描きたいとこだけ書く原作とオリジナルの流れ。
前世では平凡だったけど死に物狂いで勉強して何とかカルデアに入って、可愛い癒しを見つけて、恋して、からかわれて、失恋したけどなんだかんだ生きながらえながら行き続けてきた楓花。でもある時ぽっくり事故(病気)で亡くなる。それで次に目が覚めたらバブちゃんだったからびっくり仰天。ばぶ…を遺言に驚きすぎてひっくり返った。でもバブちゃんとしての生をそこそこ謳歌しつつ小学生半ば辺りになった時声をかけられる。それで振り返ったら顔面宝具並のサーヴァントの顔で混乱で目がぐるぐるしちゃう楓花。んで混乱してる楓花を見て鯖はあ、この子ちゃんと記憶持ってるな…よしよし。って何とか上手く転生できたことを確認して他の鯖達に連絡。からの強制連行でみんながいる場所に連れてかれた。そっから色々と転生の事だったり生前の話だったりを聞かされてあまりの情報量にまたひっくり返っちゃうし、更に数年後には癒しだった立香とマシュに再会できてお互い大泣きするし抱きしめあった。やっぱり癒しは強い。
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立香達と再開したのは楓花が大学生の時で、その大学で養護教諭の資格をゲット。でもすぐに学校に保険医として就職するんじゃなくて2年くらいギルガメッシュの元でちょっとした事務仕事を(強制的に)引き受けていた。でもそんなある日、突然月が爆発。いや、なんでやねん…。更にはそれ関連で様々な情報を扱ってるホームズがいる会社に椚ヶ丘中学校のE組の養護教諭を探しているって依頼が来て、おや…それなら1人うってつけの子がいるな…ってな感じで楓花に中学校の養護教諭やらないかい?って誘う。んで楓花はギルガメッシュから預かってた仕事もひと段落してたし資格も持ってるからって了承。でも了承してすぐにホームズが「まぁそこは月を破壊した超生物もいればそれを殺す殺し屋もいるし、生徒も超生物を殺すための訓練を受けてるような場所だけどカルデアで生き延びてきた君なら大丈夫だろう!」とか付け足すから楓花は固まるし、それが解けた後に待って下さい!!!それはさすがに聞いてない!っていうかなんですか超生物って!!!!みたいな感じで混乱するしやっぱり無し!って言いたいんだけどその場に一緒にいたエルキドゥに口約束でも頷いたんだから頑張ってねなんて笑顔で言われるから受けるしか無くなった。とりあえず遺書書くので待ってください…。しかも超生物がいることとか諸々第三者に話してはいけないと言われて立香とマシュに泣きつくことも出来ない。ギルガメッシュさんとエルキドゥさんは大丈夫なんですか…?あ、大丈夫なんですね…。それでそのあとはその3人に「何も無いとは思うが何かあれば連絡しろ」って心配されるから鞭に対しての飴が優しくて半泣き。「毎晩連絡します…」「それはやめろ」「毎晩は私も遠慮したいな」「僕も毎晩はなぁ…」「ひん…」「…まぁたまになら我直々に受けてやろう」「ギルさま…!」「素直じゃないね」「全くだ」そんな感じでサーヴァントの優しさに泣きそうになった楓花。その後は鯖と立香とマシュが集うライングループに保険医として短期間働くことになったと報告した楓花、そして頑張って!と送る立香達としっかりやれよと激を飛ばす医療組、最後に何かあれば教えた技で死なない程度に殺せとアドバイスを送った戦闘組だった。死なない程度に殺せは死んでるのでは…?
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で、当日。椚ヶ丘の理事長に内心ちょっとビビりながら挨拶するんだけど、その前に会った防衛省の烏間っていうサーヴァントとまでは行かないものの中々に顔が整った人から色々と説明だの黙秘の部分だのを教えられて改めて超生物が学校の教師やってるんだな〜ってちょっと現実から目を逸らしたくなるし烏間の声がゲーティアと似たような声質でロマニ絡みのちょっとしたトラウマにちまちま触れてきて心がしんどい。生徒とも顔を合わせてないし噂の超生物に会ってないのに胃がキリキリする。2言3言理事長と会話してお辞儀して部屋を出る。(やばい…緊張で会話の内容あまり覚えてない…)ギルガメッシュやファラオから感じるようなオーラを人から感じるなんて…もしかして理事長さんは隠れサーヴァント…?とかふざけたことを思っちゃう。で、廊下ではあの烏間が待っててE組がある校舎まで案内兼その途中でE組について説明される。絵に描いたような差別に理事長に対してドン引く楓花。しかも途中の山道が辛いし、更には烏間の歩くスピードが速い。息はそこまで切らさないもののやっぱり疲れちゃう、で烏間も無論それに気づく「すまない。少し速く歩きすぎたか」「あ、いえ…すみません。何分体を動かしたりするのが苦手で」これから山を登るんですから体力を付けなきゃですね。苦笑いをする楓花にそうする事をオススメすると返す烏間。そっからまた歩き出すんだけど烏間のスピードが幾分か遅かったり、さっき楓花の事を気遣ったりと意外と優しい部分を知ってトラウマに触れるけど根は優しい人なんだな〜って感じて烏間は、楓花に対して過去色々と調べたけれど良い意味でも悪い意味でも平凡な女性だから上が仲良くしてもらってる会社の社長からの勧めだけれどあの教室でやって行けるか少し心配。2人それぞれ思考を抱えながら校舎がある所へ。んで校舎に着いて朝礼より少し前の時間だから生徒がいる教室じゃなくて先に職員室へ。ここに暗殺対象が居ると言って扉を開けようとする烏間。楓花はどんな化け物が出てきても良いように心の準備してたら勝手に開くドア。そして出てくる謎の生物。(あれ…想像していたのより…丸い…?)ドアはその生物が開けたらしくお互い初見のためちょっと間が空く。最初に動いたのは楓花で烏間の方に目を向けて「あの…この方が月を破壊した超生物…ですか…?」と聞けばなんとも言えない顔で頷かれた。まじですか…。「おや、烏間先生と…」「昨日話しただろう、E組の保険医を担当してもらう」「今井楓花です。よろしくお願いします」驚きとは別に常識はちゃんと持っていたためとりあえずお辞儀をして挨拶する。それで向こうはそういえば!と思い出したかのように声を上げた。「ニュヤ!そうでしたか!」それで超生物基殺せんせーの挨拶を受けて、生徒からも呼ばれてるんだったら…って感じで「では私も殺せんせーとお呼びしますね」なんていえば元々笑っていた顔が嬉しそうに綻ぶ。「私の事は好きなように…と言いたいんですが出来れば下の名前で呼んでくれれば嬉しいです」「おや、何か事情が?」「いえ、ただ周りで苗字を呼んでくれる人がほぼいないので少し慣れてないだけです」周りがサーヴァントと立香とマシュで構成されてたような人間だから苗字呼びなんて学校の先生に呼ばれる時くらいだったため自分の苗字だって言うのに反応が鈍くなっちゃう。だから正直にいえば「では楓花先生と呼ばせて貰いますね」と返ってきて本当にこの人が超生物なのか疑いそうになった。「これからよろしくお願いしますね」「あ、はい。こちらこそ」伸ばされた触手にえ、これもしかして握手…?と戸惑いつつこれを無視するのは超生物でも失礼なんじゃないかと思って答える楓花。ぷよぷよしてるし変な感じだと思ってれば向こうはおや?と首を傾げる。そしてそれに楓花も首を傾げる。…もしかして握手じゃなかった…?でもどうやらそうではなく殺せんせーは楓花が自分を殺しに来るのかとか殺し屋なのかとか見るためにちょっとだけ警戒しながら腕(触手)を伸ばしたのに特に何もせずに握手し返す楓花に不思議に思ったのだった。それを聞いて楓花は私に暗殺は無理でしょ…!とか思いつつ苦笑いしながら「私は普通に保険医として来たので暗殺などは少し専門外、ですかね…」それに保険医が暗殺って字面がすごくないですか?ってちょっとふざけたとように言えば確かにと殺せんせーはケラケラ笑って、烏間は1度腕時計を見ると朝礼が始まる数分前。そろそろ教室に向かうぞという烏間の一言で今度は3人揃って生徒のいる教室へ向かった。
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教室に入れば楓花に突き刺さる目、目、目。こんなに人から注目されたことなんてなかったから緊張。それで烏間が生徒に楓花が今日からE組担当の保険医だって伝えれば何人かが「うおぉぉ!!可愛い保険の先生来たーーー!!!」とか叫ぶ。それに素直にちょっと喜んで内心照れ照れな楓花。でもサーヴァントで目が超えてるから八割お世辞として受け取っちゃってる。んで殺せんせーの時と同じような自己紹介して質問があれば…って言えばチラホラ上がる手。「楓花先生って殺し屋だったりするんですか?」「違いますよ、本当にただの保険医です。それに防衛省の人でもありません」「じゃあなんでここに来たの?」普通の人なら月を破壊した超生物とかそれを殺そうとする殺し屋とかがいるような物騒な場所に進んで来たくないでしょ。と言ったカルマに苦笑いをして素直に答える「知人の勧め…ですかね。中学校の保険医をやらないか?って勧められてそれを了承したら後出しで色んな情報をぽんぽん渡されちゃって…」「先生怪しい宗教とかにハマってたりしない?」「ツボ買っちゃったりとか…」「してないです」今はもうここまで来てしまったためいや〜困った困ったという感じの楓花だがそれを聞いていた他の人はその知人は本当に知人なのか…とかこの先生人に騙されやすいんじゃ…とか結構抜けてるんじゃないか…とかを感じるし、烏間はその知人は絶対にあの社長だからちょっとした人の悪さに頭抱えそう。「まぁここに来たからにはしっかりお仕事はする予定です。怪我をしたり体調が悪かったりしなくても相談しに来たりお話に来たり、あとは勉強も少しは見れると思うのでそう言うのでも頼ってくれれば嬉しいです」「先生の得意な科目ってなんですか〜?」「得意ですか…基本は大体同じような感じですが、上げるとすれば理数系や外国語、あとは歴史とかですかね 」「おぉ…」「…抜けてそうなのにオールラウンダーじゃん」楓花の学力は大体前世でみにつけたものを土台に積み上がってたりするから6教科の基礎は出来上がってるしそれぞれサーヴァント達から教えてもらったり、カルデアで学んだり等などで実は結構頭が良かったりする。でもそんな事は言えないためここでは内緒。それであとはちょこちょこっとした質問に受け答えして本人はちょっぴり心配してるけど生徒の心は結構掴んでる。
んで教室で挨拶が終わって烏間と2人職員室に戻ったら知らない美人の女性が1人。で、烏間からここの英語を担当兼殺し屋って聞いてこんな美人さんも殺し屋なのか!?って驚くけどハニートラップって聞いて納得。あとお胸少し分けてください…。それで向こうは新しく来た超一般人の保険医って聞いてふーんって感じで近寄って頭から足先まで見定めて「な〜んかパッとしないわね」と一言。うっっ…それはわかってます…。サーヴァントと言いこの人といいなんでこんなに顔が美人な人多いのか。世の中不公平だ。烏間が「失礼だぞ」と怒ってくれていることに感謝しつつ「気にしてないので大丈夫ですよ」と半分嘘交えて返す。それで改めて美人さんの顔みて元は同じ素材のはずなのになんでこんな美人なんだろ…っていう気持ちが漏れ出て「とても綺麗な方ですね」とお世辞なんて混じって無い言葉を言えば結構わかりやすい感じに嬉しそうにするのであれ、もしかしてツンデレ系の感じかななんて思いつつ挨拶。こっちはイリーナさんって呼んで向こうは楓花って呼ぶ。サーヴァントでもそうだけど美人に名前を呼ばれるとなんか嬉しくて挨拶し終わった頃には最初に感じてた見た目の虚しさとか全部きれいさっぱり消えてた。そんな感じで初日は終了。次の日から頑張ろうと決心する楓花だった。
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んで初日から数日あの時から何人かの生徒が話に来てくれたり、勉強を教えて貰いに来たりお昼を誘いにきたりで中々に仲良くなってきた楓花。それでこの日は月に1度の集会らしくイリーナと殺せんせーはお留守番、(見た目は(も)一般人な)楓花は烏間と朝わざわざ登ってきた山を今度は降りていた。「これ、大変ですね。全校集会のためだけに山を登ったり降りたりするなんて」「あぁ。…疲れたりはしてないか?」「いえ、体が慣れてきたのか今は何とも。心配してくださってありがとうございます」初日の事を覚えていたのか楓花に対して気遣う烏間にやっぱりこの人見た目より優しいと思いつつお礼を口にすれば「いや…」と素っ気ない返事が帰ってくるがここ数日職員室で隣の席になり前世の経験もある楓花はそれがちょっとした気恥しさを隠してのものだと察する。(あ、眉間にシワが増えた…)そしてこれまた烏間の案内でだだっ広い校内にある体育館に到着。中に入ればもう集会は途中まで進んでいてちょうど生徒会からの説明のための準備をしているためかざわざわと生徒たちが話していて、その内容は途中で入ってきた楓花達に対してのものも会った。烏間を見てかっこいいと話す女子生徒に分かると内心頷き、楓花を見て可愛いと話す男子生徒に分からないとこれまた内心首を横に振った。壁際に立つ本校舎の教師に烏間と共にE組の(表向きの)担任、E組の保険医だと伝えて同じように壁際へと行こうとすればその前に中村と倉橋に呼び止められる「烏間先生〜楓花先生〜ナイフケースデコって見たよ」「かわいーっしょ」「おぉ…」キラキラとしたビーズでデコられたケースに中学生は器用…とかナイフケースってその気になれば可愛くなるものだな〜とか楓花は感心しちゃうけど隣にいた烏間は2人にすぐ近づいてナイフケースを隠すように言う。可愛いのはいいがここでは出すな。ほかのクラスには暗殺の事は秘密なんだぞ!と慌てるように注意している姿にそういえば慣れちゃってたけどナイフケースをデコって見せる中学生って異様なんじゃ…って今更のことに気づくし後に烏間から「楓花先生も関心しないでくれ…」って注意されて「すみません…」って謝る他なかった。しかもその後今度はお留守番組のイリーナが入ってきて情報収集のためとか言ってまた渚から殺せんせーの情報を貰うために自分の豊満な胸に顔を押し付けるからその姿に軽く羨ま死しそうになるしすぐさま烏間に腕を押さえつけられて壁際に退場させられるイリーナに心が死にそうになりながら合唱。私もそんなたわわが欲しかった…。脳裏にパッションリップや槍トリアとかが頭に浮かんで勝手に悲しくなる楓花。んでいざ生徒会の説明が始まった時全生徒に配られるはずのプリントが故意的にE組に渡されず、それに対して本校舎の生徒たちが笑っている姿に(性格が悪い…)と顔を然めれば突然E組の横にだけ風が吹いて、全員分の手書きのプリントが渡される。それをできる人物は1人だけで横を見ればヅラと付け鼻、手袋をつけて人に変装した殺せんせーが鉛筆をくるくると回しながら立っていた。全校生徒の前に顔を出すなと言っただろう!と怒る烏間に変装も完璧だからバレないと言っている2人の間に挟まれながら生徒たちを見ればざわざわと殺せんせーの姿を見て誰だ…とかあんなでかい人いたか?とか関節が曖昧だ…とか言い合っていて完璧とは…と苦笑いが漏れ出そうになった。更にはそんな殺せんせーを殺そうとナイフを突き刺そうとして綺麗に避けられ…「…烏間さん」「どうかしたか」「イリーナさんと殺せんせーが…」このままだと本校舎でとんでもない噂に発展しかねない。小さく隣を指さして教えれば「アイツ…!」と怒りを顔に出してまたイリーナの腕を掴むと今度は外へと連れていった。少しの間だけさようならイリーナさん…。もう抑えることの出来ない苦笑いが表に出てしまった。
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大体職員室にいる楓花からすれば居心地のいい穏やかさもあるような職員室だけれども残念ながら今日は違った。椚ヶ丘中学校の理事長が来ていたのだ。元々初対面で楓花の中で苦手人物として挙げられているためか少し空気の重い空間に楓花は1人早くここから出たいと意識が飛びそうになる。けれどそんな気持ちも考えも本人には伝わっていないため理事長は色の揃わないルービックキューブを弄りこれを素早く同じ色に揃えるにはどうしたらいいか分かるかと楓花達に問いかける。そして偶然か、それとも合わせてか殺せんせーが職員室に入ったと同時に理事長は取り出したドライバーでそれをバラバラにした。「答えは簡単。分解して並べ直す、合理的です。初めまして殺せんせー」わぉ…あの時よりも怖い。小心者で一般人な楓花にはなんとも言えない重さで殺せんせーが理事長にゴマをすったり、理事長の意味深い発言だったりを見ながら早く終わってくれ…と願った。そして理事長との対面後殺せんせーは異様に盛り上がりヘトヘトになるまで生徒たちに勉強を教えた。けれど当の本人達はE組というレッテルに賞金があれば…暗室があれば…と消極的な考えだったため、殺せんせーは生徒達を校庭に呼び出して大きな竜巻を起こしながら『 第二の刃』について語りそのためにはまず明日の中間テストでクラス全員50位以内を取りなさいと話し、殺せんせーがおこした竜巻で綺麗になった校庭それを見て(なんでもありなんですか…)と楓花は思ったり。やっぱり前世で色々あっても一般人だから驚くもんは驚くし結構小心者。んで中間テストは理事長の計らい()でE組はカルマ以外全員が50位以内をとる事が出来なかったし、これに関しては殺せんせーも自分の責任だと言った。けれどカルマの煽りやその真意に気づいた渚達の煽りに殺せんせーは見事のっかり次は期末だとリベンジを決めた。
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修学旅行。暗殺も含めてわちゃわちゃと班ごとに計画を進めてる生徒達とかそれを見てイリーナがガキねと馬鹿にするけれどそれを冷たくあしらわれ先程とは真逆に私も連れていきなさい!と銃を向けてる姿とかをほこほこと見ていれば近くで班を組んでいた茅野に「楓花先生は修学旅行以外で京都行ったことありますか?」って聞かれる。京都はノッブだったり新撰組だったりと日本鯖が結構集まる場所なため立香達と共に引っ張られて連れていかれたことが何回かあった。あるよ、と返せばどうやらオススメの場所があれば参考にしたいらしく楓花は少し考える素振りを見せた後にやっぱり王道な場所が1番いいと答えた。これは本心だしそれに加えて京都は1つ場所を間違えればすぐに人通りが少なくなるため危険だからという気持ちもある「あ、でもオススメの甘味屋さんならあるかな」「甘味!それってどこですか!?」甘味という言葉に目を一気に輝かせた茅野は楓花を班の和に入れて机の上に広げていた地図を見せる。それを見て楓花は過去の記憶を思い出しながら人通りもそこそこあり安全なお店だけを算出しながらここと…ここにあるお店。と指をさして教えれば茅野はわっせわっせとメモをとり、ご飯も美味しいですよと付け足せば杉野たちも目を輝かせる。(中学生は可愛いな〜)本当ならまだあるもののまさかの一見さんお断りだったり目玉がとび出そうなほどの金額だったり、人がいないような裏にある隠れた名店だったりするのでそれは言わないでおく。(あの時は坂本さん達もいたからな…)ゼロがひとつ多いようなものを簡単に奢ってくれた人達を思い出してあれには頭が上がらないと少しだけ記憶に浸った。そして当日。AからD組まではグリーン車でE組は普通車という差別をまたもやめにしながら乗車、途中でハリウッドスター張りの格好をしていたイリーナは烏間に怒られその恐ろしさからか今はパジャマ姿でしくしくと泣いている。危ない危ない、私服に関しても注意しておかなきゃ。いや、私の服はほんとにThe一般人って感じだから注意する必要ないけど…。手元のスマホをこっそりと開けば京都に行くからお土産は何が欲しいかと話した立香とマシュは行ってらっしゃいと可愛いスタンプとそれぞれ八つ橋だったり大福だったりと上げていく。お土産のことに関して遠慮もあまりなく書かれるのは2人が自分に対してプラスの感情を多く持ってくれているということなのだと思うと嬉しくて犬が丸を作っているスタンプを押して画面を消した。顔を上げれば生徒が全員乗ったか確認をしていた烏間が乗入ってきて空いてる席がないかきょろきょろと左右を確認していた。周りを見れば一般人も多く座っていてイリーナがいる所も彼女が2つ使っていじけ中だったため烏間がわざわざそこに行くとは考えずらい。「烏間さん良ければお隣どうぞ」「すまない」隣に座った烏間にいえいえと返していれば新幹線が発車した。そしてなんとも残念なことに楓花は自分からペラペラと話を弾ませる事を得意としないし、烏間もあまり自分から話には行かず何より仕事があるためその書類に目を通す。隣にいるからと言って会話が生まれる訳では無いのだ。これはこれで気まずい…。私がマリー様のような人格者ならきっと会話も生まれて更には盛り上がったりするのだ。流れゆく風景を見続けるのも飽きて少し悪いとは思いつつチラリと烏間の持つ書類を見てみればそこに書かれていたのは殺し屋を使った京都での暗殺計画で楓花は思わず「京都でも殺せんせーの暗殺をするんですか?」と聞けば烏間は楓花が書類を盗み見た事に怒ることなく涼しい顔のまま肯定する。「それぞれ回るコースは班ごとに決め、奴はそれに付き添う予定らしい。京都は狙撃手を配置するには絶好の場所だ既にプロを1人手配した」「なるほど確かに京都は入り組んでいる所が多いですしね。私も何回か行ってますけど未だに迷っちゃいます」「そういえば教室でも言っていたな」約1週間前の話でしかも烏間は傍にいたとは言え会話の輪に入っていなかったはずなのに自分の事を覚えていたことにちょっぴり驚く「はい、向こうに知り合いがいるので」「知り合い?」「えぇ。それこそずっと昔からの」もしかしたら会えるかもしれないと考えると楽しみでゆるゆると笑って答える。前世からの知り合いだなんていうのは流石に言えないからそれは内緒、そういえば沖田から「知り合いって他人行儀みたいなものじゃなくてちゃんとお友達!とか親友!とか言ってくださいよ!」なんて言われていたがまぁこれは次から直していけばいいかとこれ以上烏間の仕事を邪魔しないように向けていた目をまた外に向けた。また窓へと視線を移してしまった楓花を映していた目を烏間は1度ゆっくり瞬きしてから資料へと戻す。楓花はよく笑う女性だったが今見れたものはいつもとは違うような気がしてならなかった。危ういような優しいような…それは今の烏間に分からなかったが何となく引っかかりつつ、原因を窓から差し込んでいた光のせいにしてその思考は頭の片隅へと寄せた。
翌日、生徒たちはそれぞれ班で行動して殺せんせーはそれについて行く。その姿を楓花は烏間とイリーナと共に見送り、さて自分達は中へ戻ろうとした時「あぁ!」という大きな声と共に自分を呼ぶ声が後ろから届いた。(この聞きなれた声は…!)昨日脳内に過ぎった人物がまた過ぎりもしかしてと振り向けばクリーム色の髪をした女性が手を振って走ってくる。その後ろには黒いセーターの少女とハットを被った男性。珍しい組み合わせだと思いつつ烏間の「知り合いか?」と言う言葉に1つ頷く。「昨日新幹線の時お話した知り合いの内の一人です」「あぁ…」「知り合いってなんですか!?」「聞こえてた…」「聞こえてます!!なんたって沖田さんは耳もいいので!!」肩を捕まれ「なんで距離を開けるんですか!?!?」と怒る沖田に謝りつつ振り回されていれば視界の端で後から追いついた坂本が2人に軽く会釈しているのが見えた。そして沖田はそれに続くように肩から手を離すと代わりに少しふらふらの楓花の腕を組む「お友達で親友の沖田です!」とお友達と親友を強調して自己紹介。これには坂本は苦笑いしてお竜はため息を吐く。「楓花さん仕事中だよね、ごめんね邪魔して」「いえいえ気にしないでください」「楓花、暇になったらお竜さんに連絡しろ。あの時食べ損ねたスーパーデラックス抹茶パフェというものを食べに行くぞ」「ま、まだ諦めてなかったんですね…それじゃあ暇になったら」「なんですかそれ!?沖田さんも行きます!」「いいぞ。なんたってイゾーの財布で行くからな」デラックス抹茶パフェって何と安直で危険な香りのするパフェについて聞いてくるイリーナに巨大パフェです…と答えていれば今此処にいない人の名前がお竜から飛び出し楓花はあれっ!?とちょっとした予感に気づいた「それ…以蔵さんに許可とってます…?」「許可…?」「あっ、とってないんですね…」「あの人に許可はいらないでしょう」「その通りだ。あいつのものはお竜さんのもの、お竜さんのものはお竜さんのものだ」うーん見事なジャイアン節。あのイリーナでさえ少し引いていて、その横で少し先の未来で自分の財布がすっからかんで叫んでいる以蔵が簡単に想像できた楓花は苦笑いをするしか無かった。今度はちゃんと友達として紹介してくださいね!と最後まで念押しする沖田達と別れ今度こそ旅館へと戻った時イリーナがそういえばと口を開く「あんたあの資産家と仲が良かったのね」「資産家?」「さっきあってた坂本龍馬よ」「あ…え、えぇ、まぁ」昔、それこそ前世からの知り合いだったため今更ながらに彼が世界的にも有名な資産家の1人であることを思い出した楓花。「彼もあの時話していた昔の知り合いか?」「そうですよ」「へぇ…以外ね楓花がそういう人と知り合いなんて」「まぁ色々あったんですよ昔」どういう経緯で知り合ったかだなんて話せるはずもなく苦し紛れに答えればイリーナはそれにすぐ気がついて男と女の関係でもあった?なんて面白半分で聞いてきたためそれはないです。と断言すれば面白くないわね、と言いつつ何があったのか後で教えなさいよと楓花に絡む。それに対して楓花は避けつつ誤魔化しつつ烏間に助けを求めるが残念な事に彼はめんどくさいものを押し付けるなよとでも言いたげな顔をするのだったが渋々と引き離してくれたあたりやはり彼は優しい人なのだろう。