番外編�@その後の2人
※初エッチする話。
結構しっかり性描写有R18
なんでも大丈夫な人向け
スクロールは自己責任
「今週末うちにくる?」
「…さすがに俺色々我慢できないと思うけど?」
「だ、大丈夫」
そんな会話をした週末。黒尾が家に来た。リビングに通してお茶を出したのに、落ち着く間も無くベッドに連れて行かれた。まぁ、ある程度予想はしてたけどこんな明るいうちからするの?ちょっと恥ずかしいんだけど。後ろから抱き締められるような格好でベッドに転がる。
「二人きりなら何してもいいって言ってたよな」
「なにしてもいいとは言ってな…ッ」
背中側から回った手がTシャツの裾から侵入して、肌を触る。撫でるようなくすぐったい感触に体がビクッと反応した。腰骨を撫でる右手と、肋の上を滑る左手。触り方がやらしくて、変なスイッチが入りそう。
「待って、くろ、」
「いつまで黒尾って呼ぶの」
ちょっと待ってと黒尾の方を向くと、ぎらぎらした目とかち合った。わあ、やばいこれ本気のやつ。ぐっと私の上に身を乗り出した黒尾が真上から見下ろしてくる。
「え、あ…て、鉄朗…くん?」
「っ、なんでくん付け?」
「う、思った以上に照れる…んッ」
目を見て名前を呼ぶことが、こんなに恥ずかしいとは思わなかった。羞恥に目を瞑ると、唇を塞がれた。ちゅ、ちゅっと音を立てて何度も重なる。ぺろっと唇を舐めてきた舌に、応えるように薄く口をあけると舌が絡んできた。キス上手いなぁ、と他人事のように思いながら、その気持ちよさに身を委ねる。いつのまにか背中に回っていた手がプツンとブラのホックを外して。ずらされて露わになった胸の先を指が優しく引っ掻いた。
「んあっ…ふ、んぅ…」
「ハァ、興奮し過ぎてヤバい…」
お腹に押し付けられた熱に背筋が震える。ふと、この体はもしかしなくても処女だ、と思い至る。精神年齢上の経験はそれなりにあるけど、この体は色々大丈夫なんだろうか…?
「ひ、ぁっ…ね、黒尾」
「ん?」
「私、多分初めてだから…優しくしてね…?」
「多分てなに」
「いや、その…初めて、です」
恥ずか死にそう。顔が熱い。自分で初めてとか言っておきながら、キスと胸への愛撫だけで既に濡れてる気がするのが居た堪れないくらい恥ずかしい。この先のことも記憶の中では経験しているからなのか、まるで期待しているみたいにお腹の奥がキュンとする。淫乱とか思われたらどうしよう。
その間にも、黒尾は鎖骨や胸の谷間にキスマークを付けながら、びっくりするくらい丁寧な愛撫をする。高校生って、こんな余裕あるもん?黒尾がすごいの?与えられる一つ一つの刺激が気持ちよくてもどかしくて、翻弄される自分が悔しい。着ていた服も脱がされて、ドキドキと胸が苦しいくらいに鳴っている。
胸を弄っていた手が、腰を這うように沿って足の付け根に向かう。下着越しに這った指がぬるりとした感触をとらえる。あまりの羞恥に一気に泣きそうになった。
「は、恥ずかし…」
「濡れてるのが?」
黒尾に言われてこくこくと頷く。まともに顔を見ていられなくて手で顔を覆った。なにそれ可愛い、と頭上で笑う声が聞こえる。
「痛かったら言って」
「う、ん、ッあ、あ」
下着の間から入ってきた指が、割れ目をなぞる。トロッと滴り落ちるそれで入口をゆるゆると撫でると、ゆっくりと指が入ってきた。久しぶりに感じる異物感。痛い?と聞かれて首を左右に振った。長い指がナカを探るように動く。くちゅくちゅと卑猥な音がなって、指が増える。動いた指が内壁を擦って、思わず腰が浮いた。
「痛かった?」
「ううん、ちがっ、アッ」
「…ああ、気持ちいいの?」
にやりと笑った黒尾はぐっとナカで指を曲げた。ゾクゾクと甘い痺れが背筋を這って、反射的に体が逃げようとする。それを阻止するように、腰を掴まれて執拗にナカを擦られる。一緒になって真ん中の敏感なところまで弄られて、勝手に嬌声が漏れた。
「う、やっ…あっ、んんッ…そこ…やだ、ぁ」
「こらこら逃げるなよ」
「あっ、だめ、キちゃ、ッ…あっ、アッ、ーーッ!」
じわじわと溜まった水が突然決壊するように、快楽に突き落とされた。シーツを掴んだ手を握りしめて、独特の波に耐える。ガクガクと腰が震えて、生理的な涙で視界がぼやけた。熱い息を吐き出して、体を落ち着かせていると相変わらず意地悪な顔をした黒尾が覆いかぶさってきて、いつの間に準備したのか入口に熱いものが押し当てられた。
「芳乃…めちゃくちゃ可愛い、エロい、好き」
入れていい?と耳元で囁かれた声にすら反応して、震える。ドキドキと感じる鼓動は、私のものか、黒尾のものかもはやわからない。こくん、と頷きを返すと瞼と頬に順番にキスが落ちてくる。唇を塞がれたと同時に、グッと熱い熱に侵された。
「んんっ、く…ふ、ぅう…」
「きっつ…芳乃、大丈夫?」
「へーき…でも、っちょ、と待って…」
体の中心からじくじくとした痛みが広がる。初体験の痛みなんて忘れていたけど、なるほどこんな感じだったっけ?指とは比べ物にならない圧迫感。でもこれ多分全部入ってない気がする。接合部を見る余裕などないが、目を開ければ黒尾が苦しそうに眉根を寄せていた。その表情が可愛くて勝手にナカがきゅんと締まる。
「ちょ、っ、今そんなことされたらすぐイっちゃうから」
額に汗を滲ませた黒尾がそんなことを言う。私だって意識してしたつもりはないのだが、真剣な顔で深呼吸する黒尾に思わずふふ、と笑いが漏れた。
「なに、余裕そうじゃん。もう動いていい?」
私の様子が黒尾の何かに火をつけたらしい。ぐちぐちと慣らすような動きから、腰を引いたと思ったら。一気に奥までつかれた。ひっ、鬼畜…!内臓が押し上げられるようにぐりぐりと奥まで捩じ込まれて、言葉にならない嬌声が漏れる。
「あっ、ンッ、ばかぁ…ふか、いッ、ああっ」
いやらしい水音を、私が出してるのだと自覚して体が余計に熱くなる。握り合った掌はお互いの汗でしっとりとしていた。異物感が徐々に薄れ、熱が伝播して、溶けてしまいそう。いつの間にか痛みは遠くなり、それを上塗りするように快楽が昇ってくる。挿入っているにも関わらず、再び敏感なところをぐりぐりと責められて、強烈な快感に息が詰まる。
「いま、ソコ…やぁ…ひ、ンッーー!」
半ば強引にイカされて、意識が一瞬宙に浮くような心地になる。身体が戦慄いて、弛緩する。けれど黒尾は私が落ち着くのなんかお構いなしに突き上げてきて、快楽の波が引かないうちにまた飲み込まれる。
「や、ら、くろ、まだ…イッてるの、あっ、ダメ、またキちゃう…ぅ、」
「芳乃、名前…っ」
「ふぁ、アッ、てつ、ろ…だめぇッ…」
「ッ、イキそう」
苦しげに呟いた声。強く抱きしめられたと思ったらいっそう早くなる抽送に呂律もあやふやになる。熱くて、気持ちよくて、おかしくなりそうだ。初めてでこんなに感じるのは脳が快楽を知っているから?でもいままでだってこんなに感じたことはないかもしれない。
一際強く突かれたと同時にビクビクと身体が跳ねた。膜越しに熱いものが出される感覚がする。お互いに脱力して、抱きしめ合って、キスをした。
「ごめん途中から手加減できなかった、痛くなかった?」
若干申し訳なさそうな黒尾に、大丈夫と首を振る。むしろ。
「…気持ちよくて死んじゃうかと思った…」
恥ずかしくて小声になってしまう。目線を逸らしてそう伝えると、ガバッと黒尾が起き上がった。え、なになに。初めてなら一回で終わろうと思ったのに、となにやら不穏なことを言い始める黒尾が怖い。
「やっぱ無理、もっかいしよ」
「はぁ?ちょ、まっ…あンッ」
こちとら疲労困憊だと言うのに、お構いなしの黒尾はいそいそと新しいゴムをつけるとうつ伏せで寝ている私に覆いかぶさる。ちょっと、待ってという間もなくまだ濡れているそこに挿入された。しかもバックで。信じらんない…!
一度受け入れたせいで、二度目の挿入もすんなり入るどころかさっきと違う場所に当たり勝手にぎゅうぎゅうと締め付けてしまう。
「や、ダメ、だってば、あッ、…んんっ」
「ナカすご…離してくれない…ッ」
「ばか、ッ、ひぁ…も、動いちゃ…あっ、アッ…!」
「芳乃、可愛い」
「イッちゃ、…ああぁッ、やら、アッ…」
抽送が始まればあっという間に快楽に流されて、喘ぐ。可愛い可愛いと耳に流し込まれる睦言に思考を放棄して、熱に侵される。
もはや何回イカされたのか、何回シたのか分からない。黒尾が満足した頃には日が落ちていた。
「変態…体力オバケ…信じられない。腰が痛い、喉も痛い」
「悪かったって、コンビニでアイス買ってやるから」
「そんなんでお詫びにならないし」
「そもそも芳乃が魅力的なのがいけない」
「はぁ!?」
こんなんじゃ体力がもたないし、思春期の男子の性欲に殺されるとか洒落にならない。人の気も知らずに、能天気に俺もここに住みたいとか言ってくる黒尾に、本気で命の危機を感じた。