「うー…頭痛い…」

ズキズキ痛む頭を押さえながら、彩香は冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出す。
流石に昨夜は飲み過ぎた。

普段は滅多に二日酔いになる程、飲む事は無いのに。

あの店の雰囲気に流されたのか、それとも…。


(不思議な人だなあ…真島さんって…)

はじめは乗り気では無かった彩香も、いつの間にか二人のペースに飲まれていた。
あんなに笑ったのはどのくらい振りだろうか…。

結局、あれから朝まで飲み。 流石に帰ると言う彩香をタクシー乗り場まで送った二人は

『よっしゃ、ほなら次の店行こか瑠伽チャン』

『え?マジですか!?勘弁して下さいよ…もう飲めませんよ俺…』

『今日休みやろ?ええから付き合えや』

『…ふぇ〜〜ぃ』

真島に、逃げられないようガッチリ肩を組まれる瑠伽。
二人はまたどこかの店にでも行ったのだろうか…?


その光景を思い出して、彩香はクスリと笑った。

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