「は、あっ、カカシ、」
甘ったるい声で俺の名前を呼ぶこの女は彼女でもなんでもない。
ただ俺を好きだというから抱いてやっているだけだ。
「ていうか名前呼ばないでくれる?」
俺の名前を呼んでいいのはそう、名前だけだ。
ああ、本当に名前は愛おしい。彼女の恋人でいられることは俺にとって最高の幸福だ。
俺の下で喘いでいる女は俺の言葉を聞いてかただひたすら快楽に身をまかせるだけになった。
スタイルがいいだけのこの女は抱くのには都合がいい。俺のどんな欲求にも応えるし、可哀想で名前にはできないこともぶつけられる。
例えば正常位での挿入に飽きて体位を変えるとき、女の口に俺のを咥えさせても嫌な顔ひとつしない。
それどころか嬉しそうにしゃぶりつき、口内で射精することを求めてくる。
そんな下品な要求も男にとっちゃそそられるもので。
「それ、飲んでね」
俺が果てた後少し苦そうな顔をしながら精子を飲み込むその女を見るのは支配欲が満たされるから好きだ。
一度射精してからでもこの女の身体には欲情してしまう。
「上にきてよ」
俺がそう言うと女は待ってましたとばかりに俺に跨る。
俺が動かずとも激しく腰を振る女のおかげで快感が途切れることがない。
この時の景色は絶景だ。
無駄に豊満な女の胸は見せびらかすかのように大きく揺れ、俺の目を楽しませる。
こればかりはいつまで見ていても飽きそうにない。
「なっ、中にだし、て…ぁっ」
「出すわけないじゃない。できたら困るし」
「や、っ、あっ!カカシ…!」
呼ぶなと言ったのに、俺の名を叫びながら女はイッた。
女はそれでも俺を離そうとしないため、これ以上腰を振るのは危険だ。
中で出すなんてとんでもない。それは名前とだけって決めてるんだから。
名前と俺との子ができれば、絶対可愛いだろうな。
「…カカシ、もう出してなんて言わないからこのまま寝ていい?」
「このままって、挿れたまま?」
女はコクリと頷いた。
まあ、そのくらいなら問題ないだろう。
っていうか、この子の名前なんだっけ。どうでもいっか。
それより名前は何してるかな。今日は忙しいって言ってたけど明日なら会えるのかな。
ああ、名前。俺の頭はいつも君のことでいっぱいだよ。
俺は女の胸の感触を味わいながらゆっくりと流れていく夜の時間に従い眠りについた。
* * *
「ん…」
日光が顔に当たったことで目を覚ました俺は血の気が引いた。
女が俺の上で激しく腰を振っているのだ。
「な、なにやってんの」
「起きたら、カカシのが勃っ、てて…!気持ちよく、てっ…」
頭が覚醒したことにより一気に快感が押し寄せてきた。
このままだと中でイッてしまう。なのに、どうしてもこの快感を手放したくないとも思ってしまう。
「あっ、カカ、シ…!」
「っ…、」
どうやら女のほうが先に果ててしまったようだ。あぶないところだった。
「じゃあ、もう降りてくれる?俺シャワーを…」
「いや、まだ足りない…!」
「ちょ、やば、っ」
女は俺の制止もきかずまた腰を振り始めた。
ぐちゃぐちゃといやらしい音を立てながら女の動きは激しさを増す。
「カカシ、中、でっ」
「ま、て…!」
「カカシ、カカシ…!」
「っ…!」
ドクン、と脈を打った。
俺は女の思惑通りイッしまったのだ。
女は満足そうにニコリと笑うと、俺にキスをしてきた。
キスはあまり好きではない。名前以外とするとどうしても苛立ってしまうんだ。
なのに、何故か俺は女の口内を俺で満たしたくなった。
舌を使い、息も忘れるほど、俺たちは唾液にまみれながら深いキスをした。
「カカシ、私を見て」
女はいつも以上に妖艶な表情で俺を押し倒し、また騎乗位で腰を振り始める。
俺ももはや抵抗する気はなかった。
手のひらからこぼれんばかりの女の巨乳を楽しみながら、俺は襲ってくる快楽の波に身を任せた。
時折胸の先端をはじくとびくりと身体を震わす女。その反応がまた俺を興奮させた。
「カカシ…?」
声が聞こえたほうを見ると、扉を開けている名前が目に入った。
「カカシ、それは誰…?なにかの、間違い…?」
へたりと床に座り込んだ名前は俺の上で腰を振る女を見つめている。
俺はなにかを言いたいのに、この快楽から抜け出せないでいる。
女は名前の存在に気付き、より一層激しく動き始めた。
「カカシ、気持ち、い?また私の中に出し、て…!」
名前を挑発するかのように女はそう言った。
名前の目からはほろりと涙が溢れている。
「名前、これは、」
「これはなに?カカシ、私のことが好きなんじゃなかったの…?」
ああそうだ。名前、君だけを愛している。
だから泣かないでくれ。いつもみたいに笑顔で俺を見てくれ。
ねえ、今すぐそっちにいくから、
「名前、」
ユダの接吻
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さやさんへ捧げます!
60,000hit記念企画への参加ありがとうございました!
性に溺れるカカシとのことだったのですが、うまく表現できていたでしょうか…
カカシは名前さんのことを愛していますが、他の女性との性行為を問題ないこととして捉えているのかなと思いました。
狂ってますが、それもまた愛なのかなと…!難しい!
激裏にするには私の力量がたりず、ふんわりとした表現になりました…また短編などで裏を書かればと思います!
更新まで随分おまたせいたしました。少しでも楽しんでいただけたならば幸いです。