女と助手と被害者
昔攘夷戦争というものがあった。当時医者の卵であっな私はその場では救護班として駆り出された。まぁ天人の技術と地球の技術に天と地の差を感じざる終えなかった、まぁつまり何が言いたいかと言うと地球は遅れている、それはもう絶望的に。攘夷戦争に地球は敗北しその好機に私は宇宙に飛んだ。地球医療技術に限界を感じたから。
一人で私は発展している星に向かい言葉もわからないままにがむしゃらに医療技術というものを学んだ。それから数年が経ち、その努力が実り学会でも名を轟かすことができるほど私は出世した。それまではよかった。
医者として地球にはない技術を身につけ、ある目的もあり地球に戻り医者として開業しようとした。医者免許が地球では通用しなかったのだ。つまりは地球では私は無免許、ここからまた学生に戻る気もないしめんどくさかったし開業した。江戸の町の外れに。手術技術と知識なら誰にも負けないのもあり多額の金を払えばどんな困難なオペも成功が約束されると巷で有名になりもはや通り名はリアルブラックジャック。恥ずかしいわ。
「先生!」
私がブラックジャックなら今私の名前を呼んだのはピナコ担当の零という青年。オペを行う際は優秀な助手だがコイツは普段トラブルメーカーなためこういう風に私を焦って呼ぶときはろくなことがなかった。
「何?」
「ていうかアンタまた昼間から酒かよ!」
「いいじゃないか、今日は仕事もないんだし酒日和だ」
屋敷を買い、世間では私は論文研究または寺子屋の臨時教師なんかもしていることになっている。まぁ論文を見ることはあっても現在はしていない。医者として人を助けることこそ私がしたいことだ 、警察にヤブ医者として捕まってはならない。嘘もまた必要。今日みたいななにも予定がない日は昼間から酒を飲むのが日課だ。
「というかどうした」
「えっと、さっき原付で人を引いてしまったので拾って治療したんですが意識まだ戻らないんでそこのベッド一つお借りしてます」
「お前こそ昼間から何してんの?!」
「だって引いちゃったんだもん。」
「もんじゃねぇ、キモい、どうするんだよ、意識戻らなかったら」
「その時は……ねぇ」
「ねぇ、じゃねぇよ!」
酔いが醒めるわ零よ。お前怖いわー。
「うるせぇ!眠れねぇじゃねえか!!」
「どうやら起きたようだ」
「良かったです。あとは隠蔽するだけですね」
簡単いいいやがって
「治療費お前のボーナスから抜いとくから」
「ええぇ!!」
零の悲鳴を傍らに彼が引いたという男のベッドに向かった。なんか聞いたことある気がする声だ、嫌な予感がする。白いカーテンを開けると見覚えのある銀髪にやる気のない赤い目…あー間違いないわー
「桃子?!」
「あー久しぶり」
「ていうか江戸にいたのかよ」
「まぁ、ね。うちの助手が君を引いたみたいでね」
「あー!思い出した!あの糞ガキ!!」
「あれは零で私の助手ね。ちなみに今外に逃げていったよ。」
「本当に助手なの?!」
「不本意ながら。…というか君は今何してるの」
「江戸で万事屋やってんだ。はい名刺」
「銀ちゃんとかダサいな、」
「うっせーよ!」
「私はヤブ医者ね。金払ってくれたら大抵治すよ」
「ブラックジャック?!!」
「そう、それよく言われる。最近警察嗅ぎ回ってるから内密に」
あ、そうだ
「今から依頼してもいいか?」
「は?俺怪我人だけど」
「血は止まってるから大丈夫だろう。報酬は今回の医療費と迷惑料とで合わせて百万」
「ひゃっ百万?!!」
「金はあるからね、さっきの糞ガキ捕まえて焼き入れて欲しい。今ならそうだな、家か、女の家に逃げたと思う。それはそれは徹底的にね、ふふ、」
「(相変わらず酒を邪魔されるとこぇえなコイツ)」
後日、坂田銀時により零は捕まりお仕置きをされたが周りの被害総額が多額だったため百万円は一瞬にしてなくなったらしい。
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