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自分の心はとうに死んだものだと思っていた。

何かを見て綺麗だと思ったり、何かを欲したり、そんな感覚を忘れていた。
不意に心に光が灯ったと自覚した途端にそれは醜く形を変えていったから、こんなことならいっそ、ずっと忘れたままでいれば良かったと何もかもが嫌になった。

何もかもが、鮮烈だった。
彼、ウォンビン先輩を一目見た瞬間、そのあまりの美しさに目を奪われて、私もあんな風に輝きたかったのだと思うと苦しくて。