君色に唆される

「私には居場所がないの」

そう零すとジンは私を抱き上げ、彼の愛車の助手席に降ろした。


「どこに行くの?」
「さァな」
「ジンの近くに居られる所?」


「そうかもなァ…そこで俺色に染まっちまえばいいんじゃねェか?俺に似合うくらいの真っ黒にな」



2017/05/27
《その場で頂いたお題でお話を書くキャスより》