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最近戦国5と並行して大逆 転裁判もプレイ中なのですが、バンジークスが男前なんですが…!
というわけで、ちょっとした妄想小話を。

more*変わらずのトリップ*
*大逆 転裁判1/バンジークスに拾われました*

気がついたらなんとも高級そうなふかふかのベッドの上で、その脇で眉間に深いしわを刻んだ貴族っぽい服装の男性がわたしを見下ろしていたのがここでの最初の記憶だ。顔が遠く感じたのは、その人の背がとても高かったからなのだろう。
今考えれば、彼はもしかしたら人によっては怖いと思うような顔をしていたのかもしれないけど、そのときのわたしにはなんだか苦しそうに見えた気がする。

ぼんやりと彼を見るだけのわたしに、その男はなにか言ったのだけど、起き抜けの頭では日本語ではないその言葉を理解することができなかった。と、偉そうなことを言ったけど、はっきりした頭でも理解できた気はしない…。

『日本人か?』

わたしが言葉がわからないことを悟った彼が、ベッドのそばの椅子に腰かけゆっくりと単語を口にする。ここで初めて、しゃべっている言葉が英語だとわかった。それと同時に、この人は厳しい顔をしているけど、優しい人なんだと思った。こんな得体もしれない外国人を相手に、言葉を選んでくれるのだから。

こくりと頷いたわたしに、彼はしばらく眉根を寄せてふうとため息をついた。
ここはどこなのか、とかなんでここにいるのか、とかあなたは誰なのか、とかとにかくたくさん聞きたいことはあるのだけど、どうしていいのかわからず下を向く。そもそもわたしはここで目を覚ます前はなにをしていたんだっけ?困ったことにそれも思い出せない。

ぎし、と音がして顔を上げると、男が椅子から立ち上がったところだった。どこかに行ってしまうと思ったら急にひどく心細くなって「あ…」と発したわたしを見下ろして、彼は困ったような表情を浮かべる。

『待っていろ』

いくぶん柔らかくなった気のする声は、多分そんなことを言ったのだろう。頭に置かれた手の感触に、なぜだか泣きたくなった始まりの日だった。


2024/01/22(Mon)

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