やさしすぎる涙の温度とともに

「別れてくれ。このままじゃ俺はお前を幸せにできそうにないから」

そう言いながらも、私を強く引き寄せ抱きしめてくれる腕の中はこんなにも温かい。


「嘘だよ」
「いいや、これは本心だ」



まるで暗示をかけるように呟く貴方は、綺麗に一筋涙を流した。



2017/05/27
《その場で頂いたお題でお話を書くキャスより》