみません」

「いえいえ」

「ちょっといつから室ちんたちが俺の保護者になったわけ?」

「紫原、また身長伸びたか?」

「んー?トトロ越したよー」

「トトロをか?!」

「ていうか紺ちん、宣戦布告しに来たんだよね。暑苦しー」

「勝つのは私だがな」

「俺だし。ひねり潰すよ」

「ひねり潰せるなら潰してみろ」

「前からイライラしてたんだよね、赤ちんのお気に入りなだけで、何にもできないただの小人じゃん」

「…クソ、付け上がりやがって!」

「口が悪いな」

「怒るとこうなるの!」



※紫原敗北して拗ねてバスケ止めるとブーブーいってるとこで何故か紺野は紫原の胸ぐらを掴む


「お、おい紺野」

「離せ、今なんて言った?」

「辞めるって、言ったの」

「お前はどこまでも私を失望させるな!負けたから止める?ふざけるなよ!!お前は初めて敗北を知っただけじゃない!」

「暑「ああ?暑苦しい上等だ!だがアンタは嫌悪してるものに負けたんだよ!悔しいか?だったらはい上がろうと思わねぇのか?!」

「っ」

「おいその辺に」

「離せ、火神。今ならお前を虎焼にできるぞ」

「ひぃ!」

「紺野さん、怒ってますね」

「黒子、なんでそんな冷静なの」

「いや、怒るところ、見た事ありますが、あんな泣きそうなのは」

「てか鼻水が」

「あんなに必死でボール追いかけて、あんなにチームのために頑張ってさ、そんなキラキラした紫原初めて見たんだ。辞めるなんて言わないでよ」

「…」

「言いたい事言えたからいい。帰るぞ」

「顔ふけ、顔を」

「あれ?私なんで泣いてんの」

「無意識かよ」

「…い」

「ん?」

「し、い…悔し、いっ」

「…ごめんひどいこと言った」

「おれも、ごめん、、チビっていって」

「「「「幼稚園児の仲直り?」」」」



|
novel top
ALICE+