ゆっくりとソファーに押し倒して、啄むようなキスを繰り返す。
初めて触れた唇は思っていたよりもっと柔らかくて、暖かくて、頭がクラクラする。
「…嫌なら突き飛ばして。」
『嫌じゃない、です。でも…』
「でも?」
『…せめて、シャワー…』
「ここまできてお預け?」
『だって…』
「ふふ、分かった。一緒に入りましょう?」
結局、恥ずかしがる儚を丸め込んで一緒にお風呂に入った。
電気の明るさを嫌がったからキャンドルを焚くとそれはそれで妙な気分になったけれど、必死に我慢した私を誰か褒めて欲しい。
ベッドに組み敷いて指を絡める。それだけで幸せだけど、欲は止まる事を知らない。
「…気持ちが通じ合ったからって、早すぎるかしら。」
『…今更ですか?』
私の首に腕を回して引き寄せる儚にバランスを崩して、顔の隣に肘をつく。
『…やっと通じ合ったからこそ、だと思いますけど。』
「…ふふ、そうね。」
2人とも、長年苦しんだんだ。思うがまま求め合ったって、バチは当たらないだろう。いや、罪を背負ってもいい。儚が欲しい。
「愛してる、儚。」
『私もです。』
薄い唇に音を立ててキスをして、顔を離しては見つめ合って笑う。そうしている内にどんどん深くなる口付け。舌を絡めて、下唇を軽く噛む。
首筋に舌を伝わせると、繋いだ手に力を込めた儚が可愛い。彼女の着ている私の部屋着のボタンをひとつひとつ丁寧に外しながら、痕が残らない程度に肌に吸い付く。
ボタンを全部外し終えて、背中に手を回すと素直に浮かせる。ブラジャーのホックを外して、身体を起こして全部取り払う。
華奢な身体に似付かわない大きな胸、きゆっと括れたウエストに、浮き出た腰骨。綺麗な顔も身体も、まるで精巧に作られた人形の様だ。
『そんなに、見ないでください…』
「あんまり綺麗だから、つい。」
『…オンニも、』
「ん、脱がせて?」