記憶の対価
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「「元いた所」」
「へ 今すぐ返せ」
「にだけは 帰りたくありません」
2人の口から出たのは、正反対の言葉。
見た目だけでなく、願いまで正反対なのか…黒い男は、忌々しそうに白い男を睨みつける。
『っはは…』
思わず笑ってしまったが、慌てて口を塞ぐ。が、遅かった。
「なんだよ」
黒い男は鬼の形相でこちらを睨む。
『あ、いや…何も?ええと…あれかな、思い出し笑い?』
苦しい言い訳をしながら、慌ててはぐらかす。どうやら怒りを買ってしまったようだ。
「こらこらー か弱い女の子いじめちゃだめでしょー」
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