ニヤニヤと悪戯に笑う顔が目の前にある。一体何を考えているのか。バーガーにかぶりついて、なんとなく窓の外を眺めたその時、視界の端に俺のトレーに伸びる手を捉えた。
「おい、人のポテト食べてんじゃねぇよ。自分の分まだあるだろ?」
すかさず咎めれば、エヘヘと子供のような笑顔が返ってくる。
軽くため息をつきながら、仕返しに彼女のドリンクを奪って一気に飲み干す。あぁーっという情けない声は無視だ。カップを元の位置に戻すと不満げな声で「ひどい」と一言。
「最初に仕掛けてきたのはそっちだろ?」
満足した俺とは裏腹に、ブスくれている彼女。どうやら今回も機嫌を損ねたらしい。
仕方がないので財布を手に席を立つ。
「で、何飲むんだ?」
不貞腐れた顔が、ぱあっと分かりやすく明るい顔に変わる。
「期間限定のピーチフラッペがいいです!」
ちゃっかり自分が飲んでいたものより高いものを注文してきた。
「はぁ…調子のんなよ」
拳で軽く頭を小突いてレジへ向かう。
さて、一体俺は何を買うべきか。(ポテトとドリンク/SF6ルーク)
宿題の途中だった。でもなぜだか急に不安に駆られた。隣に座る彼女の名前を呼んで抱き寄せる。
「大好き」
「私も大好きだよ」
背中にまわる手、耳元で優しい声がする。それにひどく安心して、へへっと笑いが漏れる。
「俺も」
もう一度好きを伝えて、ぎゅうっと強く抱きしめた。(儀式/GGST シン)
勉強の途中だった。ふいに名前を呼ばれて抱き寄せられる。
「大好き」
「私も大好きだよ」
子どもらしいまっすぐな好意に、幼子を慈しむ気持ちで好意を返して、抱きしめる。
「へへっ、俺も」
さらにぎゅうっと強く抱きしめられる。シンもまだまだ甘えたい盛りの男の子だ。(認識齟齬/GGST シン)
その人は中性的な顔立ちをしていて、男性らしい服装に身を包んでいた。ふわっと笑うと長い睫毛に彩られた目が優しく細められる。それを真正面から受け止めた私の頬は熱くなって、嫌いな訳でもないのに思わず視線を逸らしてしまう。大きな音を立てる心臓。もう一度まっすぐに前を見れば、
変わらずにこちらに向けられる温かい眼差し。悲しくもないのに泣きそうになる。あぁもしかしてこの気持ちは、きっと。(初恋/ GGST ユニカ)
その人は、彼は、彼女は、男性の身なりをしているが女性なのだと、困ったような顔をしながら打ち明けた。それを聞いて私の中で何かが変わった訳でもなく、心臓は高鳴り続け、恥ずかしさに似た何かは相変わらず存在している。性別は関係なくて、ただその人だからなのだと思う。(好き/GGST ユニカ)
初めて会ったとき彼女はすでに大人で、俺は今より子供で。それでもひと目で彼女を好きになった。守りたいし、離れたくないし、失いたくない人。
「おやすみ」
優しい声と笑みと、くちびるが"ちゅ"と降ってくる。心がくすぐったくて、嬉しくて、口の端が勝手に上がった。(おやすみのキス/GGST シン)
「―――!」
名前を呼ばれる。振り返る前に、後ろからぎゅうっと抱きしめられる。耳元では嬉しそうで楽しそうな笑い声。頭だけで振り返ると、向日葵みたいな大きな笑顔。いつの間にか大きくなったなぁなんて親戚の叔母さんみたいなことを思った。(太陽を見つめる/GGST シン)
「―――!」
名前を呼ばれる。振り返る前に、後ろからぎゅっと抱きしめられる。耳元では悪戯に成功した子供のような笑い声。振り返ろうとすると、ぎゅうっと力が込められて叶わない。それから、抱きしめる腕が優しくなったと同時に、ちゅっと頬にキスをされた。(軽い挨拶/SF6 ルーク)
「―――っ」
名前を呼ばれる。振り返る前に、後ろからぎゅっと抱きしめられる。どこか緊張したようにユニカの体には力が入っていた。振り返ろうとしても、肩に顔を埋められて叶わない。顔を見たいのになぁなんて思いながら、まわされた腕に手を添えた。(恥ずかしがりやのアプローチ/GGST ユニカ)
「先輩」
「ん?」
「ぎゅー」
両手を広げてアピールする。
「はい、ぎゅー」
そうすればぎゅうっと抱きしめてくれる。私の小さな我儘は、いつだって叶えてもらえる。力強くて温かい腕の中にいるのが嬉しくて、笑い声がこぼれた。(ぎゅー/SF6 ルーク)
「あつい」
「ぼーっとしてるとアイス溶けちまうぞ」
「わかってますよ」
手の中のアイスに歯を立てるが、暑さの方が上回る。
「残り、交換してください。そっちの味も食べたいです」
「ん〜どうすっかなぁ」
じーっと見つめると、ははっと笑ってアイスを差し出してくれた。(アイス/SF6 ルーク)
すやすや眠る彼女の唇にそっと口づけた。眠そうにぱしぱしと瞼が動き、隠された瞳があらわになる。
「おはよう、プリンセス」
ぼうっとする彼女に状況を説明してやる。
「王子様のキスで目覚めたろ?」
「先輩が王子様?…へんなの」
そう言ってお姫様はふにゃっと笑った。(目覚めのキス/SF6 ルーク)
「ん、おっきい」
それを聞いた先輩はギラギラした目をちょっと見開いて、驚いた顔をした。それも束の間、目の底に秘めたギラつきはそのままに頬を綻ばせて私にキスをする。顔を離して、視線を合わせて、もう一度キスをした。(何かの話/SF6 ルーク)
「俺の女に手ぇ出すんじゃねえ」
ドスの効いた声で言い放たれた男は、慌てたようにその場から離れていった。お酒のせいか、先輩はいつも以上にオラついているように見える。
「先輩」
「ん?」
「ありがとうございます」
黙ったままの先輩はまだ不機嫌そうだ。(非現実的なセリフ/SF6 ルーク)
「なんか、」
「?」
「先輩から貰うので私もこういうTシャツ着るようになっちゃいましたけど、」
「おう」
「よくよく考えると、このTシャツってやっぱ変ですよね?」
「何言ってんだ、それが良いんだろ」
「……むぅ」(Tシャツ/SF6 ルーク)
「先輩。そんなにしがみつくくらいなら、このゲームやめて別のにしますよ」
「いや、今日は見たい気分なんだ」
「そんなこと言っても、私が痛いし苦しいんですけど…」
「……」
「……」(ホラゲ見学/SF6 ルーク)
「先輩いいにおい」
「お前いっつもそれ言うよな。でもそれって汗の匂いだろ?」
「たぶんそうです。でも、いいにおいなんです」
「ふーん…まぁよく分かんねぇけど、汗臭いって言われるよりは良いか」
「そうですね。すーはー」(遺伝子レベルの恋/SF6 ルーク)
「ヘアセットしてない先輩を見れるの、今は私の特権ですね」
「今だけでいいのか?俺はそんなつもりはねぇけど」
「っ…急にそういうの、ズルいです」
「ははっ、この先何千回、何万回も見ることになるかもな」(未来のはなし/SF6 ルーク)
「せんぱぁい。天気悪くてだるだるですぅ…」
「そうだな」
2、3回頭を撫でられて、そのまま流れるように肩を抱き寄せられる。
「今日のお出かけ、別の日にしましょう?」
「いいのか?」
「はい…今日はお家でゲームしましょう」
「おう」
ちゅっと頬に温かい唇がやってきた。(ダルダル/SF6 ルーク)
「先輩のサングラス姿、結構イカしてますよね」
「だろ?でもお前もなかなかイカしてるぜ、まぁ俺ほどじゃないけどな」
「む、私の方がイカしてますよ。イケイケです」
「いーや、俺の方がイケイケだね」
「むむむ」
「ぐぬぬ」(サングラス/SF6 ルーク)
「先輩、この部屋寒くないですか?」
「そうか?俺はちょっと暑いくらいだけど…エアコン、温度上げる?」
「いや、大丈夫です。ブランケットに頼ります」
そう言って彼女はブランケットを頭から被りソファの上で身を縮める。
「ははっ、なんか丸っこくてかわいいな」(真夏の寒さ/SF6 ルーク)
「先輩、どんな水着がいいですか?」
「そうだなぁ…やっぱり黒のビキニ」
「そう、ですか…(かわいいの着たかったな…)」
「……もし可愛いのならそうだな、あの辺のフリフリのやつとかどうだ?」
「!何色がいいと思います?」
「お前の目と同じ色とか良いんじゃねぇの?」(水着選び/SF6 ルーク)
「先輩、起きてください!今日は天気がいいのでシーツ洗いますよ」
「んー」
「寝るなら続きはソファにしてください」
「んー」
「先輩」
「じゃあキスして」
「なんでですか」
「キスして」
「……、わかりましたよ」(洗濯日和/SF6 ルーク)
先輩の親指が私の首元に触れる。
先輩の親指が私の傷跡をなぞる。
ぼんやりとしながら、繰り返し撫ぜる。
彼は酔っ払うと時々こうなる。
過去の任務での私の失敗を、自分の責任だと思っている。
「まだ気にしてるんですか?」
ふっと上げられた視線は、微かに揺らめいている。(考えごと/SF6 ルーク)
失いたくない、と思う時には、あの時の…血を流してぐったりした彼女を抱えて走った時のことが頭に浮かぶ。
失いたくない、と思う。彼女の笑顔を、彼女の存在を。
何があっても守ると決めた、世界で一番大切な人。
失いたくない、離れたくない、手放したくない、(逃さない/SF6 ルーク)
「なぁ」
「?」
「一緒にシャワー、どうだ?」
「……えっちなことしないでくださいよ?」
「しねぇよ」
「……」
「(ニコニコ)」
「……」
「(ニコニコ)」
「……約束ですからね!」
「分かってるって」(お察し/SF6 ルーク)