君の罠に嵌る

「スコッチの髭、ちくちくするけど何かすき」

俺の膝の上に跨り、髭を撫でる彼女が言う。
こんな近い距離で君に触れられていると考えるだけで俺の心臓はバクバクなんだけど、君は何とも思っていないんだろうか。


「俺以外にこういうことしちゃだめだぞ?悪い奴は君を食べちゃうからな」


そう言った俺に、彼女はふっ、と悪戯な笑みを浮かべた。



2017/06/24