「!!…なんだ」

「息切れ、してない?」

「気のせいだろう…もう寝ろ」





気のせいだ、とそうは言うが

明らかにそうでは無い晴明の吐息。

挙句、心拍数まで上がっている気さえする。





「もしかして…晴明、今『何も言うな』」

「あ…」





気付いてしまった。

否、気付いてはならないものに気づいてしまった。

玲にだって解かる。

この吐息と心拍数と、

勘が正しければ晴明は今…





「大人の男には…色々と事情があるのだ」

「ごめ…ごめんよ、晴明」

「いいから、寝ろ」





やってしまった…。本日二回目、先よりも

もっと重大な事をやらかし

赤面する玲であった。

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