文学少女のすゝめ
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冬を綴じたと思ったら
春の塵をまぶした後に
オーロラを呼んでいる
眠れないままのあの子
襟首に星の足跡
その連声、雷鳴に似て
やさしい人は舟に乗る
凍らないまま満ちもせず
詩など綴れないまま
指先という心臓
スプラウトデイズ
花の缶詰を逆さまに
振り翳す純潔
世界の果てへ花束を
花濡らす雨が来て
おなじ距離のまま
いつか見た花の色を
20130323~20130507
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