▼ 太刀川のヨメ 3
(二宮さんについて話を聞いたよ!)
「正直、未成年の前で煙草を吸うのは頂けないな…。ウチの出水が汚れる。えっと、戦術は上手いし射手としても申し分ない。おれは射手みたいな真似は苦手だからな、その点はすごいと思ってる。けど、ポッケに手ェ突っ込んだままアステロイドとか撃たれると無性に顔面砕きたくなるの、なんでだろうな」
「……おい最後のは一体なんだ」
「ボーダー正規隊員の八割五分が思っていることをこの場で代弁したまでです」
「なんだと…?!」
「真面目なフリしてたまに素でアホやってるの、おれ好きですよ」
「褒めてない」
「? 褒めるなんて一言もいってませんよ」
「覚えてろよ」
「ほら、何突っ立ってるんです? ブース入って下さいよ」
※あくまでじゃれ合いです
(忍田さんと昔のおはなし!)
「こら、××。なんだその耳は」
「……出来心です」
「出来心じゃないだろう。何かあったんだな? 話しなさい」
「……」
「……××」
「…………トリオン体の、感覚が、怖くて」
「…!」
「でもそれは最初だけです。あとはただちょっとハマっちゃっただけなんで気にしないで下さいね。それでは」
「××?! 待ちなさい!」
――今明かされるどうでもいい真実!!!!
(当真さんと絵馬くんと!)
「おれも当真とかみたいに弾で模様描きたい」
「お、やるか? 練習付き合うぜ!」
「××さんまで当真さんみたくなられたら困る…」
「オイ喧嘩売ってんのか」
「おれの射撃はからっきしだからな。東さんに教えてもらっておきながら面目ない」
「そうかぁ? 東さん、教えたのがなんかしらお前の手札になってりゃフツーに喜ぶだろ」
「オレもそうだと思う」
「……ん、ありがと」
(空閑くんと!)
「××センパイ」
「お、空閑くん。元気そうでなにより。おたくの隊長は元気?」
「オサム? 元気にやってるぞ」
「そうか。このところウチの隊室にこなかったからさー。唯我が哀愁漂わせててちょっと気になってた」
「そうか、今向かってると思うぞ」
「ふーん、そうなんだ」
「あれ? 部屋に行かないのか?」
「知らない? おれは本部にいるとき、大体自分のところの部屋にはいないよ。開発室が多いけど、他にも冬島隊か東隊か忍田さんのところか、あとは鬼怒田さんのところにいる」
「?? 隊長のメンドー見なくていいのか?」
「ん? ちゃんと家では見てるよ」
「……××センパイは不思議なひとだな」
「ええー?」
「ウソついた。自覚はあるんだな」
「残念、お見通しかぁ」
2015/12/06
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