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GANGSTA.

原作でも良いしオリジナルでもいい。
代わりに復讐を行ってくれる復讐屋という独立であり中立である職業の女とデリコのお話。


見た目完璧なアジア人(純血日本人)。歳は25な大和撫子。身長は他の女性より少し低いのを気にしている。
健常者だが、ほかよりも戦闘能力が上(ミックス個体のようなもの)ランクの低い黄昏種であれば結構通用する。
武器は主に投げナイフとサブに銃器。左の胸ポケットにタグが入ってる。人付き合いはいい方。
人を殺すことに躊躇いはないが必要以上には殺したくない。あくまでも依頼だけ。周りに黄昏種がいたためか差別的思考はもちあわせていない。
幼い時に少しタバコ屋のおばさんにお世話になった時がありそこから仕事がない時はちょくちょくお手伝いに行っている。そのため便利屋とは顔見知り。孫のコニーともお友達、マルコと幸せになれよ。
2年前とある黄昏種(オリジナル)が目の前に現れ、あの時からあなたの傍で力になりたかった、だからここまで強くなったの。と女にとったらよく分からないことを言われた懐かれた。今は裏方を任せている。
何年も前から死んだ弟の幻覚が見えており今ではもう生活の一部として受け入れかけている。

黄昏種(オリジナル)
女で歳は20。ランクはS4(出会った時はA0級)。代償は触覚麻痺。温かさも冷たさも痛さも感じず触れられていることさえわからない時がある。
女にとても懐いていて裏方作業をやっているが女に銃口を向けた瞬間飛んできて殺す。しかし最近は殺せば女が自分をあまり褒めてくれないから殺さないように殺さないようにと言いながら致命傷を負わせるようになった。口癖は「殺さなかったよ。ねぇ偉い?私偉い?…ならいっぱい、いっぱい褒めてね」「○○ちゃんに手、出した、怪我さした、許さない…許さない許さない許さない…!!!!殺してやる」
2年前仕事中だった女を見て一目惚れ(同性愛的なものではなく人間的なものとして)それからは服も髪も女の子の真似をするようになる。武器は主に銃器と鈍器(愛用ハンマーがある)

復讐屋
女と黄昏種の2人だけ。一見さんお断り。話がめぐりめぐってたどり着く不思議な場所。依頼額はその人次第だが、復讐したあとどうするのか、と女に聞かれた時間違った答えを回答すればどんなに金を積み上げられようが依頼は白紙に変わる。その答えに細かい性格はなくただ単に「死ぬ」か「分からない」か「生きる」かの違い。生きる以外は全て間違い。ギャングや四大夫にも復讐屋の噂は知っているが中立でどこにも属すことの無い女がやっているくらいの情報しかなく、黄昏種しかもS級が紛れている事は知らない。ただ、戦闘能力が高い健常者だということは知っているため手の内に、と考えているところも少なくない。けれど女はその話に乗ることは無いだろう。

デリコ
タバコ屋の手伝いをしていた女を見かけたのが始まり。東洋特有の白い肌に真っ黒な髪、そしてタバコ屋のおばさんに向ける笑顔が気になった。そこからなんだかんだ理由をつけてわざわざ反対の場所に位置するタバコ屋に訪れ女を見かけては話しかけようか声を変えようかと迷ってもだもだもだもだ。結局健常者の彼女に黄昏種の僕が話しかけても怯えてしまうだけなのでは…と思い声はかけないままで女に認知されないまま(と思っていたが女の方は黄昏種に「最近○○ちゃんの周りをうろちょろする低級をよく見かけるんだけど…どうする?殺す?」「直ぐに殺そうとしないで?」と数回目くらいに視認。彼がモンローの部下であることも知っている)。それを見たヤンがもどかしさと呆れで半ば無理やりデリコを連れて女に声をかけやりやっと話せるような仲になった。その後彼女が復讐屋をしていることをたまたま知るが今の関係が変わることは無い。友達以上の関係ににはなれていない。


女の過去。

元々身体能力が高い人種ではあった。そんな人種はほとんど駆逐隊に入れられるが女はそれよりも先に黄昏種(オリジナル2)と出会う。
普通の家庭、普通の生活…とまでは言えないが弟と2人その日暮らしのような生活をしていた。それでも女は大切な家族と過ごせる一日がとても大切だった。しかしそんなある日女と弟がたまたまどこかのマフィアの取引を見てしまった。そんな2人を向こうが無視する訳もなく取引の証拠隠滅のため2人を殺そうとする。他よりも身体能力が高いと言ってもまだ小さい自分とそんな自分よりも小さい弟が逃げ切れる負けもなく弟は女と繋いでいた手を、頭を銃で吹き飛ばされ死亡。弟の血を間近に受け逃げる意思も失った女が死を覚悟した時、敵の銃器が全て壊され目の前に立っていたのは1人の黄昏種だった。
黄昏種がマフィアにそっと自分のタグを見せる。そこに彫られていたのはS2上級だ。瞬時に勝てないと判断したマフィアはその場から逃げ出し、そこに残ったのは血まみれの女と黄昏種だけとなった。女は黄昏種が目に入っていないかのようにただただ散らばった弟として慕っていた肉片をかき集め自分の胸に抱くグチュグチュとしていて生暖かいそれはもう弟と呼べるようなものではなかった。女は自分だけが生き残ってしまったこの上ない絶望と何故何もしていない弟がこんな目に合わなければならなかったのかというマフィア達に対しての深い殺意でおかしくなってしまいそうだった。いや、実際周りからに見ればくらい闇が包み込み何も移さなくなってしまった瞳と肉片をだいているの幼子の姿は異常で壊れていると誰しもが思うことだろう。
実際黄昏種の彼もそう感じたしかし彼女から感じるピリピリとした小さい殺意にまだ玩具のようになってはいないのだと分かった。そんな女に彼は近づくとひとつ小さく問うた。「復讐したいか?」と。その言葉にやっと女は彼に目を向け、そしてコクリと頷いた。その時力を無意識に込めた腕からまたグチュリと糸を引く音がする。彼はそんな女に口角をあげると肉片を抱く女を片手で抱き抱え自分の住処としている家へと連れていった。その後には尾を引くように血溜まりとこぼれ落ちた欠片が落ちていた。

女は他の人間とは違いミックス個体のような少し特殊な生体で彼の教えを詰まることなく飲み込んでいった。いつしか彼は女の事を弟子といい女は彼を師匠様と互いに親し始めたある日女は彼に問いた「何故あの時私を助けたのですか」と。すると彼はいつもの顰め面とは違い表情の筋肉を緩ませるとどこか優しい声で答えた「幼い時の亡き姉ににていたから」と。その顔に女はそれ以上深くは聞けなかった。きっとこれ以上の答えはないのだと分かったからだ。

幾年たっただろうか幼子だった女が10代後半にさしかかった時彼があの時のようにまた問いた「本当に復讐するのか?」と。何を今更、そんな考えが女の頭に浮かんだ。今女が彼の元で修行にはげ組む間もあのマフィア達は違法な薬をバラマキ自分達のことなんか忘れてゲラゲラと汚い笑いを上げている。何故悩む必要がある、無意味に弟を殺されたのなら私も無意味にあの肥溜めのような奴らを殺す。その考えは昔から何一つ変わっていなかった。ただ一言「します」とだけ答えた女を見て彼は自分が無意識に出しそうになっていた溜息を飲み込む。あの少女は見た目は姉に似てようとも中身は幼きときの自分そのものだ。この後に待ってるであろう虚無と苦痛を知った時女はどうするのだろうか。師として掛ける言葉が見つからぬまま、せめて、せめてあの時の自分のようにはならないでくれ。ただただそんな思いだけが彼の中に残った。

女はそこらじゅうボロボロになり血と骨と肉がばら蒔かれた屋内で力なく座り込み空を見上げていた。おかしい、おかしい。何故心は薄暗く曇ったままなんだ…。何年も願い祈ってきた復讐がやっと無事に終わったというのに何故こんなにも自分の心は晴れないままなのか。いや、むしろどんどん鉛のように重くなっていくようにも感じる。そこらじゅうにある血とサビた鉄の臭いが女の体温を蝕んでいく。まるで虚無を見つめるかのように座り込む女に彼は静かに歩みよった。女が鈍い灰色をした空から自分の師へと顔を向ける。その顔はこの場を惨劇に変えた女のものよりも酷く辛く歪んでいた、何故貴方がそんな顔をするのですか…そう問いたいのに女の口から出るのは細い酸素だけヒューヒューと喉をならせる女に彼は手を伸ばし顔に飛び散っていた血を拭った。「苦しいか?」掠れたその声に女は少し震えながら小さく頷く。「辛いか…?」また呟かれた問に女は同じように頷く。そして彼はぐるぐると出口のない思考に陥った女の目に自分の淀んだ目を合わせる「それが人を殺した罪のおもさだ」1度犯せばその苦しさから逃れることは出来ないそれはまるで蛇のように生に縋り続ける間お前に絡みつき縛り付ける。自分がそうであるように。女に伸ばしていた手を今度は頭の後ろに回しそっと抱き寄せ死体のように体を冷たくした女の耳元で女の心にこびりついて離さない呪いのような思いを呟く「どれだけ苦しくてもこの罪から逃れるために死んではならない。このことを過去として受け入れ平穏な日々を怯え恐れながら送るか、それとも罪を重ねまるでひとつの些細な出来事だったかのように自分を騙して生きていくか、そのどちらかだ」これは今思えば彼の願望でもあったのかもしれない。姉に似ている女に姉と同じように死んで欲しくない、どこか自分勝手な願いが。女はそんなそんな彼の背中に腕を回しそれに応えるように頷いた後掠れた声を押し出すように洩らした「きっと平穏な日々には戻れない」。弟の事、彼との日々、そして人を殺した罪、そのどれをとっても女を平穏へと戻すことは出来ない。彼は優しいから選択肢をくれた、しかしそれはこの現実から考えてあって無いようなもので1つの答えしか辿り着くことが出来なかった。彼の肩越しにあの時から何も成長していない弟を見る。彼等を殺してから現れた女の幻覚。それなのに弟はまるで生きているかのように怒っているような憐れむような、そんな目で女をただ見ていた。ああ、そんな目でそんな姿で私を、もうただの人ではなくなってしまった惨めで哀れな私を見ないで。


復讐屋の始まり

復讐を終えた後女は平穏な日々を捨てこの街で血にそまることを選んだ。ただ弟の事からマフィアに入るのは嫌だった。そんなある日彼に頼まれたお使いの帰り女は細い裏路地で泣いてる男の子を見つけた。その前にあったのは人だったもの、その姿を見た女は思わず男の子に声をかけた。「どうしたの?」そう問いながら女は男の子に近づく。近づくにつれてあの時のような錆びた鉄の匂いが強く鼻に刺さる。そして女の視界に入ってきたのは大きな肉の塊となってしまった一つの人間の死体だった。それに女は戸惑う事なくもう一度同じ言葉を口に出せば男の子は嗚咽を漏らしながら女の問いに答えた「父さんが黄昏種反対派に殺された、黄昏種だから、それだけの理由で…!何も悪いことはしてないのに…!!」。その言葉に女はもう一度肉塊へと目を向ける。血で滴る衣類や肉に紛れるようにそこには確かにタグがあった。黄昏種を化け物だと恐れその存在を忌み嫌う奴らがいるのは知っていた、だが今この現状を見てどちらが本当の化け物なのだろうか。人間の考えと強欲によって非人道的に生み出された彼等とそんな彼等を戸惑いなく殺す健常者。結局化け物は私達人間そのものだ。
女は血溜まりに落ちていたタグを拾い上げ少年の前に差し出す。そしてあの時女が彼に言われたあの言葉をそのまま少年に向けて放つ「復讐したい?」そんな女の言葉に少年は泣き腫らした目を見開く、がそれもすぐに消え女から視線を逸らす「でも、僕には無理だ…低級の黄昏種じゃあいつらに勝てるわけない…」少年のタグを見れば「D5」と彫り込まれている。確かに黄昏種の中の一番下でまだ幼い少年は手も足を出ないだろう。「じゃあ私があなたの代わりにそいつらを殺してあげようか」女のその言葉に逸らしていた視線をまたあげる「ほ、ほんとに?」「貴方が殺して欲しいと私に頼むのなら」父親のかたきをとってくれる。そんな一筋の光のようなうっさすらとした希望に少年が口を開こうとした時、それよりも先に女の「でも、」という声に遮られた。「でも貴方はこの世界で生きていける?間接的ではあるけれど貴方は人を殺すしたその罪に苦しめられる」人を殺した罪…。そんなもの想像すらできない。けれど淡々と語る女の顔は苦しげだ。もし自分が目の前の女に復習を依頼したとして、それが成功したとして、身寄りも頼れる人もいない自分は生きていくことが出来るのだろうが、いやきっと死んでしまうだろう。何も答えない少年に女はまた一つ言葉を押し出す「…死ぬ予定の人間のために自分の命をかけて動くだなんて馬鹿馬鹿しいことは私はしないからね」ぐるぐると渦巻く思考から少年は現実に帰る。そして反射的に「生きる」と答えを出した。それは少年自身驚くことで、けれど何故自分がそう答えたのかわかったような気がした。こんな街でしかも黄昏種のために動く人間なんてそうはいない、だからこそ女と出会えたことはきっと唯一の救いなのだ。女は少年の答えに満足気に微笑み「それじゃあ君からの依頼を受けよう。相手の特徴を教えてくれる?」少年は自分が憎む先程までいた男達の特徴を淡々と上げていく自分達を正義だとこじつけ笑いながら自分の父の命を奪っていった野蛮な化け物たちの姿を。そこまで来て少年は女がなぜ自分の代わりに人を殺すだなんてことをしてくれるのかという疑問を女自身に向けた。すると女は今まで自分に向けていた視線を外すと目を伏せる「人を恨む怒りも憎さも辛さも寂しさも全部知ってる。そしてそれを為したあとの虚無と絶望感も知ってる。ただの自己満足でわあるけれど私は私と同じ感情も持つ人に手を汚して欲しくない。手を汚したら自分達の大切なものを奪っていった奴等と同じになりさがってしまうから」そう言い終わると女は少年にまた目を向け少年の手を掴むとその上に持っていたタグを落とした。少年がそれを大事そうに握ったのを確認し女は立ち上がり少年に背を向ける「依頼が終わったらまた会いに来るからそれまで少しの間待っててね。それと君はあの時迷っていたようだけど私に復讐の依頼をしたからには縋ってでも頑張って生きなよ、それが私たちが背負う罪のひとつだから」そういい歩き出した女に少年が慌てて何かを言おうと口を開いた時一瞬女の体をきつく締め上げる大蛇のような物が見えたそれに驚き目を擦りまた顔を上げることには女の姿はなくもしかしたら大蛇だけではなく女までもが幻覚だったのでは、と思うほどであった。しかし女の言葉が頭の中で反響し、自分は何をしてでも生きなければならないという決意のような呪いのような思いがこれは現実であると少年に突きつけていた。

次に女と少年が再開したのはそれからたった数日の月が綺麗な夜だった。あの時と同じ裏路地。そこで女は少年と会うと早々にあなたの復讐は完了しました。ただそれだけを伝えた。「ほ、ほんとうに?」信じられないように目を見開いた少年に女は自身のポケットから1枚の紙を取り出すと、彼とは真逆に目を細めてチャシャ猫のようにニタリと笑うとあの時と同じように少年に問いかけた「一応彼等の死体写真撮っておいたけど見る?」。女は無意識にそう笑う。彼女の後ろに輝く三日月も笑っているようで…
少年はゾクリと背筋が凍るような感覚に陥る。急激に乾いていく喉の違和感を隠しきれずに酷く掠れた声で肯定する。女はそんな少年にその白い紙、もとい1枚の写真を手渡した。少年が恐る恐るそれを表に返す。暗闇の中月明かりで見えたものは赤、紅、朱。忘れたくても忘れられない自分の大切な父を殺した憎い憎いアイツらが横になって並べられていた。ある者は心臓をナイフで刺され、ある者は首と胴が離れ、またある者は頭や身体にまた数本のナイフが深く突き刺さっていた。どれも虚ろな目や口から溢れ出ている赤黒い血液から死んでいることは明らかで、少年はなれないその死体達に体の奥からどろりと湧き出る何かと一緒に胃液を吐き出した。そんな少年の震える背を女は壊れものを触るかのように擦る。今の少年にはそれが恐ろしくて仕方がなかった。写真の死体の山を作った人間と今自分の背を優しく撫でる人間は同じ人物に思えなくてそんな二面性が酷く恐怖を掻き立てる。「ごめんね、やっぱり見るのきつかったよね」「…だい、じょ…ぶ……」口の中に気持ち悪い酸味がまだ残っているものの少年は強がるように女と顔を合わせる。そして少年は少し怯えながら「お姉さんは強いね…」とだけ言えば女は誇る事も嬉しがることもせずただただ困ったようにだけ笑って口を開く「私はさ…本当はこんな強さも残虐さも要らなかったんだけどね」「いらなかったの?」「うん、でも私は自分の復讐を成功させるためにはこれが欲しかった、必要だった」