恋人未満02


「ゆき乃〜」

「あ、はい!頼まれてた資料」

「さすが!ゆき乃は仕事が早いねぇ」

「夏輝、私イタリアンでいいよ?」

「あははっ、じゃあ今度のランチね」


私の手から資料を受け取ると、「ありがとう」とさり気なく私の頭を撫でて自分のデスクへと戻っていく夏輝。

しっかり仕事をして、ちゃっかりおねだりをした私は…―――その背中からしばらく目を離さなかった。



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